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周南市 東郭の世界
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こんにちわ!

周南市の万葉の森蓮池から「かわせみだより」を発信しています。

いま、此処の蓮池には、カワセミの♂と♀がいます。

普段は、一羽しか見ないのですが、この時期夫婦になるようです。

毎日、やって来るカワセミファンの方に聞いたのです。

この前、カワセミが出てくる古代の日本・中国・ギリシャの詩文一部を紹介しましたが、

今回、そのギリシャ神話から仲の良い夫婦がカワセミに変身する物語を紹介します。

作者は、ラテン詩人オウィディウス(紀元前43320 - 紀元後17年又は18年)ですが、

そのオウィディウスによるとアルキュオネーとケーユクスは大変仲の良い夫婦・・・と述べ

てあり、下載の物語人名のカタカナ表記が若干異なっていますが、あらすじは同じです。

                            《2018.3.17 周南市 東郭》


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万葉の森蓮池のカワセミ♂




ギリシャ神話「ケユクスとハルキュオネの物語」

 
ギリシアのテッサリアに,暁の明星の息子で,ケユクスという名の王がいた。

風の神アイオロスの娘,ハルキュオネを妻とし,相思相愛の二人は誰が見ても幸福そのもの

オシドリ夫婦である。


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万葉の森蓮池のカワセミ♂


しかし,ある時ケユクスの身辺で次々と奇怪な出来事が起こり,王はアポロンの神託を伺う

べく海を渡る長い旅に出る決心をする。風神の父を通して風の恐ろしさを人一倍知る妻は,


必死で夫を思い止まらせようとするが,ケユクスの決意は固い。 「必ず無事で帰る」という

ケユクスの言葉を信じて,涙ながらに夫を送り出したハルキュオネに出来ることは,夫の無

事帰還を日々神々に祈るのみ。




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万葉の森蓮池のカワセミ♀

一方,ケユクスの船旅は,前半は順風満帆。しかし大洋に差し掛かると,天候は次第に荒れ

始め,ついには荒れ狂う暴風雨と大波の中で船は難破して砕け散る。助命を求める神々への

祈りも今は虚しく,「もはやこれまで」と死を覚悟したケユクスに出来ることは只一つ:


「波が自分の遺体を妻の元に運び,彼女の手で懇ろに弔ってもらえるように」という願い

み。 


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万葉の森蓮池のカワセミ♀

この悲劇の後,夢枕に立った夫の姿を通して,その死を知らされたハルキュオネは,最愛の

人を最後に見送った海辺へと向かう。そこで目に飛び込んで来たのは,海の彼方の波間に浮

かぶ人体らしき漂流物。それは,波に運ばれて次第に近づいてくる。間違いはない,水死体

だ。何処の誰とも分からぬが,海難で命を落とした人に違いない。他人事とは思えず,胸を 

痛めるハルキュオネ。その彼女の元に遺骸は徐々に徐々に近づく。目を凝らして良く見れ

ば,その亡骸は誰であろう。紛う方ない最愛の夫,ケユクスである。




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万葉の森蓮池のカワセミ♀

その瞬間,世にも不思議なことに,ハルキュオネは小さな鳥に変身して,高い防波堤の上に

飛び移り,そこから物悲しい声で鳴きながら,夫の遺体を目指して海面すれすれに矢のよう


に速く飛んで行く。そして夫の遺 骸を翼でかき抱き,嘴で虚しい接吻を繰り返す。それに応

えて,これまた 不思議なことに,死んだはずのケユクスも妻と同じ鳥になって生き返る。

 二人は神々の憐れみによってカワセミに変身したのである。この二人は鳥になっても,その

愛は変わらず,今も毎年波の上の浮き巣で雛をかえすが,この間,海は荒れず安全に航海で

きる,と言われている。風の神アイオロスが孫たちのために風を制して,海を静かにしてお

くからである。《出典:松山大学論集カワセミについて(桝田隆宏)》





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万葉の森蓮池のカワセミ♀

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