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「FRAGILE」/YES

私と”プログレのイエス”との出会いはこのアルバムです。
90125イエスを知って間もなく、プログレがどんな音楽なのか知らなかった頃、
ふと、レンタルレコード店で手にとってみた1枚。
70年代の洋楽アルバムは、曲名にもわりとよく邦題が付けられていました。
その曲名から一体どんな曲なのだろうとイメージしてみたものです。
そのアートワークとレコード帯の「こわれもの」のタイトル、そして
−♪燃える朝焼け♪−の曲名がもの凄く気になってしまい、衝動的にレンタルしました。
その日から私とイエスの長〜いお付き合いが始まるわけであります。
始めて耳にした♪ラウンドアバウト♪のイントロは忘れることのできない感動的なものでした。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/95/0b/h18h22/folder/374551/img_374551_2398743_23?1226675442  

1972年リリース、4作目に当る「FRAGILE」です。

ロジャー・ディーンのアートワークは本作から始まりました。イエス黄金期の到来です。
多くのイエスファンがノスタルジーを抱くのはおそらく
71年から77年頃のサウンドなのではないでしょうか。
つまり「イエス・アルバム」から「究極」までの期間です。
この「こわれもの」はイエスの絶頂期に当る時期のもので、
本作と次の「危機」はイエス史上のみならずロック史上においても最高傑作の呼び声高い
名盤中の名盤であるというのが一般的です。もちろん異論はありません。
(ちなみに私が最も愛しているのは「究極」なのですよ)

イエスの音楽を表現するのはなかなか難しいのですが、
そのサウンドの構築美なり世界観は独特のイエスワールドであり、
さらに各メンバーの個性がぶつかり合って、高い緊張感とエネルギーに満ちていました。
とりわけ、恐ろしいまでの緊張感を保っていたのが「危機」であり「こわれもの」であったわけです。

大仰で曲が長い、曲の展開が複雑で難解、もの凄く高度な演奏技術
これらの要素はプログレに大抵は当てはまる要素なのですが、
イエスも例外ではなく、とくにインスト部における緻密でありながらスリリングな演奏には
凄味を感じますね。
ひと際存在感を放っているのがCスクワイアのベース・プレイ。音がデカイ!
さながら”リード・ベース”ともいえるプレイスタイルですね。
Bブラッフォードのドラムもこれに追随します。
一方、Sハウのギターは繊細でクラシカル。とても職人的なプレイです。
イエスの叙情性は、このギターサウンドと、
崇高なJアンダーソンのヴォーカルを通じて放射されているように思います。
そして、本作の鍵を握っているのは、実はRウェイクマンのキーボードワークだと思います。
思いっきりクラシカルで格調高いそのプレイこそが、クラシック・イエスの重要な要素であり、
Rウェイクマンあってこその「危機」であり「こわれもの」なわけです。

本作には、イエスにおいて特に重要な曲、♪ラウンドアバウトと♪燃える朝焼け
が収録されています(もちろん、ムード・フォー・ア・デイも)。
そういう意味でも名盤といえるのですが、実はこの「こわれもの」は比較的曲が短くて
(そうはいっても10分前後の曲が3曲ありますが)それほど難解ではなく、
曲の輪郭がはっきりしているので、わかりやすい方だと思います。
プログレのイエスを初めて聴くなら、このアルバムがおススメですね。

 曲目には邦題も紹介しますよ。

01 ROUNDABOUT【ラウンドアバウト】 
02 CANS AND BRAHMS【キャンズ・アンド・ブラームス】
03 WE HAVE HEAVEN【天国への架け橋】
04 SOUTH SIDE OF THE SKY 【南の空】
05 FIVE PER CENT FOR NOTHING 【無益の5%】
06 LONG DISTANCE RUNAROUND【遥かなる想い出】
07 THE FISH (SHINDLERIA PRAEMATURUS)【ザ・フィッシュ】
08 MOOD FOR A DAY【ムード・フォー・ア・デイ】
09 HEART OF THE SUNRISE【燃える朝焼け】

私のお気に入りランク
 1位−HEART OF THE SUNRISE【燃える朝焼け】
 2位−MOOD FOR A DAY【ムード・フォー・ア・デイ】
 3位−ROUNDABOUT【ラウンドアバウト】

09は壮大なクラシック・ロックの名曲ですよ。
テーマにおけるベースとギターのユニゾンプレイは鬼気迫るものがあります。
昔この曲を必死に練習しましたわ(私何を隠そうなんとベーシストなのです)。
この曲は♪21世紀の精神異常者♪から影響を受けたとメンバーが語っております。興味深い話ですね。
08はSハウの紡ぐスパニッシュ・ギターの美しい調べ。09の序曲の役割も果たしていると思います。
01におけるアコギのイントロが印象深いですね。そして力強く躍動するロック。
Cスクワイアのさしづめリードベースのようなサウンドはドライブ感満ちております。

JON ANDERSON−Vocal
STEVE HOWE−Guitar
CHRIS SQUIRE−Bass
BILL BRUFORD−Drums
RICK WAKEMAN−Keyboard
Produced by YES and EDDY OFFORD

余談ですが、アメリカのプログレバンド、グラスハマーが最新作で
♪SOUTH SIDE OF THE SKY 【南の空】をカバーしております。
こちらは女性ヴォーカルによる何とも深遠な美しさで、原曲とはかなり異なる質感ですが、
かなり素晴らしい出来となっておりますので、是非聴いてみてはいかが。
このアルバムにはJアンダーソンもゲスト参加しておりますよ。

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閉じる コメント(20)

ニコニコしょーじさん、おはようございます!
プログレ・イエスのアルバムの中で一番「イエスって、こういうバンドです」と表現されているのが本作だと思います。
自分も初めて本作を聴いた時は、ガット・ギターがこれほどロックに溶け込むのかぁ!と、スティーヴ・ハウのギターに感動しました。
それとクリス・スクワイアのブリブリうねるようなベース、リック・ウエイクマンの人間が奏でているとは信じがたい速弾きキーボード、ビル・ブラッフォードのジャズスタイルで歯切れの良いスネアドラムサウンド、ジョン・アンダーソンの楽器のような美しい透明感のある声と・・・語りだすと長くなって恐縮ですが(汗)とにかく良いアルバムです!
でも、ちなみに俺も最も好きなアルバムは「究極」で(^_^;ゞ もっと言うと「悟りの境地(Awaken)」が最高の曲です!

2008/11/16(日) 午前 6:58 [ Wh♂se ] 返信する

このアルバムは、サウンドとジャケットがすばらしいですよね。内容は何となくバラバラ感があるんですけど、それはタイトルを表していて、そこがまたいいんです。ビルのタイトで手数の多いドラミングは素晴しいですよね。

2008/11/16(日) 午前 7:48 SGT 返信する

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文句なしの名盤。リレイヤーと並んでイエスでは
良く聴くアルバムです。無敵の一枚

2008/11/16(日) 午前 9:47 [ GO ] 返信する

>wh♂seさん、イエスお好きなのですね!素晴らしい!
「究極」が好きだなんてうれしい限りですよ。

2008/11/16(日) 午前 9:57 ニコニコしょーじ 返信する

SGTさん、Rディーンのアートワークはイエスの音楽を象徴していると思いますよ。なるほど、「こわれもの」をそういう視点で考えたことはなかったですね。”散漫な印象を受ける”といわれることもあるようですしね。TBありがとうございます。

2008/11/16(日) 午前 10:01 ニコニコしょーじ 返信する

>GOさん、「リレイヤー」もまた名盤ですよね、「危機」のカウンター的なアルバムだといえるのではないでしょうか。

2008/11/16(日) 午前 10:04 ニコニコしょーじ 返信する

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こんにちわ〜
我がYESのアルバムですよね、、だいぶYESについては自分とこでもUPしております。。
このアルバムはあとの3部作よりは落ちますがなかなかいいアルバムだと思っております。。

2008/11/16(日) 午後 4:45 オデオン 返信する

>オデオンさん、こんばんわ。
「こわれもの」は、「危機」への布石という意味でも重要な一枚なのだと思いますよ。

2008/11/16(日) 午後 10:44 ニコニコしょーじ 返信する

プログレはほとんど聴かないんですが、このアルバムは聴きました。
仰るように短い曲が多いので結構気に入っています。
正直、長い曲はイマイチ苦手でして、それもあってプログレはあんまり聴かないんです^^;

2008/12/30(火) 午後 6:45 りぼ 返信する

>リボルバーさん、プログレというだけで敬遠させるリスナーって多いと思いますが、プログレでも短い曲はたくさんありますし、最近はプログレという言葉そのものがあまり意味を成さないほど多様化してきているので、結局自分の耳で確かめるのが一番と思いますよ。

2008/12/30(火) 午後 11:45 ニコニコしょーじ 返信する

これは、YESファンとしては絶対に外せない一枚です
「ラウンドアバウト」「燃える朝焼け」はホント最高です

わたしもTBさせてください♪

2009/3/10(火) 午後 0:58 [ けいヲタ ] 返信する

>プログレさん、「こわれもの」これを聴かないイエスファンはいませんね。
TBありがとうございました。

2009/3/10(火) 午後 7:16 ニコニコしょーじ 返信する

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去年の11月ってまだ、こちら来る前でしたっけ? コメしてないですね。私は「Yessongs」ヴァージョンでこのアルバムの曲を半分くらい先に聴いてしまったクチです。スタジオ・ヴァージョンの方が緊張感があって好きです。TBありがとうございました。お返しさせて下さい。

2009/5/19(火) 午前 7:20 BBコシ 返信する

>コシさん、そうですね。コシさんのところへお伺いしたのは今年の初めでしたので。なるほど「イエスソングス」の超絶な演奏は圧巻ですが、スタジオ盤でも緊張感の高い演奏であると私も思います。スタジオ盤のほうが音がクリアで曲の輪郭がハッキリとしていて私も好きですね。サウンドのレトロ感もライブ盤では味わえません。スタジオ盤のモノです♪。TBありがとうございます。

2009/5/19(火) 午後 0:13 ニコニコしょーじ 返信する

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先ほどは私のブログにTBありがとうございました。
この記事、じっくりと読ませていただきました。
(『究極』が一番お好きなのですね?何を隠そう、私もその一人です。)
このアルバムを初めて聴いた時、まず「ラウンドアバウト」がキャッチーでカッコよく、もう毎日聴きましたよ。
仰られるとおり、「燃える朝焼け」は緊張感と叙情性が共存する名曲ですね。
「遥かなる思い出」はバンドで演奏したことがあります。
メンバーのフィーチャーした曲も魅力的です。
しょーじさんはベーシストなんですね?
私はギターですが、クリスのベースならベーシストやってみたいですね。
「ラウンドアバウト」と「ムード・フォー・ア・デイ」は高校時代に必死で聴いて全曲ギターを耳コピーしました。「ムード・フォー・ア・デイ」を教室で弾いて喝采を浴びることができました(懐かしいなぁ〜)。
イエスのコピーバンド、やってみたいのですが、近くに嗜好が合うメンバーがいなくて、未だに実現していません。

2009/8/6(木) 午前 1:25 [ スコみは ] 返信する

スコみはさん、こちらこそファン登録ならびにコメ&TBまで、ありがとうございました。私も無類のイエス好きなもので、プログレの世界へ誘ってくれたバンドです。きっかけはこの「こわれもの」。ラウンドアバウトに度肝を抜かれ、燃える朝焼けでぶっ飛びました^^;。私はベースですが、まさしくクリススクワイアに魅了されたのがきっかけですから、イエスなくして今の私はいない!(それは言いすぎ^^)かな。。「ムード・フォー・ア・デイ」弾けるんですね!羨ましい。私はギターは全く弾けませんから。

2009/8/6(木) 午前 6:04 ニコニコしょーじ 返信する

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TBありがとうございました。同じ記事ですが、再TBさせて下さい。

2010/6/8(火) 午前 6:12 BBコシ 返信する

>コシさん、再びTBありがとうございます(^^。

2010/6/8(火) 午前 7:07 ニコニコしょーじ 返信する

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おはようございます。『こわれもの』 良いですよね。邦題もうまくつけたな〜、と思います。最初に聴いたのは友人のお姉さんから借りたLPでした。それを録音したカセットテープはすり切れるほど聴いたものです。
TBお返しいたします。

2010/9/28(火) 午前 6:32 gutch15 返信する

>gutch15さん、こんばんは。この頃の洋楽は邦題も興味のきっかけになるものでした。「こわれもの」というタイトル、とても気になりましたよ。私も最初はレコードを借りてカセットで聴きました。高校生の時(後追いです)初めて聴いたラウンドアバウト衝撃的でした(^^。TBありがとうございました。

2010/9/28(火) 午後 7:24 ニコニコしょーじ 返信する

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