#876〜「I ME MYSELF」 / ANIMA MUNDI (2016)〜
知る人ぞ知る中米キューバの中堅プログレッシヴロック・バンド、アニマ・ムンディ。以前、私はこのバンドを”キューバのフラワー・キングス”と称しましたが、彼らの創り出す独創的な音楽には、そう言わせるだけのインパクトと壮大なファンタジーを感じるのであります。独創的ということにおいては、ロック市場においてはマイナー国と言えるキューバの風土感を有し、決して陽気ではないエキゾチックなイメージ、そしてバンド名が表すように神秘的でスピリチュアルなイメージを感じさせるシンフォニック・サウンドが特色であると思いますが、そんな彼らの5作目「アイ・ミー・マイセルフ」は、これまで同様に分厚く壮麗なシンフォニック・アレンジが施されつつも、全体的にヘヴィ感が強調された作品に仕上がっている印象です。バンドの中心はリーダーでギター奏者のロベルト・ディアス氏と女性キーボード奏者のヴァージニア・ペレイサ。彼ら二人が全ての楽曲のソングライティングおよびプロデュースも担っています。とりわけサウンド面においては重厚かつシンフォニックなキーボード・ワークが要と言ってよいでしょう。期待のオープニングは4つのパートから成る18分の組曲【ザ・チムニー,ザ・ホイール・アンド・ザ・ウォー】。フェード・インによる静かな幕開け、神秘的な雰囲気に包まれたヴォーカル・パートを経てシンフォニックな演奏パートに至る展開は圧巻のスペクタクル、まるで宇宙プログレといった趣の壮大なスケール感を有する当ナンバーは本作のメイン・ナンバーと言えるでしょう。彼らの音楽にはイエス・ルーツが垣間見えるように、現代的なシンフォ・サウンドのなかにも70年代的質感を有するのも特色のひとつですが、例えばヘヴィ&サイケな雰囲気を有する【サムホエア】のように、本作においてはキング・クリムゾン、ピンク・フロイドを感じさせる要素も随所で見られ、従来作品以上にダークな色合いに包まれていることが注目ポイントです。曲の流れや構成は比較的分かり易く、往年のプログレ・ファンを唸らせるのに十分なプログレ展開をみせています。その一方で、ポップで伸びやかな【フラワーズ】やブルース/ジャズ調にスウィングする【クロックワーク・ハート】の存在は侮れません。これらコンパクトな非プログレ曲におけるポップ面も彼らの魅力のひとつとなっています。このように、当ジャンルにおいても決して知名度は高くないアニマ・ムンディですが、その音楽レベルの高さと個性は注目に値するものであります。是非ともプログレ・ファンに一聴オススメしたい1枚です。
組曲【THE CHIMNEY,THE WHEEL AND THE WAR】
- Never Alone -
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>umeさん、こんばんは。今回はマニアックなプログレバンドです。ただ知名度がマニアックなだけでサウンドは70年代の有名プログレ作品にも負けない素晴らしいです。ほぉ〜PPPですか!その雰囲気あるかもしれません。ちなみにPPPの「ピンクワールド」は個人的名盤です(^^。ナイスありがとです☆
2016/10/17(月) 午後 10:42
>Irisさん、そうですね、陽気なラテンなイメージを思い浮かべるところですが、ダークでサイケな浮遊サウンドといった感じでしょうか。難解なようで実は曲構成はけっこう分かり易いです。とてもドラマチックで聴き応えある作品ですよ(^^。
2016/10/17(月) 午後 10:45
初めて聴きます♪ 壮大なスケールを感じさせますね。 キューバは天才的な人が多くでてきますね!JAZZピアニストもすごい人でてくるし、また過去の音楽を大事に演奏してる人もいて、侮れない音楽環境ですね。 冷たい感じしますが、若干ラテンの雰囲気ありますね! 良い物聴かせてくれてありがとうです。
2016/10/17(月) 午後 10:58 [ じゆんふ ]
キューバとプログレはまったく結びつかないですね、プログレってやっぱり寒いところに盛んなイメージがありますね(^_^;)
しかしディープなところまで探求されてますね、スゴイ!音も結構スケール感あってシリアスな感じですね^^
2016/10/17(月) 午後 11:16
これは確かにプログレファンにはたまらない素晴らしい曲だと思います。
非プログレ曲のポップな曲というのも気になります。
2016/10/17(月) 午後 11:53 [ ゆういっちゃん ]
しょーじさんに『キューバのフラワー・キングス』と言わしめるだけあって圧巻のパフォーマンスですね
2016/10/18(火) 午前 6:12
キューバのバンドとは、今まで耳にする機会がなかったのでとても新鮮でした。
ご紹介の曲は、物語のように曲の構成が練られていてまさにプログレの醍醐味ですね!
2016/10/18(火) 午前 6:43
>じゆんふさん、私はジャズのジャンルは疎いのですが、そちらの方では有名ミュージシャンが輩出されているのですね。ロックでは当バンドしか知らない状況ですが、音楽レベルはものすごく高い国なのかもしれませんね(^^。ナイスありがとです☆
2016/10/18(火) 午前 7:07
>PIGBAGさん、この辺はマニアでなければ辿り着かない域のバンドだと思います。キューバとプログレはたしかにイメージ的には結びつきません。でもかなりユニークなサウンドに期待するところで、実際エキゾチックやラテンな雰囲気はこのバンドならではといったところです(^^。
2016/10/18(火) 午前 7:10
>ゆういっちゃんさん、往年の70年代プログレファンにもアピールできる作品だと思います。ポップ側の曲も紹介したかったのですが、youtubeに公開されていないので断念しちゃいました・・(^^。ナイスありがとです☆
2016/10/18(火) 午前 7:12
ANIMA MUNDIって名前きいたような・・・・サウンドすごいですね。(^^
2016/10/18(火) 午前 7:13
>KTさん、キューバのフラキンとは個人的な最大級の賛辞です。現代プログレでも、なかなかこれだけ個性的で素晴らしいバンドはお目にかかれません(^^。
2016/10/18(火) 午前 7:14
>yuukiさん、キューバはロック市場ではマイナー国と思いますが、このような凄いバンドが存在しているわけですから、ほんと世界は広いです。紹介曲ですが、物語のように曲の構成が練られているとは、まさにそのとおりだと思います(^^。
2016/10/18(火) 午前 7:16
>SGTさん、アニマ・ムンディ、当ブログ紹介3作目になります。紹介曲は圧巻のプログレ大作、すごいサウンドですよね(^^。
2016/10/18(火) 午前 7:18
前にいくつかアルバムを見た記憶がありますが、こちらのアルバムもまた違った感じでの幻想的なジャケですね。
南米方面も意外と侮れないバンドが多いんですよね〜( ̄  ̄)
2016/10/18(火) 午前 8:19
こんにちは('∀`)
キューバのフラキン!そう言われるだけあって
美しい曲展開を奏でますね〜♪The Way以来、聴いてないけど
この新作も良さそう♪♪
2016/10/18(火) 午前 10:25
こんばんは〜✩
キューバっぽくない雰囲気の曲ですね〜
そもそもキューバのイメージってサルサとかルンバって
決めつけてたんでちょっと意外でした(^_^;)
でもすごくドラマチックで美しい音ですね(^^♪
2016/10/18(火) 午後 9:29
>こばっちさん、そうですね、当ブログでは紹介3作目となります。ジャケもサウンドも過去作にくらべてややダークな印象がある感じですが、幻想的というのも当てはまりますね。南米プログレはほぼ未開拓なのですが、開拓して見る価値は十分にありそうですね。ただ予算と冒険心があればですが・・(^^。
2016/10/18(火) 午後 10:29
>JOEYROCKさん、こんばんは。キューバのフラキンというイメージ、分かって頂けますか!3作目「ザ・ウェイ」がこのバンドを知るきっかけになりました。その時に頭に浮かんだのがキューバのフラキン!でした。この新作も期待を裏切らない素晴らしい作品ですよ(^^。ナイスありがとです☆
2016/10/18(火) 午後 10:32
>プチマリーさん、こんばんは。私もキューバには南国風情の陽気なイメージを思い浮かべますので、このサウンドは意外というか驚きです。そもそもこれだけ本格的なプログレバンドが登場すること自体が驚きですよ。とてもドラマチックでプログレ然としているサウンドだと思います(^^。ナイスありがとです☆
2016/10/18(火) 午後 10:36