#887〜「CHAMELEON」 / MAGENTA (2011)〜
女性ヴォーカル擁する英国きっての叙情シンフォ/プログレッシヴロック・バンド、マジェンタ。現代プログレシーンにおいて彼らは叙情シンフォの代名詞ともいえる存在であり、その深淵でドラマティックな音楽性はすべての叙情ファンを虜にしていると言っても過言ではありません。そんな彼らのオリジナル5作目「カメレオン」はちょっとした異色作。変化の象徴である動物の名が冠された本作は、如実に本作の変化を表していると言えるでしょう。本作は、大作志向が貫かれた前作「メタモルフォシス」とは打って変わるコンパクト志向。10分超えの長尺曲はなく、4分台のシングル向けといえそうなキャッチーなメロディを擁す楽曲を中心に全9曲からなる構成で、普通のロック・ファンでも聴き易い内容と言えるでしょう。もちろん従来のシンフォニックなアレンジ、彼らならではのドラマティックなプログレ展開もあり、メロディアスな王道シンフォ路線に一点の曇りはありません。ロブ・リードの流麗なキーボード・ワーク、クリス・フライの泣きと叙情を湛えたギター・ソロ、そしてクリスティーナ・ブースのエモーショナルなヴォーカル。例えば個人的にイチオシ曲である【ゲルニカ】のようにイエス風なパートが随所で顔を覗かせるところも含め、サウンドはいつもどおりのマジェンタであります。このイエス風というのがポイントで、とくにギターにおいてスティーヴ・ハウ或いはスティーヴ・ハケットを思わせるフレーズを見つけ出すのも嬉しい楽しみのひとつと思います。楽曲をいくつか紹介すると、静かな雰囲気の中、おおらかな曲想で聴かせる【ブック・オブ・ドリームス】はマジェンタならではの叙情ゆったりシンフォ・ナンバー。アコースティック・ギターによるインスト小曲【リフレクション】を挟み、個人的に本作のクライマックスであると思っている【ロウ】へ至る展開はなかなか白眉。オルタナ風味を醸し出すハードなギターと憂いあるメロディが印象的であります。前述の【ゲルニカ】は本作のなかでは特にプログレ質感有する、見事な構成美を成す叙情メロディアス・ナンバーです。そしてラスト・ナンバーは、牧歌的な雰囲気のゆったりバラード【レッド】。ドラマのエンディングのような展開は、そうだと分かっていても良いものです。アルバムを通して聴くと、ゆったりした曲想が大半を占めているので、比較的大人しい作品という印象は拭えませんが、曲が分かり易く、彼らの魅力であるメロディアス・シンフォなサウンドも揺るぎない本作は、これから彼らの音楽を聴いてみたいと思う方への入門としてはオススメの作品だと思います。
- Never Alone -
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すごくストリングスが幻想的ですね。サウンドも豊かで広がりがあって素敵です。
2017/2/7(火) 午前 4:11
ストリングの音色が壮大な世界観を創り出していますね!
でも、プログレらしい楽曲構成も垣間見えて色々な視点から楽しめる感じです。
ヴォーカルの女性の方、歌が上手いですね!
2017/2/7(火) 午前 6:18
名作 『セブン』 の叙情性とエッジの効いた 『メタモルフォシス』の要素をバランス良く取り込んだ深みのあるサウンドに仕上がっていますね。ただ、ジャケット・デザインが前作の衝撃的(?)なビジュアルに続いてかなり怪しげなデザインになっているのが気になるところではあります・・・^^;)
2017/2/7(火) 午前 8:12
美声女性ボーカル・プログレ・バンドの代名詞と言っても過言じゃないですよね☆
ロブ・リードの多才ぶりも、バンドだけでなくソロ作からもうかがえますし。(  ̄▽ ̄)
2017/2/7(火) 午前 9:21
イントロを聴いて、なかなか繊細な・・・と思っているところに
素晴らしいヴォーカルが!
これまた存在感のあるヴォーカルですね。
女性ヴォーカルでも甘さを抑えて大人の雰囲気!
2017/2/7(火) 午前 11:57
>SGTさん、そうですね、広がりある豊かなサウンド、マジェンタの音楽にはそのような印象もあると思います(^^。
2017/2/7(火) 午後 9:23
>yuukiさん、サウンドの素晴らしさに加え、ヴォーカルの上手さというのもこのバンドの魅力なのです。女性ヴォーカル好きの私にはストライクなバンドです(^^。
2017/2/7(火) 午後 9:25
>KTさん、本作はマジェンタ作品のなかでも特にプログレ色が薄い作品だと思いますが、プログレ云々抜きにして素晴らしい作品だと思っています。サウンドはマジェンタそのものですし、クリスティーナのヴォーカルも素晴らしいですよね。ジャケは・・少々残念でありますが(^^。
2017/2/7(火) 午後 9:28
>こばっちさん、女性ヴォーカルのプログレバンドとしては、マジェンタが個人的には1番です。でも何故か各メンバーのソロ作は未聴なんですよ(^^。
2017/2/7(火) 午後 9:30
>Irisさん、そうですね、大人の雰囲気です。しっとり系でありながら力強さもあるヴォーカルが素晴らしいです。プログレ抜きにしても女性ヴォーカル作品として素晴らしい作品だと思います(^^。
2017/2/7(火) 午後 9:33
マジェンタのこの作品はあまり知らないのですが、今までとは違う作風ですがあいかわらずクリスティーナ嬢のヴォーカルはいつ聴いてもすばらしいですね。
【GUERNICA】が気に入りました。
2017/2/7(火) 午後 10:06 [ kyu*i*95* ]
>kyuさん、プログレ色の薄い本作は、マジェンタ的には異色作と言えるかもしれません。でもあいかわらずクリスティーナのヴォーカルは素晴らしいです。ゲルニカはなかなかの名曲でしょう(^^。
2017/2/7(火) 午後 10:26
ちょっと話はそれて申し訳ないのですが。。。
この件は以前ニコニコしょーじさんにしたかもわからないのですが、前回のライブでクリスティーナ嬢に彼女の本職について聞いてみたんですよ。
そしたら彼女がNHS(NATIONAL HEALTH SERVICE)(日本で言う国立病院関係ですかね。)で働いているといっておりました。
2017/2/8(水) 午前 0:23 [ kyu*i*95* ]
しょーじさん、こんばんは。
やはりヴォーカルの存在感は相当なものですね。
この歌声には一気に引き込まれてしまう魅力がありますね。
2017/2/8(水) 午後 6:40
>kyuさん、再びどーもです。クリスティーナの本職の件は初耳ですよ。何と病院で働いておられるのですか!ちょっと驚きました。バンドの方が副業というわけですか・・(^^。
2017/2/8(水) 午後 9:58
>じゅんしばさん、こんばんは。お久しぶりですね。はい、クリスティーナのヴォーカルは大変素晴らしいです。私のとっても特に好きなヴォーカリストなんですよ。バラードなんか聴く度にうっとりです(^^。
2017/2/8(水) 午後 10:00
こんにちは
私的にはこのアルバム他のアルバム等と比べると順位が下がるかな
他のアルバムが良すぎるのもあるのですが
クリスティーナ嬢の声が聞けるのでそれだけで嬉しいのですが..
そろそろ新作も聞きたい気がします。(^^)
2017/2/9(木) 午後 0:11
>ストレンジさん、こんばんは。プログレ色が薄い作品ということもあり、プログレを求めるには物足りない作品ということでしょう。その反面で聴き易いのがポイント高いです(^^。
2017/2/9(木) 午後 10:20
「叙情シンフォの代名詞」
そのとおりですね〜
シンフォニーそのものと言ってもいいくらい♪
2017/2/12(日) 午前 9:35
>ちゃーりーさん、叙情シンフォといえばマジェンタが真っ先に思い浮かぶのであります(^^。ナイスありがとです☆
2017/2/13(月) 午後 8:37