#891〜「OCTAVARIUM」 / DREAM THEATER (2005)〜
名実ともにプログレッシヴ・メタルのジャンルにおいて今もなお頂点に君臨しているアメリカのドリーム・シアター。彼らをよく知らない人にしてみれば、とにかく超絶テクニックを駆使した複雑展開のメタル作品を発表しつづけているバンド・・というイメージがあるようですが、実は作品ごとに異なるアプローチを示してきたバンドだと思います。もちろん超絶テクニックを駆使した複雑展開というのは彼らの得意分野ですから、あながち間違いとも言い切れませんが、それは彼らの音楽が有するひとつの側面に過ぎません。彼らの8作目「オクタヴァリウム」は、ドリーム・シアターというバンドを知るには打って付けの作品であると思います。なぜなら本作は、得意のヘヴィ&テクニカル路線と、ポップ&キャッチー路線、そして24分に及ぶ超大作ナンバーを擁す等、実にヴァラエティに富んだ作品であり、なおかつバンドのあらゆる側面を示した彼らの魅力溢れる作品に仕上がっているからです。先ずはバンド史上最もヘヴィ&ダークな色合いで重厚な作品となった前作「トレイン・オブ・ソート」の流れを受け継ぐ【ザ・ルート・オブ・オール・イーヴル】。重厚ながらも切れ味鋭いスリリングな演奏で聴く者を圧倒する当ナンバーは、これぞドリーム・シアターたる凄みを魅せつけます。この曲に続く【ジ・アンサー・ライズ・ウィズイン】は一転、静かなバラード。これは聴き手の予想を裏切る展開と言えますが、純粋なバラード曲自体このバンドには珍しいだけに、本作のポイントが楽曲の幅広さとメロディであるということにおいて、これ以上のインパクトはありません。そしてポップ&キャッチーな【アイ・ウォーク・ビサイド・ユー】は名作「イメージ・アンド・ワーズ」を想起させる好ナンバーであります。この頃、ヴォーカルの表現力が一本調子だとも言われていたジェームズ・ラブリエですが、全然そんなことはありません。力強い彼のヴォーカルあってこそのドリーム・シアターなのであります。そして彼らの専売特許である超絶技巧な演奏にもはや驚くことはありませんが、依然として高いレベルにある緻密なアンサンブルは聴き手の期待に応えるものであります。聴き易さとは別の意味で簡単な曲などひとつもなく、聴き手にも集中力を要求する細部まで練られた曲構成、高度な演奏によるスリリングな展開こそがドリーム・シアターの創り出す音楽の真骨頂と言えるでしょう。本作のクライマックスは5つのパートからなる壮大なタイトル曲であります。ピンク・フロイドを彷彿とさせる幻想的な導入部からジェネシス風の叙情ヴォーカル・パートを経て、シャープなキーボード・ソロを挟みハードな演奏パートへ移行。最後はストリングスも入って映画音楽の如くドラマティックな終焉へ至る圧巻の展開であります。本作はヴァラエティに富んだ作品と先に述べたとおり、アルバムの最初から最後まで聴き処が豊富でメリハリある楽曲の流れも良く、ドリムシ作品としてメロディの良さも光る秀逸な1枚です。
曲は【THE ROOT OF ALL EVIL】。
曲は【I WALK BESIDE YOU】。
- Never Alone -
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>オデオンさん、そうですね、全体通してすごく良いと思いますが、やはり後半の流れにはゾクゾクしますよね(^^。
2017/2/25(土) 午前 8:10
>BBmichaelさん、気になるバンドですか、どこから入るのかは難しいところですけど、やはりイメージ&ワーズが良いと思います。
次に一歩進んでアウェイクですかね。是非アルバムにチャレンジしてみてください(^^。ナイスありがとです☆
2017/2/25(土) 午前 8:13
>umeさん、おはようございます。umeさんの好みだとバラードが入った作品が良いですよね。ドリムシのバラードはかなり少ないですが、それでもそこそこ良い曲はありますよ。そういうところで聴き易いイメージ&ワーズかフォーリング・イントゥ・インフィニティが良いかと思います(^^。ナイスありがとです☆
2017/2/25(土) 午前 8:16
>KTさん、ドリムシの音楽は慣れていないとアルバム1枚を集中して聴き通すのは大変と思いますが、それだけ密度の濃い音楽なわけです。素晴らしいというよりスゴイ!です(^^。
2017/2/25(土) 午前 8:18
『I WALK BESIDE YOU』いいですね☆
一瞬シルヴァンを思わせるようでもありましたが、このくらいの感じだとワタクシにはベストでございます☆(  ̄▽ ̄)
2017/2/25(土) 午前 9:26
>こばっちさん、この曲くらいの聴き易さが丁度イイですよね。難しいなかにも、こういう曲があるのが個人的には嬉しいです(^^。
2017/2/25(土) 午後 0:13
彼らのアルバムの中では聴きやすくなりましたが、それがむしろ良かったのかもしれません。
さすがにここまで体現してくれればもはや脱帽ですね。
2017/2/25(土) 午後 0:55
僕はドリムシは聴かないのですが、彼の凄さは分かっているつもりです。
毎回、リスナーの期待に応える上質な作品を輩出し続けていますよね!
僕の中ではプログレ・メタルといえば、真っ先に彼らのことを連想します!
2017/2/25(土) 午後 8:00
>TOBIAS(TOBY)さん、様々なタイプの曲が収録された本作には、このアルバムがリリースされた時点での集大成的作品のような印象を感じました(^^。いつもナイスありがとです☆
2017/2/25(土) 午後 9:33
>yuukiさん、プログレメタルといえばドリムシの代名詞ですね。このジャンルにおいて今なお彼らを越えるバンドは登場していません。スタジオもライブもとにかく凄いバンドです(^^。
2017/2/25(土) 午後 9:35
前作の反動から、非常にメロディが押し出された作品であったと思います。個人的には表題曲が、好きなんですよね。ドリムシがジェネシスやフロイド的な音を出すとは…新鮮で好きなんです。
すいません。TBさせてもらいます。
2017/2/26(日) 午前 11:41 [ まいるど ]
>まいるどさん、ヴァラエティに富んだ本作にあって、やはり最大のヤマ場はタイトル曲だと思います。これまでのドリムシにはあまりなかった叙情美がポイントですよね(^^。TBありがとです☆
2017/2/26(日) 午後 7:24
彼らのサウンドって迫力ありますし、演奏がすごいですよね。私はこのアルバム聴いたことなかったんですけど、やはりすごいです〜。(^^
2017/2/27(月) 午前 4:13
遅くにすみませ〜ん!(^^ゞちょっとバタバタしておりました。
このアルバム、Youtubeにやたらとお薦めされます。
私の趣味が広がった証拠でしょうか。
相変わらずドラマチックですね。
ヘッドフォンで聴くと、綿密に計算されてるな〜と感じます。
ちょっとナマで聴いてみたいですね。
2017/2/27(月) 午後 2:13
しょーじさん、こんにちは♪
ドリムシのこの作品は数ある彼らのアルバムの中で
ベスト5に入るほど大傑作だと思います^^
MUSEのAbsolutionからの影響大、と聞いたので
MUSEも買ったのですが、ホントに影響大ですね(笑)
2017/2/27(月) 午後 5:42
>SGTさん、本当に圧倒されるサウンドですよね。パワフルでテクニカルな演奏は凄いですが、本作ではそればかりではないポップな面や70年代風なパートもあり、すごく楽しめる作品に仕上がっています(^^。
2017/2/27(月) 午後 10:30
>Irisさん、へぇ〜本作をオススメされるんですか!?ちょっとビックリしましたが、十分にアリだと思います。そうですね、壮大でドラマチック。とても聴き応えある作品ですよ(^^。
2017/2/27(月) 午後 10:33
>yukoさん、こんばんは。ベスト5に入るほど大傑作に私も納得です。楽曲も流れも良く、とても充実している作品だと思います。へぇ〜ミューズからの影響ですか!?そのアルバム持っているのですが、そんな情報は知らなかったので、気をつけて聴いてみたいと思います(^^。
2017/2/27(月) 午後 10:38
聴いたら即座に「あ〜っ!!!」とわかる部分が沢山あります^^
ニヤニヤしながら聴けると思いますよ♪
2017/2/28(火) 午後 0:51
>yukoさん、ありがとうございます。確認してみますね(^^。
2017/3/1(水) 午前 6:48