#893〜「NATTDJURSTID」 / KAIPA (1982)〜
70年代北欧プログレッシヴ・ロックを代表するスウェーデンのカイパ。しかし彼らがプログレッシヴ・ロックのバンドであったのは78年発表の3作目「ソロ」までと言えるでしょう。時代は80年代に入り、ロイネ・ストルト脱退後の作品となった4作目「ヘンデル」で聴けるサウンドは、シンセ・ポップ/ニューウェーヴといった当時の流行りを取り入れたであろうスタイルの音楽。それまでのカイパとは様変わりしたサウンドを目の当たりにした当時のファンにとっては衝撃的であったことと思います。このサウンドの変化が彼らにとって成功だったのか失敗だったのかはさておき、個人的にはなかなか面白いサウンドで、カイパ特有のレトロ叙情感とニューウェーヴの質感が入り混じった、なんとも独特のユニークなロック/ポップなサウンドを創り上げました。それをさらに推し進めて叙情感を払拭させたのがここに紹介する5作目「夜行動物の時間」。オリジナル・カイパのラスト作となったアルバムです。創設メンバーはリーダーのハンス・ルンディン(K,Vo)ただ一人となり、音楽もメンバーも、もはやカイパという名の別バンドのような様を呈しています。シンセのイントロに導入されるオープニング・ナンバー【クレイジー】は驚きの疾走型シンセ・ポップ。機械的(打ち込みではない)なリズムといい、隙間の多いアレンジといい、かつてのカイパの面影はほとんど感じられません。かなりラフなサウンドといった印象もあります。2曲目に配されたタイトル曲はミステリアスで冷やかな質感。金属的なギター・サウンドに、フレットレス・ベースのトーンも効いた単調なリフレインがクセになる感じ。ラフでファンキーなギター・ロックといった趣の【ゼパポ】は実にクール。これら実験的なアレンジが随所で施されたニューウェーヴ風サウンドは、中毒性を以って聴き手の耳を離しません。曲を聴いているうちに、本作がカイパの作品であるということが頭から完全に抜けてしまうほど、このサウンドは徹底的にかつてのカイパ・サウンドと決別していると言えるでしょう。しかし、彼らが本当にこのようなシンセポップを目指したのかはかなり疑問です。カイパ作品としては、非プログレ作品である本作は特に重視されるべきものではないと思いますが、プログレのバンドによるニューウェーヴ・ポップ/ロックという視点から見て、なかなか興味深い作品であることは確か。洋楽マニア向けのレアな1枚です。
- Never Alone -
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こんばんわー!
これは、何とも形容し難いですね!
80年代の終わりにポップグループってバンド、知ってます?それを連想してしまいました!
実験的要素が強いんですかね?メロディーで聴かせると云うよりは、サウンドを楽しむ感じなんすかねぇ〜
これは、売れないでしょ?(笑)(^^)
2017/3/11(土) 午後 9:48 [ ume ]
>umeさん、こんばんは。ポップグループってバンドは名前は知っていて曲も少し聴いたことがあります。たしかスカスカな音だな・・と思った記憶がありますが、どうでしょうか?決してポップでもメロディアスでもないですがハマる音かもしれません。セールス不振で行く末は解散へ。この変化は自爆行為だったのではないかと思うほどです(^^。ナイスありがとです☆
2017/3/11(土) 午後 10:24
こんばんわ^^
おもしろいですね(^^♪
演奏する方も大変ですね! かなり癖あるので評価は割れますが。僕自身は好きです。
2017/3/11(土) 午後 10:27 [ じゆんふ ]
>じゆんふさん、はい実はなかなか面白いサウンドなんです。決して好きなサウンドではないですけど、聴きだしたらクセになる感じですね(^^。
2017/3/11(土) 午後 10:33
ギターのフレーズがとてもユニークですね。
このようなリズムや曲調を聴いたのは初めてかもしれないです。
曲の展開の仕方とかもよく練られて作られてると思います!
2017/3/12(日) 午前 6:51
確かににかつてのカイパ・サウンドとはまったく別モノって感じですね
2017/3/12(日) 午前 7:11
70年代のプログレバンドが、80年代に入る頃になると違うスタイルに移行するのは、
時代の流れ的なものがあったのを感じさせますね。
それまでのカイパの音〜というのは別としてですが、『ZEPAPO』のような音は結構好きですよ☆
2017/3/12(日) 午前 9:45
おはようございます('∀`)
何だか曲を聴いてるとカイパのイメージと違う、と思ってしまうけど80年代の主流を取り入れたようなニューウェイヴの音がしますね♪
このアルバムは聴いてないけど、ここで聴いている曲は
プログレのバンドによるニューウェーヴ・ポップ/ロックって言う表現がピッタリな感じです♪
2017/3/12(日) 午前 10:17
え?!・・・なんか今まで聴かせていただいたカイバとずいぶん感じが違いますね。
ジャンルもまったく違うというか・・・
ファンの方は驚いたでしょう
あまりにイメージと違うので、戸惑いまくり!
2017/3/12(日) 午後 4:23
>yuukiさん、そうですね。初めて聴かれる方にはとてもユニークなサウンドなのだと思います。こういう音が80年代にはちょっとしたブームだったんですよ(^^。
2017/3/12(日) 午後 5:01
>KTさん、カイパと言っても・・もはや同名異バンドといっても差し支えないでしょうね(^^。
2017/3/12(日) 午後 5:02
>こばっちさん、仰るとおりで時代の流れでもあったと思います。70年代に活躍したプログレのバンドも多くはポップ化に向かいましたから。本作はプログレのプの字もないような作品ですけど、なかなか興味深いです(^^。
2017/3/12(日) 午後 5:06
>JOEYROCKさん、こんばんは。知らずに聴いていたらカイパの作品だと絶対に気付かないと思います。だけど何だか面白いバンドだな〜と。80年代ニューウェーヴの逸品ではないかと思います(^^。ナイスありがとです。
2017/3/12(日) 午後 5:09
>Irisさん、はいホントにこれまで紹介してきたカイパの作品とは全く雰囲気が違いますよ。サウンドは完全別モノです。ここには叙情性も殆どないですし。でも個人的にはキライではないし、これはこれでなかなか面白いサウンドだと思います(^^。
2017/3/12(日) 午後 5:12
こんにちは
ポップグループ、レコード盤で持っています。(^^;
70年代と違って当時のニューウェイブに感化されたのが良くわかりますよね..
悪い意味ではないです。
他のアーティストもそちらに向かったし
私的にはやはり70年代の叙情性があった頃が好きかな
2017/3/13(月) 午前 11:25
>ストレンジさん、たしかに当時のニューウェイブに感化された音ですよね。全然ファンの知っているカイパのイメージに合いません。まぁこれはこれでなかなか面白い作品とは思いますけど(^^。
2017/3/14(火) 午前 7:06
Laila
といえば当然プログレを想像していましたがこの5作目がニューウェイブですね。
ところで今年ロイネを中心としたKaipaのヨーロッパツアーがあったのですが残念ながらイギリスには来なかったんですよね。(汗)
2017/3/14(火) 午前 7:31 [ kyu*i*95* ]
>kyuさん、本作ではカイパが叙情プログレのバンドであったことがウソと思えるような、ニューウェーヴのバンドと化しています。ファンとしてはかなり衝撃的。ロイネのカイパ・ダ・カーポですね。ヨーロッパツアーなのにイギリスを回らないなんて・・残念すぎますね。
2017/3/14(火) 午後 10:51
私が知っているカイパは初期のものなので、このサウンドに驚いてしまいました。雰囲気変わったんですね・・・・(^^;
2017/3/15(水) 午前 7:10
>SGTさん、はい驚きの変貌です。知らなければ全然カイパだとは思えないサウンドだと思います。でもこれはこれでハマる音だったりします(^^。
2017/3/16(木) 午後 11:14