#896〜「AT THE EDGE OF THE WORLD」 / ASTURIAS (2016)〜
プログレッシヴロックと称されるジャンルの音楽要素のひとつに大作主義があります。例えばクラシック音楽の如く長尺な曲を中心に構成されたアルバムがそのように呼ばれますが、その最たるものが、アルバム1枚を丸ごと1曲で構成した作品であり、アナログレコードの時代ではA面とB面に各1曲を収録した2部構成の作品がいくつか生まれました。有名な作品としてはマイク・オールドフィールドの「チュブラー・ベルズ」が真っ先に挙げられると思います(もちろん「ハージェスト・リッジ」「オマドーン」も外せません)。これらはいずれもタイトル曲<パート1>と<パート2>で構成された音楽作品であり、その構成美の素晴らしさ、完成度の高さはロックの範疇を越えた芸術性の高い現代クラシック音楽と言っても良いほどです。しかしこれらは一般の大衆ロック・ファンが数回聴いて簡単に理解できるような娯楽音楽ではありません。逆に言えば聴き手を限定させるスタイルの音楽であると言えるでしょう。現代プログレ市場を見渡しても、このようなアルバム1曲主義の作品を発表するアーティストはとても稀ですが、”日本のマイク・オールドフィールド”こと大山曜のソロ・プロジェクトであるアストゥーリアスがこれを貫いています。彼がここで徹底的な拘りを持って創作する音楽は初期マイク・オールドフィールドの世界観を踏襲するものであると思います。本作「極光」はアストゥーリアス名義としては6作目の作品。前作「欠落」のテーマが”心の旅”であったのに対し、本作のテーマは”世界の果て“。そのテーマの欠片となる全10曲で構成された本作は、<パート1>の前半5曲と<パート2>の後半5曲に分割され、それぞれが組曲形式でシームレスに繋がる構成となっています。本作はオール・インストゥルメンタル作品(一部コーラスあり)で、主旋律をキーボード、ギター、ヴァイオリン、オーボエ、クラリネット等、多種多彩な楽器が入れ替わり紡がれる様は万華鏡の如く煌びやかであり、ニューエイジ風、或いはRPG音楽風な趣を随所で感じさせる、瑞々しく透明感に溢れたサウンドが魅力。静寂の中の緊張感と穏やかな癒しのパートを交互に展開しながら、エレアス風ロック色を立たせたパートも要所に盛り込みつつ、ストーリー性ある流れでドラマティックに聴かせます。このタイトル曲<パート1>と<パート2>で構成された作風は、復帰作となった2008年リリースの4作目「樹霊」を起点とします。これに続く「欠落」、そして「極光」へと繋がるこれら3作品は、アートワークも同様のデザインが使用された3部作(現在のところ)となっており、この流れは今後も続く予定であるとのこと。この機に素晴らしきアストゥーリアスの世界に誘われてみては如何でしょうか。
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マイク・オールドフィールドの影響を受けているな〜と感じますが
なんとも細かいところにまで気を配った作品ですね。
アレンジも絶妙だし、こんなに丁寧に作られていることに好感も持ちます。
2017/4/4(火) 午後 9:34
こんばんはー!
日本のMOと言われると、気になる!
私はMOフリークですからね!ん?
なるほど(笑)すげぇー良くわかる!
確かに、MOだわ!
んー!MO(笑)
でも、気のせいか、、日本民謡の香りがするのは、やはり、DNAなのか?
2017/4/4(火) 午後 9:34 [ ume ]
こんばんは('∀`)
アストゥーリアス、最近の活動は記事などで読んでないので
わからなかったけどアルバムも去年出ていたのですね♪
日本のマイク・オールドフィールドと言われるのはわかる気がします♪
今回の曲も美しく聴いていて幻想的なイメージも広がる感じがしました♪♪
2017/4/4(火) 午後 9:39
>Irisさん、はい細部まで繊細につくり込まれた作品だと思います。サウンドは静かなのに緊張感がある。音が呼吸しているって感じですね(^^。ナイスありがとです☆
2017/4/4(火) 午後 9:58
>umeさん、こんばんは。作風的にも音楽スタイルにもMOを思わせるサウンドでありますが、そこに日本の情緒を感じさせる趣があるのが、また良いのであります(^^。ナイスありがとです☆
2017/4/4(火) 午後 10:01
>JOEYROCKさん、こんばんは。はい、私はチェック抜かりないですよ。昨年11月にリリースされました。サウンドは紹介曲が代表するように、幻想的で神秘的で美しいイメージを思い浮かべます(^^。ナイスありがとです☆
2017/4/4(火) 午後 10:06
まさに現代クラシック音楽ですね。。。
2017/4/5(水) 午前 6:40
本編とはあまり関係ない話ですが、「樹霊」、「欠落」、「極光」のジャケがどれも似てますが、
枚数を重ねるにつれ何となく色が減っていってるような気がして、最終的にはジャケが
真っ黒になるのかなぁ〜なんて思ったりしました。(  ̄  ̄)
2017/4/5(水) 午後 4:18
日本のミュージシャンだったのですね〜
キーボードの音色がキレイですね。
演奏時間6分というのはプログレでは短い方なのですか?
2017/4/5(水) 午後 4:27
>KTさん、全くそのとおりですね(^^。
2017/4/5(水) 午後 9:03
>こばっちさん、へぇ〜そうですか!?私は気が付かなかったですが、真黒になることはないかと・・。次作も同系デザインであることは間違いないでしょう(^^。ナイスありがとです☆
2017/4/5(水) 午後 9:05
>yuukiさん、プログレとは音楽性のことなので、演奏時間が6分だから短いという訳ではないと思いますよ。長い曲もあれば3分の曲だってあります(^^。
2017/4/5(水) 午後 9:08