#902〜「THE SIMILITUDE OF A DREAM」 / THE NEAL MORSE BAND (2016)〜
現代プログレッシヴ・ロック界における最重要人物の一人が、シンフォニック職人の異名でも知られるニール・モーズです。叙情シンフォの名において、彼を凌ぐ者は居ないと言えるほど、その叙情感極まりない音楽性には定評があります。スポックス・ビアード脱退後、彼の音楽活動の中心はソロ名義によるものでありましたが、ニール・モーズ史上初のバンド名義による作品となった前作「ザ・グランド・エクスペリメント」は、ソロ名義からバンド名義に変わったことで、サウンドはよりバンド的となり、幾分ストレートでキャッチーなロック・スタイルを打ち出した一方、持ち前のシンフォ/プログレ大作も擁すなど、新機軸と従来路線という2面性で今後の方向性に含みを持たせた作品となりました。いずれにしてもニール・モーズ主導の音楽であることには違いなく、70年代プログレ風味を有するカラーで構築された叙情シンフォニック・サウンド、壮大なドラマティック展開、親しみ易いキャッチーなヴォーカル・メロディは聴き手の期待に100%応えるものであります。そしてバンド名義として2作目となった「ザ・シミリチュード・オブ・ア・ドリーム」は、コンセプト作品にして圧巻の2枚組超大作となりました。バンド名義を明確にした彼らですが、本作は内容的には従来のソロ名義の質感であり、すなわちニール・モーズ得意の大作志向による壮大なシンフォニック/プログレッシヴロック作品に仕上がっていると言えるでしょう。全ての楽曲がシームレスに繋がり、いわばアルバム1枚(作品という意味で)で壮大な組曲を成すような作品であります。テーマフレーズを担うオープニング小曲【ロング・デイ】にして感動的。その余韻を残して引き継がれる【オーヴァーチュア】はアルバム・ダイジェスト的位置付けのスリリングなインスト・ナンバー。ストーリー作品に効果的な手法であり、テクニカルなアンサンブルで聴き手を魅了します。持ち前のキャッチーなメロディによる力強いロック・ナンバー【シティ・オブ・デストラクション】、牧歌的なポップ・ナンバー【ショートカット・トゥ・サルヴェーション】等々、これら楽曲は単曲として表記されているものの、その大半は単曲というよりもパートといった趣が強く、アルバムの流れの中で場面展開に応じた起伏ある展開を紡ぎ、得意のニール・モーズ節にて聴き手の感動を煽りドラマティックに盛り立てます。特にラスト・ナンバー【ブロークン・スカイ/ロング・デイ】の盛り上がり仕立ては流石の展開。まさしく面目躍如なドラマティック作品なわけであります。長尺作品であるが故、一気に聴き通すには集中力を要求されるところですが決して難解ではありません。この映画の如くドラマティックな音楽に耳を傾けて、壮大な音楽世界に浸って欲しいと思う、叙情シンフォ/メロディアス・ファン必聴の1枚です。
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こんばんはー!
これまた、良いですねぇ!
牧歌的でありながら10CCの様な捻れたポップ感でかつ、メロディアス。
イギリスのバンドでしょうか?
ハードになる一歩手前が僕好みです!
僕的にはギリギリのハードさがたまりません。ボーカルが高音に頼ってないところが、また、良しでした。
2017/5/15(月) 午後 9:09 [ ume ]
>umeさん、こんばんは。英国風な印象を持たれたかと思いますが、彼ら米国のバンドなのです。今回は特にポップな曲をセレクトしましたが、彼らの曲は総じてメロディアスなんですよ。プログレならではの捻くれ展開も得意技であります(^^。ナイスありがとです☆
2017/5/15(月) 午後 9:45
チラッと聴きましたがspock's beard時代よりPOPな感じ?
ソロは初めてです(^^
2017/5/15(月) 午後 10:23
UMEさんじゃないけど・・良いですねー
聴き易いしメロディアスだし
GOODです。
でも、僕は根が暗いんで・・もう少し暗く淫靡な方が好きなんですが(笑)
2017/5/15(月) 午後 10:35 [ じゆんふ ]
いいかんじですね〜どこか曲の雰囲気がELOな雰囲気を少しかんじました。(^^
2017/5/16(火) 午前 4:14
アルバムを通して聴いてみたくなる期待感が湧いてくる作品ですね
2017/5/16(火) 午前 5:30
ニール・モーズは、いつか分かりませんが聴いたことある名前かもしれません。
サウンドが非常に個性的ですね。
組曲ということで、全体的に聴いてみたくなります!
2017/5/16(火) 午前 6:07
>エマニエル浜口さん、ポップな曲もありますが、基本は大作志向でかつてのスポビ路線を受け継いでいると思います(^^。
2017/5/16(火) 午前 6:47
>じゆんふさん、はい、良いですよ♪。曲はキャッチーでメロディは耳に残り易いです。でも暗さを求めるには足りないですね(^^。
2017/5/16(火) 午前 6:49
>SGTさん、なるほどELO、そこは狙ったかもしれませんね。壮大な作品のなかにもポップな楽曲があるのが本作の良いところだと思ってます(^^。
2017/5/16(火) 午前 6:52
>KTさん、さすがニールモーズ!と拍手喝采したい素晴らしい作品だと思いますよ。やはり単曲で聴くよりもアルバム通して聴くべきでしょう(^^。
2017/5/16(火) 午前 6:54
>yuukiさん、ニールモーズは当ブログ常連さんですから、名前はインプットされているかと思います。アルバム丸ごと1曲と言える壮大なコンセプト作品、映画の如く作品だと思います(^^。
2017/5/16(火) 午前 6:57
1曲目はジェネシスとクイーンが混ざったような感じでおもしろいですね☆
それほど長尺曲ではないのに曲展開がバラエティに富んでて密度の濃さを感じます☆
2017/5/16(火) 午前 8:17
こんにちは('∀`) 待望の2作目ですね♪
THE WAYS OF A FOOLの美しく聞きやすいポップさも
SHORTCUT TO SALVATIONの柔らかい明るさも聴いていて気持ちがイイですね♪♪
前作のアルバムより音が鮮明でメロディアス♪
本当に大作だと思います♪♪さすがニール・モーズ、期待を裏切りませんね〜♥
2017/5/16(火) 午前 11:25
おもわずリリース年を確認しましたよ。
昨年なんですね。70年代かと思った〜
2曲目がとくに好みです。
ピアノの入り方が絶妙で好き♪
2017/5/16(火) 午後 2:12
>こばっちさん、そうですね。私も同じような印象でしたが、この曲は本作きってのポップナンバーでかなりお気に入りです。壮大な作品のなかにもこういう曲があるのが嬉しいです(^^。ナイスありがとです☆
2017/5/16(火) 午後 9:25
>JOEYROCKさん、こんばんは。きっとママさんもチェック済みだと思いますけど、バンド名義での2作目にして、ニールモーズ持ち前のシンフォ大作になりました!今回も流石のドラマティックな流れでゾクゾクする展開もあり、とても聴き応えありますよね。本当に期待を裏切らないですよ(^^。ナイスありがとです☆
2017/5/16(火) 午後 9:29
>Irisさん、そうですね。このバンドの音はたしかに70年代っぽいヴィンテージサウンドが魅力なのです。そして良い曲が揃ってますよ。私はポップな1曲目のほうがより好みですけど、総じてキャッチーなメロディに溢れた作品なのであります(^^。
2017/5/16(火) 午後 9:32