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ひろしの旅日記
ブログの更新はお休みしてますが、又再会します。

書庫【昔の中南米旅行】

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アンデス山脈観光

さていよいよアンデス山脈観光の当日、警察部長さんは親戚のおばちゃん2人を連れてやってきました。おばちゃん達もアンデス観光に行った事は無いそうです。

メンドーサを出ると始は50km位真っ直ぐな直線道路があり、ここは舗装されています。
そしてその後いよいよアンデス山脈超えの道路に入ったのですが、砂利道の谷側にはガードレールは無く白いペンキを塗った小さな石が所々に置いてあるだけです。
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深く切り立った谷は、昔此処に氷河があり、それが移動した時に出来た谷で
向こう岸が切り立っているのが良く判ります(写真をクリックして見てください)
同じようにこちら側も切り立っています。
ですから運転を一歩間違うと、道にはガードレールがありませんので車は真逆さかさまに谷底に落ちます。
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この辺りで標高3500m位の谷ですが、此処には世界の高所を走る鉄道として有名な
アンデス横断鉄道がチリに向かって走っています。
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アコンカグア山展望

南北6000kmにも及ぶアンデス山脈の最高峰、いやアメリカ大陸最高峰、南半球最高峰のアコンカグア山(7043m)がこの道路から見えます。
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写真をクリックして拡大して見てください



プエンテ・デル・インカ(自然に出来た橋)

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チリとの国境(標高4500m)

ついにやってきましたチリとの国境です。例のキリスト像を見ようとすれば此処を超えて山を登らないと行けないんですが、部長さん他パスポートを持っていなかったので通行できませんでした。
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下界は真夏だと言うのに此処は寒い、薄いセーターした持っていなかったので寒さをこらえての撮影です。
メンドーサから此処までが200kmあったのですが、5時間以上かかっています。
メンドーサを出たのがちょっと遅れてお昼すぎだったのでこの頃はもう夕方でした。




さて此処からがハプニングの始まりです

さて問題は帰り道です。
夕闇が迫る来た道をそろそろと帰ったのですが、直ぐに辺りは真っ暗闇
ヘッドライトの光が照らす道しるべだけを頼りに返ったのですが、中程まで帰った所でヘッドライトに砂埃が見えてきました。
おや!珍しい、前に車が走ってる、と部長さん。

そお言えば行く時も殆ど対向車とはすれ違わなかったのです。

その時一人の男性が大声を出して飛び出してきました。

急ブレーキを踏んだ部長さん、車を降りて男性と何やら話してます。
見ると青年は足に怪我をしている様子です。

暫くして車に戻ってきた部長さん。我々に車を降りろとあいづ。
(実は部長さん、あまり英語は喋れないですがその顔付きからわかります)

聞いてみるとチリ人の若い男女が乗った車が谷底へ落ちたらしい。
車を止めた彼は必死で助けを求めて這い上がってきたらしいです。

さて部長さん、どうするかと見ていたら流石警察官。
いきなり車に乗り車を横向けに90度曲げ、そのままぐっと車を谷底に向けて半分乗り出し45度傾けて留めたのです。
すると谷に向けて照らし出されたヘッドライトの先に車を発見。

道から急傾斜で谷になっているのですが。途中に大きな岩があり、そこに車は引っかかっていました。
それを過ぎると本当に直角の断崖です。

車を発見した部長は、車から降りて私の所へやってきて
今から助けに行く、お前も一緒に来てくれ、と言ったのです。

見渡せば男性は部長と私の2人、チリ人の男性は足に大怪我をしているので無理。
私は怖かったのですが、とても断れる状況ではありません。

急傾斜の山肌を四つん這いになりながら必死で岩の所まで降りて行きました。
部長が車のドアを開けると若い女性も相当ケガをしている様子。

部長が手と頭を持つから私に女性の足を持て、と言ったので足を持った途端
ギャー!どうやら足を骨折しているようだ。
ベルトを持て!と部長が叫ぶ!

後はどのようにして彼女を引き上げたかは覚えていません。無我夢中でした。
チリ人の男女を乗せ、我々4人も何とか乗ったぎゅうぎゅう詰めの車を
ものすごい勢いで部長は走り始めたのです。
今度はこっちの命が危ない!

でも真剣な顔をしてじっと前を見ながら必死でハンドルを切る部長の姿を見ていると
頼もしく見えてきました。

そして遂にメンドーサまで帰り着いた車は真っ直ぐ病院へ。
チリ人の若い男女をそこで下ろし、そのまま部長の自宅へ直行。
もう夜中の12時近くになっていました。
夜中にもかかわらず沢山のご馳走で歓迎してくださった部長のご家族一家。
本当に一生忘れられない一日でした。

明くる日ホテルの荷物を車に積み込んで再びブエノスアイレスへ帰ろうとしたその時
部長がやってきて、二人は大丈夫だよ。どおやら早朝見舞いに行ってきたらしい。
2人のありがとうのメッセージを伝えに来たらしい。
私は部長と固い握手をし、色々お礼を述べて再び長い1500kmの帰路についたのでした。

メンドーサ

広いパンパ平原を横断してアンデス山脈の麓にあるメンドーサという街に来ましたが

最初にメンドーサという街を少し紹介しておきます。

メンドーサという街は地中海性気候に属し温暖で(私が行った時は暑かった)少雨

ぶどうの栽培が盛んで、アルゼンチンで作られるワインの殆どがここで生産されています。


さて私がメンドーサに着いたのは12時少し前、とりあえず昼食を取るために車を

駐車場に入れてレストランへ行きました。

そして駐車場へ戻ったのが12時半頃、しかし何と駐車場の門が閉まってます。

そお言えば周りのお店のシャッターも殆ど下りており、通行人もわずか・・・

困り果てて駐車場の前で立ってると若いお兄ちゃんが通りがかり、お互い下手な英語で

会話したところ、どうも午後4時まで駐車場は開かないようです。ウッソー!

後で分かったことですが、メンドーサの勤務時間は

朝8時〜12時、ここで一旦帰宅。この時殆どのお店も閉店。

夕方4時に再び出社して午後8時まで勤務。となっているようです。

つまりメンドーサは日中非常に暑いので皆帰宅してお昼寝の時間なのです。

仕方が無いので私も木陰で昼寝をし、午後4時に無事車をゲット!

すこし郊外を走ってみました。

アンデス山脈の麓の部分が綺麗です
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暫く郊外を見物の後、市内の小さなホテルにチェックインして、夕食はここで食べました。

夕食を食べている時ホテルのオーナーらしき人がやってきて私に色々分かりにくい英語で質問をしてきます。

何処から来たの・・・、日本です。

この街で日本人を見たのは初めてだ、何しに来たの・・・・観光よ。

オーナー???・・・この街に観光客なんて殆どいないよ。


こんな会話から始まって延々と彼の質問は続くのですが、とんでもない展開になっていきます。

折角日本人がわざわざこの街まで来たんだ、是非ともアンデス山脈観光をして帰りなさいとオーナーは強く勧めてきました。

此処からチリの国境までは200km。この間のアンデス山脈は非常に綺麗で是非とも見て帰れと言うのです。

しかも国境には大きなキリスト像が立っており、片足はアルゼンチン、片足はチリ。

でもこの間は砂利道で片側は谷になっており非常に危険だとの事。

ちょっと興味がありますが、これは私には無理です、と何回も断わったのですが

何とオーナーは、よし!ワシが良いドライバーを紹介してやると言って何処かへ電話。

暫くすると30台半ばの青年がやってきました。

聞くと、何と彼はこの町の警察の部長さん。運転の名人だとのこと。

ということで、とうとう明日この青年とアンデス見物のドライブに行くことになったのですが、この後私は一生忘れられないハプニングに遭遇することになります。

次回をお楽しみに。

去年私がある旅行で知り合ったお友達と旅先のバスの中で色々話していたら

何と彼はこのメンドーサからチリのサンチャゴへ抜けるルートのツアーに参加した

と聞きました。何と今ではツアーができているんだとビックリしました。

非常にマニアックな旅行社が出していると言うことでた。

確かに40年近く前の状態とは道の状態も相当変わっている思いますので

道さえ良ければ観光地としては最高だと思います。

パンパ平原横断

アルゼンチンのブエノスアイレス市自体は2日もあれば主な所は大体見物できます。
(注)ブエノスアイレスという街の名の意味を少し説明しますと
ブエノ=good、アイレス=風、ですから、良い風の街ということになります。
その名の通りこの街にはラプラタ河からの心地よい風が吹いています。

しかし名物のステーキを食べなくてこの国を去ることは出来ません。

後5日間何処かへ行って時間を過ごすことになるのですが、私はとんでもないことを

考えたのです。ブエノスアイレスの横に広がる大パンパ平原を横断したい

高校では地理を選択しましたので、パンパ平原のことは知ってました。

そこでレンタカーを借りて横断に挑戦しました(はっきり言って、今だから言えますが
こんな無謀なことはしてはいけません。全ては私の安全に対する無知からです。反省)

ブエノスアイレスから真っ直ぐ西へ、アンデス山脈の麓の町メンドサまで片道1500km。

往復3000kmを3日間でドライブする旅です。

真っ直ぐな道路の遥か向こうに青くかすんでいるのが本当の地平線です
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パンパ平原に入ると辺りは牛、牛、牛、牛肉の輸出国であることがわかります
これだけ牛がいるのに国民が食べられないなんて・・・
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当時高速専用道路なんて無く、一般道を時速100km位で走るのですが、危険が一杯

夜になると牛車がゆっくり歩いてますので、ヘッドライトに入った時にはみるみる

近づいて、ぶつかる寸前でハンドルを切る動作が何回続いたことか・・

しかし真っ暗な空にははっきりと南十字星が見え、別世界です。



変化の無いパンパ平原を走って2日目にしてようやく小さな山が見えてきました。
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そして2日目の昼前にメンドサ州に入りました。
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さてこの先私には色々なパプニングが起こるのですが、次回のお楽しみに。

タンゴの都

タンゴにはアルゼインチンのブエノスアイレス近郊で生まれたものを
アルゼンチン・タンゴと呼び、
このタンゴがヨーロッパに渡って変化したものをコンチネンタル・タンゴと呼んでいます。

ということで早速本場のタンゴが聞きたくて出かけました。

ガイドブックによるとタンゴの発祥はラ・ボカというブエノスアイレスの港に近い
ボカ地区だと言うことで、最初にボカ地区へ行きました。
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ボカ地区にはタンゴの名曲「カミニート」で知られる、「カミニート通り」があります。
ここはわずか50m位の短い通りで家々の壁は派手な色で塗られていました。
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夕刻ボカ地区の適当なお店に入ったのですが、ここは若者の酒場と化しており
タンゴとは全く無縁でしたが、それはそれでアルゼンチンの若者とビールで乾杯を繰り返して大いに盛り上がって楽しかったです。


明くる日ホテルで聞いてみると、タンゴを聴く店はボカ地区には無いとの事。
普通は小さなお店で食事の後タンゴを聞くというのが一般的と聞かされ
紹介してもらったのがこのお店です。
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中々雰囲気の良いお店で、バンドネオンの独特の響きが郷愁を誘いました。

ブエノスアイレス

さて前回の何となく陰気であったウルグアのモンテビデオを早々に引き上げ

お話したように日本製のYS−11型機に乗り、ラプラタ河を飛び越えて対岸の

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに向かいました。

飛行機から見たブエノスアイレス近郊、綺麗な街並みです
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革命の日を記念して7月9日大通りと呼ばれる道幅140mもある世界一広い通り
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と、ここまで撮った所でカメラの調子がおかしくなり後は絵葉書で紹介します。
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さてアルゼンチンに来て1つ驚いたことがあります。

街全体は非常にヨーロッパ風の綺麗な街なのですが、当時は南米各国共大不況。

ブラジル同様アルゼンチンもデノミを繰り返して何とかインフレに対処していました。

ところがいかんせん、外貨不足は国の大きな問題ででした。

そして当時アルゼンチン政府が取っていた大胆な外貨対策にびっくりしました。

牛肉無し週間

当時のアルゼンチンの輸出の主なものとして牛肉がありました。

そこで政府は外貨不足を補う為に国民に牛肉を食べるのを自粛してもらい

その分を輸出に回して外貨を獲得していたのです。


システムはこうです。

国民には1週間措きに牛肉無し週間を設け、その週はスーパーは勿論レストランでも

牛肉の提供は出来ないというシステムです。

そして間の悪いことに、私がアルゼンチンに着いたその日から牛肉無し週は始まり

丸1週間はチキンと魚ばかり食べていました。


そして1週間が過ぎ、はれて牛肉が食べられる週になりましたので早速レストランへ

噂のステーキを食べに行ったのですが、そこで又ビックリです。

出てきたステーキの大きいこと・・まるでレンガです。

無論味は大変美味しく、必死で食べましたがとても私一人では食べ切れません。

それでも何とか頑張ったのですが、とうとう少し残してしまいレストランを出たのですが

その時の店内のアルゼンチン人の私を見る目は今でも忘れません。

何と言う勿体無いことを・・・と言う目です。

そうです、必死にお国の為に我慢して食べるのを止めていた牛肉を残すなんて・・・

という目付きでした。

以上がアルゼンチンで私が最初に体験した驚きです。



ピンクハウスと呼ばれる大統領官邸
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