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◎大規模廃棄物処理施設のアキレス腱。ごみの減量化、資源化が進んで、経営が行き詰った事例。
朝日新聞 - 2009/07/09より
★施設名称:西胆振地域廃棄物広域処理施設
★所在地:北海道室蘭市石川町22番地2
★計画ごみ処理量:年間63,400トン
★処理能力:可燃ごみ210トン/日(105トン/日×2基)
★不燃・粗大ごみ47.5トン/5時間
★機種:キルン式熱分解燃焼溶融炉(熱分解温度約450℃ 燃焼溶融温度約1,300℃)
★事業方式:公設民営方式
★運転及び保守管理:特別目的会社(SPC)西胆振環境株式会社
(出資比率/日本製鋼所47.5%、三井造船47.5%、三井物産5.0%)
★委託期間:平成15年4月1日〜平成33年7月1日
★同社が50%を出資し、北海道南部の5自治体で広域ゴミ処理事業をしている特別目的会社
「西胆振(いぶり)環境」(北海道室蘭市)
★西胆振は当初の想定よりゴミの量が下回ったことや、燃料高騰により、次第に自治体からのゴミ処理
費では運営できず、経営難に陥る見込みとなった。
★このため製鋼所は西胆振を支援するため、08年から5年間で約3億6千万円を提供することにした。
★製鋼所は、同額を損金(経費)として計上したという。
★西胆振をめぐっては08年、補修部品などを廃棄したとして約2500万円分を損金計上したのに、 実際は廃棄せず隠していた問題が発覚。
★日本製鋼所は「西胆振の廃棄偽装は当社では分からなかったし、実際に赤字になると聞いていた。
ゴミ処理事業は公的事業であり、途中でつぶすわけにはいかなかった」などとコメントしている。
◎「公設民営」で民間活力を活用しても、ごみが減れば経営が成り立たない実例。
◎これが一部事務組合、広域になれば直ちに「値上げ」を構成自治体に請求するほかはない。
◎値上げは当然住民に跳ね返る。自治体側が反対しても組合の議会で議決されれば手も足も出ない。
◎際限なく税金が投入されることになる。
◎この他、鳥栖・三養基西部溶融資源化センターでは住友金属は採算とれずで値上げ・撤退騒ぎまで
あった。
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