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運命の法則13 長老型リーダーシップの法則 その1
 
 「燃える集団」とは、チーム全体が「深いフロー」に入った状態にある。「いかにしてフローに入るか」を知るには、燃えない要因を知ることが必要である。
 チームが燃えない要因
 1船頭が多すぎる場合
 2政治(派閥)問題でプロジェクトが左右される場合
 3上司が細かい処に口をはさむ場合
 4チーム内に何となく不明瞭な雰囲気がある場合
(例えば言いたいことが言えないとか、親分子分の人間関係が支配的であったりする場合)
 5プロジェクトの目標に問題がある場合
 6チームを構成する人材に問題がある場合
 7チームの中に感情のもつれがある場合
 
最初の項目は、「船頭多くして船山に上る」のとおりである。画期的なプロジェクトは、最初は誰にも理解されず四面楚歌の中で始まる。そういう逆風の中でも力を発しするのが鋭角的人材だ。ところが、プロジェクトが順調にいくと我も我もと大勢の人が参加してくる。その時「燃える集団」は破綻する。
人徳や人望のある人と鋭い眼力を兼ね備えた人は滅多にいない。その為人徳や人望のある人が参加すると、人心はそちらの方に移り「画期的」だったものが凡庸となってしまう。だからトップは、徳で組織を収め、細かい事には口を出さない。鋭角的人材に実務を任せる度量と包容力が必要だ。
これをアメリカインディアンの長老になぞえて「長老型リーダーシップ」と名付けた。
 

運命の法則12 満足感の法則 その2
 
チクセント ミハイは、
結果として失敗・成功よりもプロセスに意義を見出し、フロー中心に生きることがより良い社会を実現させる
と説いている。
 では、金銭、地位、名誉といった「外発的報酬」を得た時の満足感と「内発的報酬」の満足感とはいったい何が違うのだろうか。
 満足を大別すると
 身体の満足・頭の満足・心の満足・魂の満足
に分けることが出来る。
 ・身体の満足
食欲、性欲など動物的本能や身体的心地良さが満たされること
 ・頭の満足
「こうありたい」と考えていることが実現した時に満たされる。これが一般的に「外発的報酬」を呼ばれ、きわめて表面的な満足であり、目標達成後「燃え尽き症候群」に陥ることが多い。そのため、次の目標を素早く設定しなければいけない。目標に向かっている時は「充実感」があるが、本来の満足感とは微妙に違う。
 ・心の満足
「フロー」状態。喜びや楽しみで心から満たされ、外部からの評価や賞賛を何ら必要としない本来の意味での満足感
 ・魂の満足感
宗教的な至高体験、瞑想などでの自我意識喪失による宇宙との一体感、至福感きわまり涙する状態
 
段階が進むにつれ満足感は、深まる。深いフローは、宗教的修行体験と酷似しており、人の意識の成長・進化を促進する効果がある。
 
 

運命の法則11 満足感の法則 その1
 
「フロー」は、喜びや楽しみ、幸運を与えてくれる。ところが、ちょっとした「マイクロフロー」を別にすれば、ほとんどの人は日常生活で「フロー」を体験することはない。
「フロー」に入るためには「内発的報酬」に素直に従うことなのだが、我々の生活自体は「外発的報酬」中心の生活の中にずっぽりと浸っている。
「出世の為」「名を上げてやろう」「金儲け」という「外発的報酬」では「燃える集団」は動かない。
しかし人の魂の底には、純粋なエンジンがあって、出世や金儲という不純物の入ったガソリンでは動かないが、「男のロマン」などと呼ばれる金銭に縁のない「情熱」というガソリンであるならば動く。
これこそが「燃える集団」の原動力となり、神がかり的な幸運を呼び寄せ、本当に画期的なプロジェクトを成功に導く。

運命の法則10 フローの法則 その4
 
フローに浸されると偶然が次々に起こり、出来事が収まるべきところに収まり障害が消え去る。人生は無意味な戦いではなくなり、納得のいく目的と秩序の感覚に満たされる。フローは、人生を変える莫大な力を秘めている。というのも躍動的なエネルギーに満ち、人生に間違いなく喜びと活気をもたらしてくれるからだ。
と紹介している。これこそがまさに「燃える集団」なのだ。
 要するに「幸運」とは、偶然の産物ではなく、個人やチームがある状態に入ることにより意図的に呼べると行くことなのだ。
 つまり、
フローに入る
 ↓
共時性が高まる
 ↓
チャンスが増える
 ↓
幸運となる

運命の法則9 フローの法則 その3
 
 「フロー状態」が極まると「深いフロー」と呼ばれる状態になる。これは宗教的な至高体験とほぼ同じ状態だ。
 一方、日常生活の中には「きわめて浅いフロー」の存在も確認されている。ボーっとしている時、喫煙、何気ない会話、音楽を聴く、テレビを観る、本を読む、散歩をする等の何気ない行為の中に在る「マイクロフロー」と呼ばれる状態だ。
 一見時間の浪費の様に見えるが、人間にとって重要であり、自発的、創造的、積極的な感情を維持し、敏活さ、くつろぎの源となっている。
 「マイクロフロー」を剥奪する実験では、眠気、疲労、頭痛、注意力散漫等を訴えた。これらのことから、仕事も遊びも、ボーっとしている時も内発的報酬に基づくフロー又はマイクロフローを大切にすることが、スムーズな人生の秘訣といれる。
 
 

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