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5月19日(金)
ここの土地の先住民、クリンギット族はフーリガン(マスの一種)から油を採ります。油は食品の保存や、調理に使われるそうです。その作業を見学させてもらいました。今年はフーリガンがたくさん獲れたので、みなさんご機嫌でした。
はじめに獲れた魚は木枠のついたピット(穴)に寝かされます。出す頃合いは魚の目が赤くなったころ、だそうです。ことしは気温が低かったので10日ほどかかったそうです。ご想像のように、かなりきつい匂いがします。次はお湯を煮立てた四角い鉄の桶のなかで煮ます。このとき煮立ててはいけないんだそうです。薪で火を焚いているので、2日3晩は、周囲で寝ずの番がいるらしいです。油が浮いたら、すくって濃します。(いろいろもっと細かい作業があるのですが、説明省いてます)
エルダー(年長者)たちが昔ばなしなどもしてくれて、歌も踊りもはいり、晴れ渡った空のした、みんな自然の恩恵に深く感謝していました。
どのエルダーも、子ども時代や若かりし頃のフーリガンキャンプを、それは楽しかったとおっしゃってました。住居とはべつの場所ですから、食べ物をどっさり持ってきて、ひなが油づくりしたそうです。祖父母も親も叔父叔母、従兄弟、兄弟大勢で遊んだことでしょう。
そして知恵や道徳が作業のなかで受け継がれたのでしょうか。
自分の母が家族総出の子ども時代の年末のお餅つきがいかに楽しかったか話してくれたことなど、想像の場面を思い重ねました。
クリンギット以外のひとにオープンに伝統を披露してくださって、ありがたいとおもいました。素敵な経験(見てただけですが)でした。ネイティブの文化に触れると、この土地に馴染んでいけるような安堵感がもらえます。
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