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4月に入りました。いよいよ桜も満開ですね。でも桜の綺麗な撮り方なんて、色々な方が書いてくれていますし、名所と言われる場所の素敵な写真も溢れています。ですのでここでは安定の雲台のお話をします。

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アルカスイスZ1(Z1+)の良い所は、何より優れた固定力と可搬性です。大きな出っ張りがなく、強固に固定してくれるので、カメラを取付けたまま移動できます。もちろんメーカー側は機材をつけたまま移動するような使い方は推奨していません。自己責任となりますが、私が屋外にアルカスイスZ1+を持っていく理由はその一点において重要だからです。要は面倒くさがりなんです。

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そしてそれがなぜ数ある自由雲台の中でアルカスイスZ1であるのかと言えば、絶対的な信頼があるからです。その信頼はどこから生まれるか?今回は他社製品と比較しながら、Z1の魅力に迫ってみたいと思います。


●操作ハンドルの操作性
まず第一に肩に担いで移動していると、どうしてもバッグや身体に雲台がぶつかります。ポンと触れただけでノブが緩んでしまうような製品は当然安心して使う事ができません。これに該当するのがGitzoのGH3382QDでした。

●フリクションコントロールの有無
次にフリクションコントロール。ボールのテンション(負荷)を調整する機能です。以前カックンが原因で指を挟んでケガをした経験があり、フリクションコントロールが搭載されていない雲台は怖くて使えません。国内ユーザーの評価が高い梅本製作所の雲台を、私があまりオススメしないのも、それが理由です。

●フリクションコントロールの調整のしやすさ
そしてこの機能は意外と微調整が難しく、多くの製品がほんの少し変わっただけで固くなったり緩んだりしてしまいます。有名なKIRKやReally Right Stuffの製品も、アルカスイスと比べたら、調整幅が狭く調整が難しいです。また独立してノブが付いているため、肩に担いだ時にぶつかった衝撃で調整が狂ってしまう場合があったことも、使用を断念した理由のひとつです。

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パンの固定力
パンの固定力に難がある自由雲台が多いです。Z1ですらその点においては満足はしていません。しかし他社のパンの操作性や固定力と比べると頭ひとつ抜けているかなと思います。

●メーカーの信用度
そしてアルカスイスの機構にそっくりなマーキンスやBENROなどの中韓系メーカーがあります。いずれも私の希望と条件を満たしているように思いますが、多くの中韓系メーカーの工作精度やアフターサービスに関して、まだ私自身、信頼に足るレベルに達していません。国内代理店の対応の悪さも目立ちます。BENROは製品の不具合をメールで連絡するも無視。SIRUIは部品の欠陥を連絡するとすぐ代替品を送ってきたものの回収せず。つまりメーカーにフィードバックするつもりがないという事です。マーキンスも不具合を指摘しても仕様の範囲内と、対応を拒絶されました。ただしアルカスイスもメールでの問い合せを完全に無視しますので、中韓メーカーだけが悪い訳ではありません。メーカーの対応として優れているのはReally Right StuffとKIRKだと思います。Really Right Stuffの国内代理店の銀一さんもぜひその姿勢を貫いてほしいですね。

●トータルバランスの良さ
アルカスイスZ1は固定力・操作性・各操作ハンドル&ノブの位置・全高・重量・デザイン・海外価格など、すべてにおいて高いレベルです。総合点が高い雲台を使っていると撮影に集中できます。安心して肩に担げ、カックン指詰めの不安を考えなくてすみ、快適な操作で構図を変更できます。

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●欠点もある
欠点は先にも書きましたが、アフターサービスの悪さはおそらく一番です。メーカーHPが存在せず、問い合せフォームもありません。「今度フランスに旅行に行くので、そちらに実機が触れる販売店はありますか?」とメールしても無視されます。部品が劣化したので部品だけ送ってくれるかどうか問い合わせた時も無視でした。国内代理店のKPIはとても対応が良いので、そちらから頼んで聞いてもらいました。パンノブ1本10500円でした。

ですので初期不良に当たると販売店で対応してもらうのが一番です。個人輸入の場合も大手販売店で買うことが重要です。

あとクランプが不味いです。慣れればマシになりますが、それでも暗い中で使うのは気を使います。他社の製品に交換できる(ネジが外れず出来ない場合もあります)のが救いですが、できれば2段式は止めてほしいです。私もReally Right StuffかKIRKのクランプに換えて使っています。

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パノラマクランプの精度も疑問があります。全周パンにおいて水平を維持できない位置が存在します。多少の個体差はあると思いますが、完璧なものはまだ見た事がありません。対してReally Right Stuffのパノラマクランプはほぼ狂いがありません。サイズが大きく少し重いですが、精度にこだわるなら、そちらを選んだ方が良いでしょう。

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固定時に若干構図のズレが起こります。これは自由雲台の構造上、ある程度仕方がない事です。事実、まったくズレのない製品を見た事がありません。そしてそのズレの幅は苦になるレベルではありません。ただReally Right StuffのBH-55が最もズレが少ないです。

良い部分、悪い部分、洗いざらい書き出しました。GitzoもKIRKもReally Right Stuffも梅本製作所もマーキンスにも、Z1とは違った良い点もあります。それでも私がアルカスイスZ1を選ぶ理由は、あらゆるメーカーのあらゆる製品を使ってみた結果、常に手元にあり使い続けているという事実がその答えだと思います。



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タイトルの通りです。トランプさんが選挙に勝つ前と比べると、今は結構円安
が進んでしまって、輸入はあまり得ではありません。しかしそれでも国内で
アルカスイスZ1+を購入すると1/4インチネジタイプの物でも約70000円と
高額です。B&Hだと約320ドル+送料約37ドル合計357ドルを本日の為替で
換算すると約41000円です。後請求の関税を合わせても45000円までで購入
できそうです。

そんな訳でこれまで使ってきたアルカスイスZ1に別れを告げて、Z1+と入れ
替えることにしました。パノラミックアダプターと純正クランプを持っています
ので、購入するのは最安の1/4インチネジタイプです。今回はクランプを買わず
に済んだので、お金をかけずに入れ替えができました。

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到着早々、半田ごての刑。よく見るとお皿に貼っていたゴムの台座がアルミ製
に変わっていますね。これならドライヤーで熱しても伸びてしまう心配をせずに
済みますね。改良だと思います。熱すること5分。

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使用した工具はアストロプロダクツの300mmスピンナハンドル。ソケットは
藤原産業の11mm。ふたつ合わせて2000円程度と工具の中では安価ですが、
とてもしっかり作られていて、気に入ってます。
ロックタイトはたいした塗布量ではなかったらしく、ほとんど力を入れずに
回ってくれました。熱を入れなくても大丈夫だったかもしれませんが、ナメて
しまってからでは後の祭。かつて経験した苦い失敗をくり返さないためにも、
取り外しの際は必ず十分に熱を入れるよう注意を払っています。もちろん
クランプの交換による故障は保証の対象外となります。全ての結果は自己責任
ですので、無理は禁物です。

さて、では早速ダブルパノラミックと交換します。

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サイズや重量は変わっていません。外観の変更点はロゴ周辺のデザインのみです。

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P0ハイブリッド同様、フリクションが若干変わっています。個体差があるかも
しれませんが、最大に緩めてもカクンと落ちない程度に、あらかじめボールに
負荷が掛かっています。

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水平方向、垂直方向でそれぞれ違うフリクション特性を1つのボールで実現する
MRGC(モーション・リレーテッド・グラビティ・コントロール)という機構は
体感できるレベルで操作性に違いがありました。雲台のパン機能でなく、ボール
のみで水平パンをしてみると、違いがハッキリ分かるのですが、特に意識せず
とも上下にぶれる事なくパーンできます。これまでのボールと違い、どの位置でも
同じような操作感となりました。相変わらずヌルっとした操作感ではありますが、
前よりも素直な動きになった気がします。

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P0 Hybridとほとんど同じ高さです。ダブルパノラミック仕様で重量は786g。
このレベルの雲台としては、かなり軽量だと思います。

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Z1から買い替える価値があるか?と問われれば微妙です。Z1は操作性に個体差
あります。現在とても良いZ1を使っている方の場合、買い替える事によって、
操作性が悪くなる可能性があります。もちろん今から新しく購入するなら、
こちらをオススメしますが、わざわざリスクを冒してまで買い替える必要はない
と思います。

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以下、動画です。



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フォトキナ2016でアルカスイスの製品は大幅なリニューアルを発表しました。
しかし私は出遅れ気味でまだひとつも現物を手にしていない状況です。

そんな哀れな私に救いの手が差し伸べられました。

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アルカスイスZ1+ に KIRKのNEWクランプが換装された写真を「Kirikiri様」より
送って頂きました。素晴らしい写真を提供して頂きまして誠にありがとうござい
ました。尚、この画像はKirikiri様の許可を得て掲載しております。いかなる場合
であっても転載は固くお断りします。

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ロゴの横にZ1+と大きく機種名が入ったのが、外観的なリニューアル点です。他の
変更点はないと思います。内部機構のリニューアル点は、俯瞰方向にかかる急激
な重力に対して摩擦をかけるPMF機構から、水平方向、垂直方向でそれぞれ違う
フリクション特性を1つのボールで実現するMRGC(モーション・リレーテッド
・グラビティ・コントロール)機構へ変更されました。この機構はこれまで上位
機種であるZ1g+に搭載されていたものです。体感できるほど操作感に差があるか
どうかは分かりませんが、Z1ユーザーとしては気になりますね。

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リニューアルと言えば、KIRKのクランプもリニューアルされました。レンチ内蔵式
という機構はZ1+ユーザーにとって嬉しいリニューアルです。私もこのクランプ
は買いましたが、旧製品と比べて圧倒的にノブが回しやすく、使いやすいです。
型番はQRC-2.6CS。価格は13608円。スタジオJINにて販売中です。

ちなみに価格c●mやアメリカ通販サイトB&Hでは機種名がZ1のままとなって
おりますが、概ねZ1+に変わっています。B&Hにも昨年末にメールで問い合せ
したところ「ほぼ」変わっていると回答がありました。ただモデルによっては
旧品も混在しているかもしれないの事でした。また国内の販売店舗によっては
在庫旧品の場合があると思いますので、メールで確認した上で購入する事を
強くおすすめします。

KIrikiri様、情報及び画像提供をありがとうございました m(_ _)m


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ARCA-SWISS P1

今年、レビューもせずにマッハのスピードで手放してしまった機材があります。

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良い噂を聞かなかったので気になりつつも、ずっと手を出さなかったアルカスイス
P1です。Pシリーズの上位機種で、P0よりも耐荷重に優れ、フリクションコント
ロールも搭載しています

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全高はP0よりも低い72mm。重さは500gとそこそこ軽量です。メーカー発表の
耐荷重は30kgで大型カメラや望遠レンズに対応しています。

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フリクションコントロールはここで調整します。c1CUBEと似たような構造で
Z1のように固定位置を決めるのではなく、直接ボールに負荷をかける仕組みです。
そのため目一杯締めても結構緩いです。それでも付いていないより絶対に良いです。

さて、ここまでは良い部分を書きましたが、ここからは一瞬で手放した理由に
ついて書きます。と言うか見せます。

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最大で20度までしか傾きません。もちろん知っていましたので別にこの雲台が
悪い訳ではありません。ただこの20度という制約が予想以上に私にはつらい
ものでした。現行モデルのアルカスイス製品はすべて手元に置いている私ですが
残念ながら手を離れていきました。

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今日、KPIのメルマガが届きました。どうやらいよいよ日本でもアルカスイスZ1
がリニューアルされるようです。発売日は12/19。

価格は
ARCA-SWISS Z1+ 1/4”ネジ  69,000円
ARCA-SWISS Z1+クイック 74,000円
ARCA-SWISS Z1+フリップロック 78,000円
ARCA-SWISS Z1+クイック ダブルパノラミック 103,000円
ARCA-SWISS Z1+フリップロック ダブルパノラミック 107,000円

P0 HYBRID や d4 c1CUBEといった他の新製品の取扱いは、まだのようですね。


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