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 何処から飛んで来たのか、いつの間にここに居たのかカーテンに止まっている生物に思わず「あなた何処からきたの?」  そう、今日は夫の月命日だった。

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 つい先日友人が「蝉はオスだけが鳴くのよね」と言っていた、此の歳にして初めて
知った。我が家のレースのカーテンに止まっているのを見つけたのは夕方、洗濯物を取り入れた直後だった。

こんな真近に蝉を観るのは、小学校の夏休みの朝早く、村の諏訪神社の境内に行って土の中から鎧蝉(よろいを着たような幼虫)の出て来るのを待って木の棒で穴を広げて{鎧蝉}幼虫を捕まえて{羽化}する姿をゆっくり観察して以来だ。

 捕まえて来た幼虫を木の枝に止まらせて、羽化の始め観察を始めるとご飯も食べずに、身動きを忘れて息をひそめて2時間・3時間を待った記憶がある。

鎧のような赤茶色の幼虫の背に微かに白い筋が入ってきたらいよいよ羽化の始まりで頭が目玉を伴って最初に鎧を脱ぎ、背をそらせて薄緑色の柔らかい透明に近い未だちじれた羽を震わせながらその色は、年月を経た今も目の奥にしっかりと記憶されて消えない。

長い時間をかけてすっかり変わるまで、神秘な現象を息詰まるドラマだ。
生きた観察体験は貴重な経験の一つになった。

目の前のこの蝉も、同じストーリーを経てきたことを思い、今日が夫の月命日で有った事が、お盆を前に夫が帰って来たのかな?

                  Mie





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