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なんなのか
なんなのか ちぎって投げた言葉の間で 背筋を伸ばして ただ微笑むあなた 喚いたひりひりと痛む喉を抱えて 眺める 散らばった部屋 なんなのか なんなのか 弾け飛べばいい なのに 真綿のベッドの縁を掴む 青い手 手放そうとするものを知っているのに どこにもいけない 小さな魚 なんなのか なんなのか それはきっとそういうもの 寒さを知っている 放されたあとの 伸ばしたそれの 拠り所のない あの、 喉奥がひりつくような 腹の底から渇望するような そんな。 だれもが頬をすり寄せるような そっと呼びたくなるような さみしい。 小さな子どもが地団駄ふんでる。 腹のそこで、わめいてる。 ふふっ。 |
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