◎ 一編小噺 ipen-kobanashi ◎(短編)

短編小説を並べています。
これらは脈絡のない、不思議なものが多いと思います。
■ わたしの少女漫画家さん ■ (短編・全2話)

真夜中のファミレス。
「――ボツ。(◎_◎)」
「うがーッ(▼皿▼)」
ヘビーローテーションのジーンズに、原稿汚れの付いたままのトレーナー。
それから寝癖ごと天パの髪を詰め込んだニット帽に、極上の『疲れ』を装備した少女漫画家、ヒワ。
今宵も、『月刊キティ』の七三編集者・村西との一風変わった戦いが始まろうとしていた…。
* 棘 toge/ibara *
山に隠れたバラ園を持つ、静かな屋敷。
そのバラ園で、少女は目隠しをされ、花の名を当てる。
次第に少女は花の香りとともに静かな男の気配に呑まれていく。
やがて屋敷には人がいなくなり、一輪の花弁には赤い色が染みついた…。
* 緑黄野菜・渋茶車 ryokuouyasai・shibutya-kuruma * (短編・全5話)
渋茶色のミニカーに乗り、恋人を待っていた『彼女』の元に突然男が乗り込んで来た。
ドアから入ってきたその男は、右手にキューリを握っている。
そして左手には、不自然に名刺を握り締めて…。
目の前に現れた男――彼は、ミニカー・ジャックだった!!
* 憎い相手の喰らい方 nikui-aite-no-kuraikata * (短編・全5話)

両親を失った孤独の貴族、レキ様と、
螺旋仕掛けの人形じゃないかと疑われるほど無表情な執事殿。
なんとか執事との距離を縮めたいレキは、使用人からの助言を思い出した。
そして、執事に一言命令…―― 「お前、私の『初めての人』になれ」
無表情な執事を追い回す、男装令嬢のレキのラブコメ。
この二人が繰り広げる、おばかなお話です(笑。
* ひとつの実 hitotu-no-mi * (短編・全7話)

『生命の木―マザー―』が、世界に生物たちを生み落とす。
緑の葉を持つ生き物、大地を這う生き物、海や川の生き物、山の生き物、草原の生き物…。
そして、最後の枝に実った、『ひとつの実』。
それは罪深き、最後の実――『人間の実』…。
誰もが本当は知っている。
けれど、誰もがもう忘れてしまったお話。
遠い昔話のようだけれど、本当はこれから起こる物語なのかもしれない。
MYTH――『神話』。
☽ 月の瞳 thuki-no-hitomi ☾ (短編・全4話)

両親を失った貴族、男装の少女ロビン。
ある日、従者のルベールとともに出向いた夜会で出逢ったのは、ある一人の東洋人奴隷。
漆黒の髪を持ち、緑の瞳を持つ美しい奴隷―――ユエ。
人の美しさとは――。
人の醜さとは――。
世界はすべてを飲み込み、月を作る――…。
* 紺煌船・林檎色 * (短編・全2話)

黄色の面長、赤色短足、青色チビ、緑の太っちょ。
そのピエロたちと一緒に、少女はひとり小島に住んでいた。
それはやさしい夢を見るため。
それはやさしい旅立ちのため――。
■ 花 hana ■ (短編・全9話)

蝉の鳴き声とともに来る、夏の朝…七時四十三分。
屋敷の前で出会う少年と少女。
少女は、従兄と住む少年の首に散る花(キスマーク)に目を奪われる――。
狂気の中に咲いた、花。
自覚さえできず、知らぬ間に咲いた、花。
今、甘く、芳香を放ち――花は、咲き乱れる…。
* 仔惑の地球 kowaku-no-hoshi * (短編・全4話)

哀しい宿命を負ったアンドロイド。
哀しい宿命からもがく少年。
二人が出会うとき、月はことり、と傾いた。
人間のままでいたい、人間。
機械のままでいたかった、アンドロイド。
互いの思いは、今…世界を廻す――。
* 雨芳香 ame-houka * (短編・全6話)

夢現な洋館に甘い香りを満たす――野苺酒。
召使いの少年は、静かに壷に注いでいた。
客人の少女は、熱に浮かされながらふと考える――…私は…どうしてここにいるのか…?
皿の並んだ、誰もいない食堂。
人のいない、館。
耳を覆う、雨の音…。
――雨の音だけが、絶えず、私を誘い続ける…。
* 0の子ども達 0-no-kodomotati * (短編・全3話)

星の瞬く宇宙に漂う、宇宙船。
そこに存在するは、少女と、機械仕掛けの蝶、そして主体機械「マザー」。
誰もいない『船員棟』――…誰が何のために作った宇宙船なのか…。
少女は知らぬ間に、『選ばれていた』――。
* Re:果実の骨 kajitu-no-hone * (長編・全41話)

家族を亡くし叔父と住む、美しい少女・森。
心に大きな傷を負う森は、ある雪の降る日、ミシェルと出逢う。
孤独の中にいた森を救ったのは、たった一筋の光り。
『天使の子を、わたしにちょうだい』――森は、そう呟いた。
傍にいて…ずっとじゃなくていいから。
切ない想いは、ひどく、静かにこだまする…。
* 果実の日々 kajitu-no-hibi * (全16話)

復縁をした両親の死によって、再び共に暮らすことになった兄妹・遠薙 藍、静一朗。
無愛想な美術教師雪坂にいびられつつも、兄との穏やかな日々が送られて行く。
けれど、その幸せな日々に違和感が生まれはじめていることに、藍も気付き始めて…。
いつになっても運ばれない、ダンボール。
何も喋らない、兄。
散らばった、トランプカード。
楽しい時間は、もう、終わり…――。
素材は ひなとんさまからお借りしております(>ー<)!!
|