はちまるの日常。(チョイノリブログ)

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サラダ油をエンジンオイルにして運用していたウチのチョイノリだが、
エンジンの始動が困難になってきて、とうとうエンジンがかからなくなってしまった。
一回目のサラダ油投入から112kmでオイル交換
二回目のサラダ油投入から310kmでエンジン始動不可能
合計422kmの走行となった。
始動不能の原因を探るべくエンジンを分解して検討することにした。
イメージ 1
エンジンを降ろして確認したところ、ヘッドやクランクからオイルの漏れが見られた。
エンジンオイルの量は減っていなかったのでそれほど大量の漏れではなく滲み程度。
サラダ油のガスケット類に対する攻撃性も疑われるが
ガスケットの再利用によるものではないかと思われる。
イメージ 2
エンジンオイルを排出したところ、ものすごい粘性が高かった
どろどろで、新品状態のサラダ油や112km走行後に排出したサラダ油とは明らかに違う粘性で
ドレンボルトからの排出が難渋するほどのどろどろ感だ
310km走行はサラダ油をこんなに変化させるのかと驚いた。
イメージ 3
次にヘッドカバーを開けてみたところ、バルブやロッカーアームに黄土色のカスが大量にこびりついていた
ヘッドカバー内のすべてのパーツに厚く膜状に堆積するように存在し、
イメージ 4
マイナスドライバーで、こそげ落としてみると、このように膜状のカスがはがれてくる。
かなり大量であり、これによりバルブ・ロッカーアーム機構の動きが悪くなっていた。
イメージ 5
ヘッドを開けてみるとカーボンの堆積がハンパではない。
通常のエンジンオイルではありえないほどのカーボンがたまっており、ドライバーでこじってみるとひび割れて剥がれ落ちる。プラグの電極もいくらかカーボンの堆積はあるがスパークしないほどではなかった。
燃焼室内に少量オイルの侵入が見られました。
イメージ 6
カム室を開けた。
カム室にはこれまで見られたような「黄土色のカス」や「カーボン」は見られず、劣化したサラダ油が付着しているだけであった。粘性は高く洗浄に手間取る汚れではあるが、エンジン内部を損傷したりするような要素はなさそうであった。
イメージ 7
カムロッカーアームも綺麗なものであったが、プッシュロッドの挿入されているヘッドへの穴は、例の黄土色カスが存在していた。
イメージ 8
一番心配していた樹脂製のカムだが、これは全く問題がなかった。
422km走行での判断ではあるが、サラダ油が樹脂の磨耗を増悪させるようなことはなく、カム室での潤滑性はなんとか保たれていたようであった。
サラダ油の樹脂製品への攻撃性もあまりないように思われる。
イメージ 9
シリンダーとピストンまでばらした。
ピストンのヘッドに異常なカーボンの堆積があるものの
シリンダーとピストンの接触面には全く損傷がなく、傷もない。
潤滑不足による焼きつきも心配していたのだが、その点は問題なかったようだ。
 
結果のまとめ
1、外観にてエンジンオイルの滲み・漏れが見られた
2、燃焼室に異常なカーボンの堆積が認められた
3、燃焼室に少量だがオイルが存在していた。
4、バルブ・ロッカーアーム周辺、ヘッド内部に大量の黄土色のカスが付着していた
5、オイルの粘性は高くなっていたがカム室・クランク室・シリンダー・ピストンでの潤滑性には問題がなかった
 
考察
燃焼室内にオイルが存在したということはオイル上がり・下がりにて燃焼室にオイルが入り込んでいたということであり、カーボンの異常堆積は侵入したサラダ油の燃焼による燃えカスが多かったためと思われる。また燃焼室内に圧縮されにくい液体成分が侵入したことで圧縮圧力が高くなり、ヘッドガスケット部位からの圧縮漏れ・オイル滲みが出現したのかもしれない。
低温度では粘度は高いようであるが、通常走行温度では粘度が低く各部間隙を滲み通りやすい可能性も考えられた。
 
カム室・クランク室にはなかった「黄土色のカス」がヘッドにだけ大量にあったのは、ヘッドが高温環境下にあることが原因ではないだろうか。つまり劣化したサラダ油が高温環境下で変質した…のかもしれない。
 
始動が不可能になった原因
1、大量のカーボンが生成されるような燃焼室の環境下でプラグがかぶってしまったこと
2、オイル上がり・下がりで燃焼室内にオイルが入りこみ、適正な混合気ではなくなっていた
3、ヘッドのバルブ周辺が「黄土色のカス」にて動きが悪くなっていた
4、ヘッドガスケット部分のヌケ(燃焼室内に液体成分が侵入したことが原因か)
が考えられたが、一端エンジンがかかると後は順調に稼動するという状況から、やはり①②があやしい。
 
サラダ油をエンジンオイルとして使用することの是非
310kmの連続使用でトラブルが発生しており、少なくとも100km毎くらいの頻度での交換が望まれる、そうすることでクランク室とカム室の潤滑性は保たれる可能性がある。
しかしヘッド部の黄土色のカスや燃焼室のカーボンは、頻回のオイル交換にても少しずつ蓄積するため、100kmごとのオイル交換時にヘッドを開けての洗浄が必要になってくる。
たとえ1300ml/298円の安価なオイルとはいえ、100kmごとの交換と洗浄が必要となれば、運用コストは通常のエンジンオイル(300km〜500km毎の交換が推奨されている)に比べても高くなってしまうため
サラダ油をエンジンオイルとして使用することにはなんのメリットもない
と結論された。
 
てなわけで
サラダ油チャレンジはこれで終了することにしました。
エンジンは洗浄で復帰できそうなので、がんばって洗っていくことにします。
次はホームセンターで売っている廉価エンジンオイルでも入れてみましょう。
 
(2011.01.27 ふもももさんからの御指摘にて結果と考察にオイル上がり下がりを含めた内容を加筆しました。)

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レポートお疲れ様でした。
サラダ油のカスすごいことになってますね。どうやって落とすんですか?サラダ油でも運用は可能でも、手間とオイル代が高くついて
しまうのではメリットないですね。
私は今回ホームセンターの安いオイル入れました。ただ、それだけでは不安があるので、ワコーズのフォアビークルを30ml混合しました。まだ走ってないのでどんなもんかわかりませんが。

2011/1/27(木) 午後 7:29 [ さいばば ] 返信する

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「満タン2回位はエンジンダメージ無しで走れる」
っていうのはすごいですね

遠乗りに行ったときにトラブルでエンジンオイル不足とかの時に
緊急で代用しても大丈夫ってことですし

コンビニがあればサラダ油売ってますしね(笑)


カーボンの蓄積はオイル上がりか下がりが原因でしょうか?
5枚目の写真のEX側バルブにオイルがにじんでるのがちょっと気になります

2011/1/27(木) 午後 9:47 [ ふももも ] 返信する

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さいばばさん。まいどです。
やっぱり国産最低スペックのチョイノリには最低スペックのオイルですよ!
近くのホームセンターで1L 398円のオイル見つけちゃいました。
一応エンジンオイルとして売っていたので、これなら大丈夫かな?
またレポートしますね。

2011/1/27(木) 午後 10:14 はちまる 返信する

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ふもももさん。ようこそマイブログへ
さすがの観察眼ですね。そうなんですよ、ヘッドを開けたとたんに燃焼室にオイルがあったんです。やっぱりオイル上がり・下がりですよね。
ピストンリングもカーボンで固着していたので、シリンダー・ピストン間隙が緩んだのかもしれません。これは燃焼室のカーボン異常蓄積の一因と思われます。
御指摘を受けて結果と考察に一部修正を加えてみました。ありがとうございました。
素人整備なのでいろいろ不備もあると思います。またお気づきのことありましたらご指摘お願いしますね!

2011/1/27(木) 午後 10:59 はちまる 返信する

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あわわわ、わざわざ修正なんて…お手数をおかけして申し訳ないです

サラダ油はエンジンオイルより粘度が低いはずですので、
各部クリアランスが広いと言われているチョイノリでは
上がり下がりが多くなってしまうのかもしれません

ピストンリング&バルブステムシール辺りを交換すれば
多少は良くなるかもしれませんが、なんとも言えない所ですね

素人なんてとんでもないです、私なんてとても足元にも及ばないです

写真つきで詳細なブログで大変勉強になります
またお邪魔させて頂きますね

2011/1/28(金) 午前 0:51 [ ふももも ] 返信する

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整備時はサラダ油はスライムみたいに粘度が高かったんですけど、走行時はサラサラになっていたのでしょうかね。
そう考えるとすべての現象が一元的に説明できますよね。

2011/1/28(金) 午前 8:59 はちまる 返信する

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