俳句銀河/岩橋 潤/太宰府から

自作俳句のブログです。 新作句は書庫 「自作俳句集」 に随時追加しています。

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MCカートリッジ用昇圧トランス イシノラボ MASTERS MC-203 を購入し、中古のレコードプレーヤー KENWOOD KP-7010 を購入したことがきっかけで、コントロールアンプ YAMAHA C-2 をサブシステムに移し、LUXMAN のプリメインアンプ L-505u をメインシステムに戻してから少し日が経った。
ヴォリュームに2連の可変抵抗器を使用していると、ヴォリュームは多くの場合トーンアンプ (フラットアンプ) の前に置かれ、入力信号はヴォリュームで絞られた (信号レベルが減衰した) 後に、ゲインを持つトーンアンプ/フラットアンプで増幅される。
これでは、S/N やダイナミックレンジの面で損をする訳で、それを少なく、あるいは避けるために、かつて可変抵抗器を4連にしたり、ゲインを変えることでヴォリューム調節の代わりにしたりと、メーカーでは様々な工夫がなされたこともあった。
今では、電子ヴォリューム、LUXMAN の LECUA、ACCUPHASE のAAVA などが登場し、高級アンプで昔ながらの可変抵抗器を用いた機種はめっきり減った。
例外は、AUDIODESIGN くらいだろうか、同社からは、フラットアンプの後ろにアルプスの27型あるいは50型の可変抵抗器を置いた最新機種のプリアンプ DCP-240 があり、S/N およびダイナミックレンジを考慮した設計になっている。
アルプスの50型 RK501 は可変抵抗器として世界最高のもの。
私もかつて、ある人に RK501 を使用したプリアンプを依頼しようと考えたことがあったが、その人の製品はフラットアンプの前にヴォリュームを置くものだったため、依頼を断念したことがある。

インターネットで色々な製品を見ているうち、稲田氏のメジャグラン (MEJOGRAN) の新製品 ウルトラローノイズプリアンプ 4V が目に留まった。
メジャグラン のプリアンプでは、これまでヴォリュームに電子ヴォリュームを用いたもの、NFB を利用したものが発表されていたが、新たに4連可変抵抗器を用いた 4V が発表された。
4V の4連ヴォリュームは、アルプスに特注したもので、NFB を利用したヴォリュームをさらに発展させた仕組みになっている。
さらに興味を持ったのはゲイン。
現在販売されているアンプの多くはゲイン過剰であり、そのためヴォリュームはかなり絞った位置で聴くことがほとんど。
セパレートアンプの場合でも、かつてパワーアンプにヴォリュームやゲイン切替スイッチがあった頃は、プリアンプ側で大きく絞らなくても済んでいたが、今ではそのような製品は ACCUPHASE など少数派になった。
4V は、ゲインを5段階切替 (-30、-20、-10、0、+10 dB) 可能で、最大でも 10 dB と抑えてあり、そのお陰でヴォリュームをかなり上げて使うことが出来るので、ダイナミックレンジの損失も抑えられることになる。
 
以上のことから、購入を決断。
イメージ 1
3つ並んだつまみは、左からゲイン切替、ヴォリューム、入力セレクター。

メインシステムへ接続。
CD/SACD プレーヤーとMCカートリッジ用昇圧トランスは、それぞれ L-505u の LINE 1 と PHONO の入力に接続したまま。

プリメインアンプの separate スイッチを押してプリ部とパワー部を分離し、プリメインアンプの REC OUT 端子からグラフィックイコライザー ART EQ355 を経て 4V へ接続、そして 4V から L-505u MAIN IN 端子へ接続。
“ウルトラローノイズ
を確認するため、L-505u REC SELECTOR を CD/SACD プレーヤーを接続している LINE 1 にして、4V のヴォリュームを最大にする (ゲイン切替スイッチは 0 dB)。
ノイズは極めて小さく、スピーカーに耳を当てても微か。
次に、
L-505u REC SELECTOR を PHONO にして4V のヴォリュームを最大にする。
ノイズは PHONO でこれまで経験したことがない程に小さい!

音出し。
4V のゲインは 0 dB にして、ヴォリューム位置は音楽ソフト毎に異なるが、時計の1時半から2時半で、時には3時。
これは、L-505u の左右チャネルそれぞれの出力メーターが、頻繁に -20 dB (1 W)、時々 -15 dB 前後 (2 〜 5 W)、稀に -10 dB (10 W) を示す程度。
第一印象は実にストレートな音。
その名の通りウルトラローノイズ。
ピアニッシモが明瞭で、聴感上のダイナミックレンジが広い。

サウンドイメージはクリアで広がりも十分。
高音域は綺麗に伸び、適度のエネルギー感。
中音域は非常に素直。
密度感を欲張ったり、コクを出すような色付けをしない。

低音域は、L-505u 単独時と比べ、重量感が減った代わりに締まりが増した。
私は 「オーディオでは、低音域の重量感と締まりの完璧な両立は難しく、トレードオフの関係にある」 と考えている。

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閉じる コメント(6)

こんばんは。
これは魅力的なアンプですね。

自分もYAMAHA CA-2000をメインアンプにして、同じくYAMAHAのプリを知り合いのヤフオク出品者様から、何台か安く譲っていただいて、つなぎ替えて使っていますが、プリで性格が変わるのが面白くて、音楽のジャンルで使い分けています。

しかし、せっかくセパレートにしたのに、カートリッジはMMのままなので、MCで聴いてみたいところです。CA-2000もMC使えますしね。

今度、真剣に検討してみましょう。

2017/10/7(土) 午後 10:58 ROLEX Q&A 返信する

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> ROLEX Q&Aさん

ナイス!をいただきまして、ありがとうございます。
昨日まで、仕事上、科研費の申請書作成やら何やらで忙しく、また、軽い腸管感染症(通称食あたり)もあって、訪問できませんでした。

カートリッジはMMをお使いでしたか。
MMにはMMの、MCにはMCの魅力がありますしね。
CA-2000 にMCを予定されているのでしたら、第一候補はオルトフォンでしょうか?
ご検討の結果が楽しみです。

2017/10/7(土) 午後 11:37 [ haiku_ginga ] 返信する

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長谷川平蔵 さん、ナイス!をいただきまして、ありがとうございます!

2017/10/8(日) 午前 11:18 [ haiku_ginga ] 返信する

先日、学生の頃お世話になった北九州市内の中古レコードCDショップに行きました。
昨年あたりから売上ベースでCDよりレコードの方が多くなったと仰ってまして、客層も若い子が増えたそうです。
導入されたフォノイコライザはこれまでの製品と比べて段違いな、品位の高さが伺えます。

2017/10/14(土) 午後 5:16 タブーなようせい 返信する

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> タブーなようせいさん
CDはハイレゾ配信に押されていますからね。
レコードはCD登場以後のデジタル高規格化競争とは反対の位置にあるメディアですから、若い世代には新奇(珍奇?)に思えて興味が湧くのでしょう。

2017/10/14(土) 午後 9:46 [ haiku_ginga ] 返信する

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flattwin さん、ナイス!をいただきまして、どうもありがとうございます!
メジャグラン製品を使われたことはありますでしょうか?

2018/5/3(木) 午後 11:31 [ haiku_ginga ] 返信する

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