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【アプサンス〜ある不在〜une absence】 作:ロレー・ベロン 訳・演出:大間知靖子 兵庫県県立芸術文化センター・中ホール 2010.1.31(日)14:00〜 大千秋楽 ◆出演:吉行和子・岡田浩暉 山本郁子・加藤美津子・村中玲子・山口森広 アプサンスとは… 意識や思考の一時中断のことをいう。 舞台は、薄いグリーンの壁と三脚の白い椅子のみ。 シンプルというか、殺風景とさえ思わせる舞台は、 照明とその影だけで、様々な場面が表現されていました。 老いた主人公ジェルメールが、人生の中で得て失った 大切なもの事…そして人。 物語は、看護人ルイを通しての回想というかたちで つづられます。 風貌も衣装も殆ど、変わえずしてジェルメールは 頑固なおばあさんにも、小さな子供にも、キスを知らない 少女にも、夫を根取られる女にもなる。 相対するルイもまた、冷静な看護人にも、ジェルメールの 恋人にも、やんちゃな少年にも、冷たい夫にもなる。 いくつかの回想の中で、なにかしら癒され自分を取り戻す ジェルメール。 クスリと笑える、ユーモラスなシーンもあるが 全体には、シンプルで静かな舞台。 それだけに、台詞が声が豊かな余韻となり… 耳に残る。 役者の巧さが、浮き彫りとなる。 あーぁ… 本当に、いいお芝居を観た。 素直にそう云える、すばらしい舞台との出逢いでした。 |
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