|
神経の治療が終わると、患部に 被せ物をします。 その被せ物( 冠とかインレー )などを、補綴物 と いいます。 基本的に口の中の補綴物は、すべて保険で入れることが可能です。 では、なぜ歯科診療には 自費診療 という言葉が あるのでしょうか? このことについては、以前にも書きましたので こちらのブログの以前の記事や 私のホームページの、この欄↓ を ご覧ください。
ここでは、ホームページに書けなかった 種類の違い を ご紹介します。 虫歯を削ったところに詰めるものを、インレー または アンレーといいます。 詰める部分が小さいものを インレー、大きいものが アンレーと 呼ばれています。 一般的に 保険で治療すると、 左のような金属を 詰められます。 右は 自費で入れる ハイブリット( 硬質プラスチックと陶材のミックス )です。 このほかに、接着性コンポジットレジンの充填で修復する方法 が あります。 虫歯が進行して 穴が大きくなったものには、土台を立てて 冠 をかぶせなければなりません。 奥歯は咀嚼するために 強い力がかかる ので、昔は金属でしか被せられませんでした。 プラスチックでは、奥歯にかかる力に耐えられないからです。 現在でも人間の歯に一番理想的なものは、金(20Kゴールド)だと言われています。 保険で入れるパラジューム合金 20Kゴールド 両方の裏側(反対になっています) 口を開けた時に 金属が見えるのを嫌う人には メタルボンド を 勧めていました。 左の写真は、 歯に被せた状態で 石膏の歯型に填めています。 右の写真は、 メタルボンド(大臼歯)と オールセラミックス(小臼歯) の 裏側です。 メタルボンド というものは、金属の土台を 陶材で覆ったものです。 陶材だけでは力に弱いので、 内側に 金属を使わなければなりません。 日本では 長いあいだ、自費治療での 主流でした。 と、今でも そんな風に考えている患者さんが 多くみられます。 ところが、 保険の白い歯の表面 裏側の金属面 横から見たところです。 ご覧のように プラスチック素材 なので 色を吸収しやすく、傷が付きやすいのです。 しかも 補強のために、裏側は 全て 金属です。 最初のうちは良いのですが、時間が経つにつれて くすんできます。 以前にも書きましたが、 保険診療というものは 最低保障のもの なので 材質や製法に 限りがある のです。 保険と メタルボンドの 間のもの として、 最近では 材質の開発が進み ハイブリッド の 冠 が 出てきました。 インレーとして使用されていた ハイブリッドの素材で、冠ができるようになったのです。 ただし 若干 透明感に欠けてしまいます。 左の写真は、正面から見たもの 右の写真は、歯を反対側から見たところです。 そして、 さらに 材質の開発は進んで、 ジルコニア( アクセサリーなどに使われる 人工ダイヤモンド のようなもの )の登場により、 これは、土台からすべて ジルコニアで作るので、透明感 が 格段に違います! 金属を全く使用しないので、金属アレルギーの心配もなく、現在の技術では 最高のもの です。 特に 前歯入れることを お勧めします。 写真でも分かるように、歯の中も外も 白くて透明感のあるものです。 この患者さんは、前歯の色と 虫歯で 悩んでいました。 いちばんいい方法で 歯を治したい! との希望で、 オールセラミックスを 4本入れたところ、 親御さんは 「 花嫁道具のひとつですね 」 と おっしゃっていました(笑) 気になる費用は、 ハイブリッド・・・5万〜7万円 メタルボンド・・・9万〜10万円 オールセラミックス・・・12〜15万円 の順に、高価になっていきます。 このような方法で、被せ物が 選ばれるのですが 自費診療で被せ物を選ぶと、形成方法や型どりなどが丁寧に行われ セットしてからの ケア や 「 どんなに良いものを被せても、どうせすぐに悪くなってしまうのでは・・・ 」 と 考える方もいらっしゃるでしょうが、ちゃんとした手入れを行えば 被せた歯は、とても長くお付き合いできるものなのです。 ただし、こんな患者さんもいましたが・・・ 次回は、信じられないようなことをした 患者さん について 書いてみます。 |
全体表示
[ リスト ]




http://blogs.yahoo.co.jp/love08163/MYBLOG/yblog.html?m=l
2008/4/17(木) 午前 0:22 [ 11 ]
とっても立派なブログですね。
参考にさせて頂きますね。
また、お伺いしま〜す。
2008/4/17(木) 午前 0:27 [ 山本かおり@元アナウンサー ]
歯科の進歩って日進月歩だね!!
こんなに色々なタイプの白い歯があると思わなかったよ!!
嫁入り道具か…成程ね!!
2008/4/17(木) 午後 5:32
知り合いのおばあちゃんが、前歯を治していて白い歯は保険が効かにと嘆いていたけどホントは効くんだね!!
おばあちゃんは、年だから白い歯で保険がきいたら本当にいいんだけどと言っていたけど・・・・ほとんどの医師は、どんな歯が入るかも説明せず、金額のみ云うんだよね!!
説明されれば、納得できる事がいっぱいあるのに一番大切な事がおなざりにされているよね。
2008/4/17(木) 午後 5:33
立ち寄りました(^^)のでカキコしました。
2008/4/18(金) 午前 11:42 [ cutyzizi ]
love08163さん
ご訪問ありがとうございます。
2008/4/19(土) 午後 5:18 [ nem**odc ]
山本かおり@元アナウンサーさん
ご訪問&コメント、ありがとうございます。
2008/4/19(土) 午後 5:19 [ nem**odc ]
切画師さん
補綴物にはいろいろな選択肢が有るのですが、皆さんあまりご存じないようで…
これは我々歯科医の説明不足も有るのではないかと反省しています。
2008/4/19(土) 午後 5:23 [ nem**odc ]
以前もこのブログで取り上げましたが、基本的にはすべての歯に保険は利きます。
この中で取り上げている保険の白い歯は、お年寄りの女性患者さんの歯で
「保険で白い歯にしたい」ということで、硬質レジンの白い歯にしました。
ご自分が納得されるまで、質問をしたらいかがですか?
医師は患者さんの質問に答えるように(インフォームドコンセント)してるはずです。
2008/4/19(土) 午後 5:33 [ nem**odc ]
cutyziziさん
ご訪問&コメント、ありがとうございます。
2008/4/19(土) 午後 5:34 [ nem**odc ]
すごい!とてもわかりやすく、参考になりました!!ありがとうございました!
2014/3/1(土) 午後 2:58 [ 2733 ]