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今日は7月1日発行の「金融の本領」著者澤上 篤人氏
の予約本が届き、早速読んでいました。
 
「日本株市場はやっとまともになった。
これからはすごいよ」
 
ここを抜粋しました。(インタビュー形式になっています)
 
______やっぱり 暴落2回は痛かった。
 
澤上 だけどこれからは逆に凄いよ。日本株市場はもう下がりようがないから。
    見ていてごらん。びっくりするから。
 
______なぜ下がりようがないんですか?
 
澤上  構造的にそうなってきた。1988年くらいの頃は、東証第1部上場企業の
     全発行株数の54%が持合だった。企業や銀行など皆で持ち合いしてたの
     あとは18%くらいが機関投資家の保有。
     つまり、「日本企業村の論理」が通じるひとたちでもって全発行株式の
     72%が所有されていて、彼らが日本の株式を牛耳っていた。
     「俺たちが株を売らなきゃ下がらないでしょ」とばかりに持合を進めたから
     ボロ株でも株価はどんどん上がっていった。彼らが株を買えばさらに
     上がるし、売らなきゃ下がらない。外国人機関投資家や個人など
     純投資家が「もっと配当を払ってくれ」と言っても聞く耳持たずだった。
      
     ところが、バブルが崩壊して、お尻に火がついた。
     日本企業村の住人である銀行や企業、あるいは生保や投信などが
     みな挙げて売りに転じた。日本株の72%を保有していた人達が
     一斉に売れば、日本株市場は大暴落するしかない。
     お粗末な事に、日本企業村の住人たちは、
     「自分が保有している株を売るのは自分たちの勝手」と、
     闇雲に売り逃げに走ってしまった。
     彼らは投資家の意識など初めから持っていないから、自分たちの売りが
     どういう結果をもたらすか、全く考えなかった。市場の72%を支配している
     人達が一斉の売りに走れば、買おうとする投資家などいるはずがない。
     結果として彼らは自分で自分の首を絞めてしまった。売るといっても
     ほんの一部しか売れず、
     残った保有株が膨大な含み損をもたらす事になった。
     機関投資家の間では、巨額の含み損の責任追及で、運用関連部門の
     人達のほとんどが左遷させられてしまった。
     次にやってきた後任者は、前任者を否定するのが一番安全な道だ。
     そこで彼らはさらに輪をかけて売りに走る。
     売って売って売りまくった。
     経験の無い人間が大量に入ってきて60%強の棒下げ相場を作って
     しまったんだ。
     つまりバブル崩壊以降の日本市場は、運用のど素人が売り一本やりで
     やってきたから下げがひどかった。
     これが日本株をここまで押し下げた構造的な要因だね。
 
_________なるほど。で、その問題が現在は解消された?
 
 
澤上   そう。昔は72%が持合など日本企業村の住人だったから、
      純投資家は28%しかいなかった。
      でも今は持ち合いは8%だけ。つまり残りの92%は純投資家に近い。
      内訳は60%強の外国人と個人、30%くらいの機関投資家、
      機関投資家も意識が変わってきたからね。
 
__________持ち合い解消と純投資家の急増。
 
 
澤上    構造的な売りはもう出てきようがない。
       ようやく安心して買っていける。
 
__________するとバブル崩壊を経て、ようやく日本市場の株主構成比率も
    まともになったんですか?
 
澤上    超日本的な、歪んだ日本の保有構造が解消され、
       株価の形成されかたがまともになった。
       これは声を大にして云いたいね。
       みんなそういった構造上の変化をまだ認識していない。
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つづく・・・
 
 
つづきは是非、ご本をお読み下さい。
かなり良い内容になっております。

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