ジンギスカンVSイモニ

ひとむかし前の北海道では、花見といっちゃジンギスカン、遠足といっちゃジンギスカン、町内会で酒飲むっちゃジンギスカンだったもんです。大学の時の下宿だって、週に2日はジンギスカン(あとの2日はカレー、残り2日はホッケの塩焼き、日曜日はオバさんも休日)だったし、クラブの合宿で野宿を続けたときも、土手下にころがっているホイルカバー(今じゃみんなアルミホイールだからこんなの知らないよね)を焚火にのっけてジンギスカンで酒盛りしたもんであります。

それが最近はずいぶん下火になってきて、考えたら準備も後かたずけも結構メンドクサイし、だいたいマンションでジンギスカンなんて、クサヤの干物を焙るくらい不可能だっちゅうの!

で、八剣山ではジンギスカンは隣の果樹園におまかせし、秋が深まったころに、「イモニ会」をやることにしていたわけです。発端は「里山遊び」の会で、大鍋料理(+焚火)をあれこれ試していたころ、ある会員が「山形風芋煮」のレシピを紹介してくれたこと。これを20人前30人前とつくると、うめえのなんのって、爾来10数年、イモニは秋の八剣山の恒例行事に定着、今にいたっております。

そもそも小職は北関東は(えへん)栃木県の出身なので、東北文化であるところの芋煮会について熱く語る資格はないとは認識しておりますが、いま、「芋煮」、が熱いらしいです。全日本芋煮会同好会が、イモニスト向けTシャツを作ったり、鍋まわりが出会いの場になってたりと、ネット情報もあれこれです。


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ちなみに「芋煮」には山形流と宮城流があり、前者は「牛肉+醤油」ベース、後者は「豚肉+味噌」ベースです。これは明らかに別の味覚の料理であって、両者が折り合うわけがないと、オレは思う。推測するに、たぶん、恐らくは戊辰戦争の対立がこんなところにも深い傷跡を残しているわけで、実に罪が深いですぞ、「西郷どん」っ!

まあ、前置きが長くなりました、すぐる10月14日(日曜日)、秋晴れのもと、素晴らしい紅葉を愛でつつ味わう「八剣山ワイナリー・イモニ会」が復活開催されたのでありました。もちろん(!)レシピは山形風。里芋25kg、牛肩切落し10kg、その他大量のコンニャク、マイタケ、長ねぎをつかって炊き上げた300人前の芋煮、無料のご提供です。行列までしていただき午後二時には大好評のもと完食。当日調理担当の小職も、お客様からの「旨い!」のお声かけに感涙の一日となりました。

でも、どうして美味しいんでしょうか、八剣山の芋煮。当社のワイン、残念ながら1滴も使っていないのに。。。
(181017)

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見てはいけない!

わたくしごとながら、このところメンタルダウンするような出来事が重なって、先週末にかけてまさに「天中殺」状態。土曜日(6/23)の黄昏時、傷心を抱えて2階テラスで缶ビールなんかちびちびやっていると、夕やみの空は妖しい気配だ。イメージ 1折からの西風に流されて、黒い雲が渦巻きながら、次つぎと流れてくる。様々に変化しつつ、時におどろおどろしい魑魅魍魎の象形となって襲い掛かってくるようで、思わずぞっとして目をそらせば、次の瞬間には別の姿となって何ごともないように東の空に流れていく。心の底におりのように渦巻いているどろどろが投影して、自然の雲の動きをなにか恐ろしいものに見せているのだろう。とすれば、オレの心のなかはこんなにも醜いのか。。

六根清浄!六根清浄!反省しろ、オレ!

こんな異常な空模様には既視感がある。調べてみたら2014年5月26日のことだった。この時は南からの強風が藤野の兜岩を吹き降ろしてウェーブとなり、ワイナリーの上に渦巻く黒い雲が、恐ろしい姿となって小心者のオレをちびらせたのだった(そういえばこのブログにも書いてた)。思えば天候不順だったよね、この年も。。

その6月23日、「木星」の上では、実はもっとすごいことが起こっていた。下の写真は、米航空宇宙局の無人探査機「ジュノー」がフライバイ時に撮影した木星北半球の雲の渦なんだと。。
どう見ても悪魔の群れが絡み合い、のたうちまわっているとしか表現できない凄まじい画像だ。この世にこんな恐ろしい光景があるなんて信じたくない、見てはいけない!
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180625-00000021-jij_afp-sctch.view-000

とすればだ。オレのドロドロなんて、たわいない可愛いものだ、ちゃっちいもんだ。。と、木星の画像から立ち直りのきっかけをいただいたオレなのでありました。(180625)


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恋するブドウ

「違う種類のブドウを植えておいて勝手に交配しないんですか?」

20数種のワイン用ブドウを試験栽培している第一圃場を案内しているときに、よく聞かれる質問です(FAQ!)。

「ワインブドウは自家交配するので、大丈夫!」、が答え。ついでに「手近に自家交配なんてほんとにツマらん人生ですよね、こいつら」と付け加えてウケ狙いするのがいつものパターン(笑)。

でも各品種の中でただ一種類だけ、ヤマブドウだけは雌雄異株。メス木とオス木が適度に混在しないと受粉しないのだそうです(「適度」の感覚には個人差があると思いますが。。)。また、種子からの発芽で育てると大半はオス木になるそう、オスの出生率のほうが高いというのも、人間に似てなんとなく納得できます。

このヤマブドウ、雌雄異株のためか受粉が不安定なのが問題で、野生状態ではスカスカにしか実をつけない、いわゆる花振るいしている実が多いのはこのためといわれています。また毎年の出来の差が大きいことも問題のひとつ。当ワイナリーでも大量に持ち込んでいただいたのをワインに仕上げる年もあれば、まったく入荷しないこともあるので、勢い山ぶどうワインは高価なレアものになりがちです。

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ワイナリー敷地内に自生しているヤマブドウ、いつになくたくさん花房をつけて今年は豊作の気配。ここから挿木どりして将来の大増産をねらっているところですが、やはり優秀なオスも育てて、いずれはウッシッシのハーレム状態にしてあげないとなあ、なんてすこし下世話な心配をしている昨今なのでありますが、なにか。。(180621)

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フルーツ街道をとおって八剣山トンネルを抜ければわが八剣山ワイナリー、いまではじょうてつバス「かっぱライナー」も通う快適なアクセスですが、ちょっと前まで、ここに来る道路もなかったといえば驚くのではないでしょうか。。

今のワイナリー敷地を地質調査の研修地として入手したのは、1996年のこと。ここで(以前にも書いた)「さとやま八剣山」の市民グループで山遊びを始めたのが1999年の春でした。

当時、この上砥山地域は豊平川左岸の断崖と八剣山の山稜の奥に位置し、札幌市内でありながらこんな秘境があるのかと驚くような「陸の孤島」状態(おかげでまとまった面積の原野を、後年ワイナリーにすることができたのでしたが、、)。国道から橋を渡って、ずいぶん遠回りして通ったものでした。札幌市道として八剣山山腹をくりぬいた『八剣山トンネル』が完成し、簾舞がわからまっすぐ入れるようになったのはその年の秋のことで、交通インフラのありがたさをシミジミ噛み締めたものでした。http://www.city.sapporo.jp/kensetsu/stn/doroshiryo/tunnel/01_hakkenzan.html

秘境とばかり思っていた上砥山地区、意外にも古くから開けた地域であることがだんだんわかってきました。昭和30年代には、前回もかいた「黄金山スキー場」に、定山渓鉄道がスキー客を運んでいましたし、ワイナリー近くには上砥山神社もまつられ開拓の歴史を感じさせます。

実はワイナリーのさらに奥の、今はうっそうとした山すその原野で、そうとう昔から水田や畑作を営んでいた農家が何軒かあったとのこと、隣のH果樹園やT島さんのご先代は、もともとこちらに入植した方たちだったのです(明治後期と思われます)。そういえば、八剣山中腹の、いまは大きな落葉の樹が密生するあたりでも、段々の地形になっていたり石垣の痕跡があったりと、なんとなく人の営みの気配がありました。

当然のことながら、農産物出荷には搬出道路が必要です。八剣山が豊平川に落ち込む断崖絶壁に、「八剣山道路」が開削され利用されていたのでした。なんとまあ、大変な労力+執念でしょうか?不便をものともしないパイオニア精神、昔の人は偉かったとつくづく思います。

先般ご紹介の『定山渓鉄道』に、この「八剣山道路」の記載がありました。昨日行ってみると通行止めの立看板が、奥には幅2m足らずの道路の痕跡が残っています。その先は柱状節理にそって崩壊して道路は消失し、50mほどの断崖の下を増水した豊平川の流れがとうとうと洗っていました。こんなとこ馬車でかよったのかい、やっぱすごいや、昔の人は。。(180610)


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水瓶座の時代

ワイナリーでなんとなく遅くまで仕事しているとこんな景色に出会うことがあるので、宿直するのは嫌いじゃない(笑)

満月に近いおぼろ月に大きなリングが掛かり、薄墨のような雲の波が幻想的だ。隣に見える大きな星は木星、昔風に言えばランデブーってやつだな(6/28)。

うちのワインをちびりながらデッキから夜空をながめていたら、頭のなかに「♪エージ オブ ア・クェーリアース♪」と、「輝く星座」のサビがよみがえってきた。いい曲だったよね、これ。

1968年のグラミー賞最優秀レコード賞受賞っていうから、オレはまだイガグリ頭のニキビ面だったはずだ。いやいやながら高校入試にそなえていたかも。そっからこっち、ずいぶん遠くに来ちまったもんだ、いやはや。。


はてさて、次の写真は翌日(6/29)の月と木星の位置関係だけど、動いているね、確かに。こちらのちっぽけな事情などお構いなしに、確実に天体は運行している。決して後戻りしない自然の営みが、進んでいく。おたおたしていられないぞオレ、時間が無いぞオレ、とわたくしごとながら、シミジミ思うのであります。

ところでこの曲は、「水瓶座の時代」の幕開けをうたったものらしい。確かにこのころから日本経済は急成長、幕開けは確かに輝いていたはずだけど、とってもいい時代が長くつづいていくわけではなかった。

始まったばかりのはずの新時代、これからどんなことになるんだろうね。(180602)

Aquarius/Let the Sunshine In / The Fifth Dimension

When the moon is in the Seventh House
 And Jupiter aligns with Mars
 Then peace will guide the planets
 And love will steer the stars
 This is the dawning of the age of Aquarius
 Age of Aquarius,  Aquarius!,  Aquarius!


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