恋愛走者 第二部

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青春走者  その28

「洸児センパイ・・何か元気ないっすね」

放課後になり部活に打ち込む陸上部の面々だが洸児だけはテンションも上がらず、

後輩部員たちから心配される状態だった。


翔は頭を掻きながら洸児に近づき、

「おい!いい加減シャキッとしろよ!お前らしくねぇんだよ!」

と、軽くキックをくらわせる。


「あぁ・・分かってるよ。すまん・・・」

帰ってくる言葉は覇気の無いものだった。

「なぁ、洸児。お前何かあったんだろ?部活終わったら話せよ。」

「・・・・・」


翔の言葉に複雑な顔をする洸児だったが、ふぅっと息を吐くと、

「・・・分かった。後で話すよ。」

と、少し笑顔を見せながら答えた。





「なにぃ!あの美佐センパイとぉ?」

「バカ野郎!声がデカイんだよ。」

部活の後、いつものハンバーガーショップで美佐との出来事を

洸児から聞いた翔は思わず立ち上がり叫んでいた。


「でもよぉ・・なんで今頃なんだ?」

「俺にも分からない。翔、お前なら分かるんじゃないのか?」

「う〜ん、いくら俺でもなぁ・・女心は秋の空って言うしなぁ・・」

そう言いながら二人して天を仰いだ。



「とにかくよ、お前は早苗ちゃん一筋なんだからキッチリとケジメつける必要があるよな」

「あぁ。それも分かってる。問題は・・早苗ちゃんが会ってくれない事だ・・・」

「とりあえずは美佐センパイにハッキリと言うしかない。」

「でも、俺と早苗ちゃんの事を知っているんだぜ?どうハッキリ言えばいいんだ?」

洸児の問いにハンバーガーをかじりながら翔は答えた。


「んなもん、簡単だろ?俺には愛する彼女がいますとビシッとだなぁ」

「お前・・真面目に聞いてないだろ・・・?」

「は?・・いや・・こんな面白い展開めったに見れないしさ・・あれ?洸児?」

翔の言葉が終る前に洸児はテーブル上に崩れていた。


つづく

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