読めば必ず幸せになる「幸福の話」と「光明の波状攻撃」

順番に読むように書かれていますので、お手数でも2010/01/01「幸福の話」からお読みください

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フランク・ハーバートのSF作品に「デューン/砂の惑星」シリーズというのがあります。
イラストを石ノ森章太郎が担当していた頃からの愛読書ですが、作者の死亡により未完となってしまいました。
別ブログでこんな事を書いた事があります(長いですが)
*****
そもそも、ハーバートの「砂の惑星」シリーズというのは、新しい作品が出た時点で、その前までのすべての作品が「序章」扱いになってしまうというやっかいな性質をもっているのも事実である。
栄光に包まれたヒーローは、悲劇に苦しみ、あっけなく踏み台にされ、正義の立場の主要人物が、あっさりと悪の立場に移行する。
人類3000年の平和のため、その身をささげた次のヒーローは、諸悪の根源とされる。あたかも、読者の感情移入を、常にはずそうと試みているかのようだ。
また、何が善で、正義かも定かではない。
砂漠の星に水が溢れることは善ではないのか?しかし、それは、この舞台設定での富の源泉である「メランジ」という香料の枯渇を意味する。
人類が何の争いもなく3000年以上平和を享受する事は善ではないのか?しかし、それは人類文化停滞を招く。
未来予知ができること、自分の遺伝子を作った過去の全人類の記憶をもてること、一見、大変便利そうだが、その実態は・・・・。
私は長年このシリーズに親しんできて、いったいハーバートはこのシリーズを何のために書き、いったいどこに落としどころをもっていこうとしているのだろうと、ずっと思っていた。
そこまで見届けないと、真の意味でこのシリーズは理解できないと思っていたのだ。
だから、彼の死によりシリーズが未完に終わった時、ぼう然としたものだ。(彼のメモをもとに息子が完結編を書くらしいが)
しかし、もしかしたら彼は、この変遷する曖昧な価値基準こそを、書き続けたかったのかもしれない。すなわち、それが人類の真の姿であると。
あるか遠い未来の話であるこのシリーズの最初の主人公は、ある宗教的結社による長年の遺伝子操作と、特殊生物(砂虫)から取れる「生命の水」(上記「メランジ」の大元)により「すべての時間、すべての空間に同時に存在するもの」「クイサッツ・ハデラッハ」となりますが、引用文のようにそれは悲劇をもたらします。その妹は、母親の胎内にいる時に母親が「生命の水」を飲む事により、すべての祖先の記憶を持つものとして生まれてきますが、後にその祖先の1人に人格を奪われて滅びてしまいます。彼の息子は、宇宙の平和を保つために、父の能力に加え、砂虫と一体化することによりほぼ永遠の命の肉体を得ますが、やはりそれは人類の真の幸せ、自分の幸せにはつながっていません。
私たちの本質は「神」であり、次元、時空を創造し、そこへ無限内容を投影しています。
次元、時空を超越していますから、あらゆる次元、時空に同時に存在しているとも言えます。
つまりは「クイサッツ・ハデラッハ」は一見良く似た存在です。
何が違うかと言えば、「クイサッツ・ハデラッハ」は「神性の自覚」によってその能力を得たわけでは無く、遺伝子操作と「生命の水」という物質的手段によりそれを得たのです。
「意識」「心のありかた」が有限な「現象個我」のまま「無限」の能力を得れば、有限の器に無限量の液体を注ぎ込むようなものですから、その器から溢れてしまうか、その器が壊れてしまうのは、当たり前です。
つまりは、物質的な手段をとろうとも、ある種の超能力的な手段をとろうとも、意識が「現象個我」のレベルから離れない限り、人間は幸せになどなれない、ということです。
作者は意識的か無意識的かわかりませんが、そこらへんを書きたかったのかな、と最近の再読でわかってきました。そうなると、上記の引用部分の疑問も、解けてくるような気がします。
 
では「神性の自覚」により「無限性」を悟った人には何がおこるかというと、
有限な「肉体個我」の器の中に、必要な時に必要なものが必要なだけ注ぎ込まれ、不要な時には去ってゆく。
器から溢れる事も、器が壊れる事もない。
そういった形で「自分の本質」である「無限性」が「有限な現象世界」に「表現」されるようになるのです。
そこには不自然な超能力等も不要な、自然な形での「幸福」が実現する事になるのです。
 
 

 

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おはようございます
そうだ と思います。最近の事件をみても、そう思わせる事件がありましたね。
ひとは ひとらしく、感謝で生きるのが一番ですね。
有限の器に無限は入らない。必要な時に必要なだけそそがれる…その通りだと思います。
今日も、、ありがとうございます

2011/11/26(土) 午前 7:08 cb2**atumot*t 返信する

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本来相の「無限」を知らずに、有限世界でモノをかき集めて無限を実現しようと必死になっているのが、現象人間の不幸なのです。

2011/11/26(土) 午前 8:10 [ 白亜森 ] 返信する

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