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只今、実験中です
ジャンパーが滑る助走路について、
以前は天然雪や人工降雪機の雪でシュプールを造っていました。
しかし、気温上昇や日光によって融けてしまったり、何人ものジャンパーが滑ると
シュプールの縁が壊れてしまいます。
現在は、その2本のシュプールが壊れない様に、水を撒いて凍らせたり冷却パイプを用いて雪が融けるのを 防いだりしております。
北欧やヨーロッパのジャンプ競技場の大半は冷却装置が備わっており、または冬でもアルミ製のシュプールを冷やして表面に霜を付けた助走路が主流です。
当競技場には冷却装置がございません。
しかしより良い条件でジャンプをしていただくために、『氷のシュプールを造りことができないか?』
を実験しています。
■氷造り
①スキー場の飲食施設の大型冷凍庫(−20℃)で氷を造ってみました。
しかし、空気が入ってしまったり割れてしまい当競技で使える氷はできませんでした。
②飯田市の製氷会社『宮下製氷冷蔵株式会社』様のご協力をいただき、
空気の入っていない純度の高い氷を用いました。
(重さ約140㎏の大きな氷の塊りを助走路の幅に合わせてカットしていただきました)
■氷を助走路へ設置
①チェーンソーを使って雪を氷の大きさに掘る。(35°の急斜面での作業は思った以上にたいへんです)
②氷を雪に接着させるために、底を平らにして、更に水を撒く。 ③氷を入れ、隙間に雪を入れて固定します。
■シュプールの彫りこみ
当競技場に備わっている整備機のカッターで、氷にルールどおりのシュプールを彫りこみます。 ■完成
すばらしいシュプールができました!
■今後
今回の実験では『35°の急斜面に氷を固定できるのか?』 『カッターでルールどおりのシュプールが掘れる のか?』 を試しました。両方ともに素晴らしい出来具合でした。
今後は『スタート地点から踏切地点まで、この氷を並べて綺麗な2本のシュプールが出来るのか?』 また、 『その シュプールを滑っても問題がないのか?』 『日光や気温上昇にも耐えうるのか?』
などなど、試さなければならない事項がいくつもあります。
これが完成すれば世界初の素晴らしい助走路になります。
来シーズンの導入を目指して実験を重ねます!
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ジャンプ台を作る男達


