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昨日まで開催された第89回全日本スキー選手権(ジャンプ)ラージヒル競技の雪面整備を振り返って。
2月25日(金) ラージヒル オフィシャルトレーニング
天気予報では「前日の夜から雪が降り始め朝から雨に変わる」となっていたために助走路の整備は25日の朝から行う予定だった。しかし夜は雪が降らず気温も下がらず、トレーニング開始7:00からは気温が上昇する予報になっていた。
助走路の整備はトレーニング開始30分前までに終了させなくてはならないため整備作業は午前3時からスタート。
夜間気温は下がらなかったが前日に水分の含んでいない綺麗な雪を助走路全体に敷きつめていたため雪面の状況は良かったしシュプールも綺麗に出来あがった。
トレーニング開始時の気温は1.8℃で雨が降り始めた。結局トレーニングが終了するまで小雨が続き、終了時の気温は6.3℃まで上昇したが、前日に綺麗な雪に入れ替えておいたためとラウンドの間に液体窒素を撒いて融けるのを最小限に防いだことで、雨が降り続いたがシュプールの損傷は少く、ラウンド3に行われた予選会での助走スピードは全選手平均的だった。
【2/17:雪の踏み固め】
2月26日(土) ラージヒル競技
天気予報では「25日夜から26日朝まで気温が低下し26日5時では−7℃になる」とのことから、25日の午後から雨のために使えなくなってしまった雪を排雪し、水分を含んでいない綺麗な雪に入れ替えを行い、18時から整備機を使って作業開始。シュプールを切った後、ジョーロで水を撒いた。
朝4時の時点での気温は−7.6℃、シュプールは完全に氷になっており最高の出来具合だった。
スケジュールどおり7:00トライヤルラウンド開始、7:50ファーストラウンド開始、終了は8:47。その時点で天候は快晴、紫外線がきつく気温が急上昇(3℃)。みるみるうちに雪面が融け始めた。
9:02ファイナルラウンド。 気温がどんどん上昇。ビブ20番頃には気温が4℃、雪面は水が浮いた状態に・・。
結局、1番目の選手と最後の選手では助走スピードが約5km/hも違い公平性に欠けるために再試合となった。
協議の結果、「選手10人毎に液体窒素を撒いて雪面が融けるのを最小限に防ぎながら競技を行う」となった。
気温が上昇する中で10人毎に液体窒素を撒くとなると迅速に散布作業を行うことが重要であった。
結果としてはスムーズに液体窒素散布ができ公平な競技を行うことができた。
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ジャンプ台を作る男達


