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白馬ジャンプ競技場【公式】
長野県白馬村の『白馬ジャンプ競技場』公式ブログです。見学情報・ジャンプ選手の情報・日々の出来事等を提供していきます

書庫ジャンプ台を作る男達

昨日まで開催された第89回全日本スキー選手権(ジャンプ)ノーマル競技の雪面整備を振り返って。
 
ノーマルヒルについては1月末にジャンプ合宿が行われた際に助走路の雪面をゲージ(ジャンプ台設計どおりの定規)上5cmにして、その後は自然に降る雪が積もっている状態だったが、2月18日の大雨(15mm)の影響で水分を多く含んだ雪(通称:腐った雪)になってしまっていた。大会直前の23日に競技役員や自衛隊、そして当競技場職員で腐ってしまった雪を取り除き、水分が少ない綺麗な雪に入れ替える作業を行った。
                                      【雪の入れ替え作業】
 
2月26日(土)ノーマルヒル オフィシャルトレーニング
午前中に行われたラージヒルのファイナルラウンドが再試合になったため、14:30の開始時刻を15:00に変更。12:00から助走路の整備を開始した。
事前に雪を入れ替えてその上をシートで覆って日光に当てないように保存していたために雪の状態はとても良かった。しかし晴天で紫外線が強いためにみるみると融け始めてしまう。これを防ぐために助走路の脇にポールを立ててシートで日蔭を作り、助走路に直射日光が当たらない様にしてから整備機でゲージ上5cmまで雪を削った後にシュプールを切った。
しかし直射日光がきついために助走路の状態を保つのが厳しく、予定ではトレーニング2本の後に予選ラウンドだったが、トレーニングを1本行った後に予選ラウンドを行った。
トレーニングラウンド中は助走路脇の日蔭シートをそのままにし予選ラウンド開始前に撤去した。これは16時を過ぎて日差しが弱くなったのとコーチングボックスから助走路が見にくくなるためである。
17:20予選ラウンドが終了した。
用意した液体窒素は使わずに日蔭を作り雪融けを防ぐことによって公平なスピードを保つことができた。
 
2月27日(日)ノーマルヒル競技
天気予報では「前日の深夜から早朝にかけて気温が低下(−5℃)する」とのことだったので、26日のオフィシャルトレーニングで使用したシュプールを、深夜になって気温が低下してから壊れた縁をコテで修理してその後にジョーロで水を撒いて気温低下で凍らせることによりシュプールを再製した。
25日の雨、26日の晴天による日差しの影響で壊れたシュプールを見事に復活させることができ、この時期としては最高状態に仕上げることができた。 そのお陰で用意した液体窒素を使うことも無く、公平な競技を行うことができた。
 
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