これまでに筆者が真剣に関わってきた最新イチゴ栽培において、
どう考えても「これだけは確かだ」と断言できる生産方式についてまとめておきます。
今回は夏秋イチゴに関してです。ちなみに、次回は促成イチゴです。
夏の涼しい北海道を中心に定着している、
夏秋イチゴ栽培にはどのような栽培方式が最も適切か、
試験研究や生産現場でのこれまで長い取組みによって得られた結論は以下の通りです。
使用品種は、夏秋期といえども促成栽培並みの果実品質と生産性を有する品種を使用すること。
促成栽培の端境期であっても、外観・食味・日持ち・大きさの見劣りする果実では、
人件費の高い我が国において、長期的に高付加価値は期待できません。
加えて、夏秋栽培で多発しやすいうどんこ病に強抵抗性を有する品種が望ましい。
作型は、春植の養液栽培が最も安定しているが、
果実品質が安定的に優れておれば、秋植の土耕栽培や半促成栽培も有望です。
この季節の出荷果実は、業務用の1段並べが中心ですが、
大果では一般のパック詰めにも使えます。
これらの条件を満たす実用品種として「新白鳥1号」をお薦めします。
次に、生産苗は、無病の培養苗から養成したセル苗(プラグ苗)を使用すること。
これによって、ホコリダニ・疫病・根腐れ萎ちょう病・萎黄病など
難防除病害虫の圃場持込みを防止できます。
土壌消毒していない既存畑で増殖した冷蔵苗は大変危険です。
栽培圃場でのこれらの感染は生産苗からの持込みによるものが大部分です。
苗の性状や外見の良否で決して判別できるものではありません。
根鉢の頑丈なセル苗をマルチ圃場へ直接挿しこんで定植するか、
小型ポリ鉢で1ヵ月間ほどさらに育苗して本圃へ定植します。
定植後2-3ヵ月目で開花・肥大・収穫できるまでに株が充実してきます。
適正に栽培管理すれば、盛夏の8月を含めて、5-11月にかけて連続収穫できます。
年次や季節で収量変動しますが、株当たり2パックほど見込めます。
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