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			<title>白鳥イチゴ</title>
			<description>イチゴのオリジナル記事を満載。イチゴ歴30年以上の技術者が渾身のエネルギーで混迷の世相に問う。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/hakucho_brix</link>
			<language>ja</language>
			<copyright>Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.</copyright>
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			<title>白鳥イチゴ</title>
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			<description>イチゴのオリジナル記事を満載。イチゴ歴30年以上の技術者が渾身のエネルギーで混迷の世相に問う。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/hakucho_brix</link>
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			<title>ホットスポット（02）</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-95-b8/hakucho_brix/folder/1511691/78/62515178/img_0?1306981578&quot; width=&quot;560&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-95-b8/hakucho_brix/folder/1511691/78/62515178/img_1?1306981578&quot; width=&quot;560&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-95-b8/hakucho_brix/folder/1511691/78/62515178/img_2?1306981578&quot; width=&quot;560&quot;&gt;&lt;br /&gt;
ホットスポット[ イチゴ生産法人果楽土 ]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「果楽土」は、兵庫県猪名川町で促成イチゴを主に生産販売する農業会社です。&lt;br /&gt;
異業種からイチゴ分野へ新規参入しました。&lt;br /&gt;
果楽土という名前は、宝石の大きさの単位であるカラットに由来し、&lt;br /&gt;
当農園の主力品種「アスカルビー」に因んでいます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
当農園の最大の特徴は、その栽培システムと果実の品質管理にあります。&lt;br /&gt;
ハウス天井から細いワイヤーで吊るしたベンチで養液栽培しています。&lt;br /&gt;
この栽培システムを正式には「ネゲブシステム」を称します。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ネゲブシステムはイスラエルのネゲブ砂漠地域で発達した、バリアフリー型の養液栽培システムです。&lt;br /&gt;
ここでタイ人作業者が立ち姿勢で下から果実を収穫している光景を見た時は本当にビックリしました。&lt;br /&gt;
同伴のイスラエル人から「ガザの紛争地域だから弾が飛んでくるかも知れないよ」と&lt;br /&gt;
注意されていたのをすっかり忘れて、これに見とれていました。&lt;br /&gt;
そしてここのメンバーと自分のことのように握手しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
帰国前にエルサレムの嘆きの壁を訪問した際、黄色い満月が壁の上方で輝いていました。&lt;br /&gt;
遣唐使であった阿倍仲麻呂の詠んだ「天の原　ふりさけみれば春日なる　三笠の山に出でし月かも」&lt;br /&gt;
を思い出しつつ、是非、日本でもこのシステムを導入したいと私は思いました。&lt;br /&gt;
その背後では、イスラエル兵達が大きな自動小銃を訪問者に向けて監視していました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
果楽土は本システムに注目し、さらに独自の改善を加えて完成させました。&lt;br /&gt;
各種の改善のなかで最も重要な点は、「常に味の良い果実を生産する」ことでした。&lt;br /&gt;
促成品種の中では比較的酸味の強いアスカルビーの糖度を高めて甘味と旨味を乗せると、&lt;br /&gt;
プロ好みの良食味になることは、育成者である私には自明のことでした。&lt;br /&gt;
このためには、培地や採光や気温にとどまらず、養液レシピにも工夫を凝らしています。&lt;br /&gt;
市販の総合養液肥料ではなく、単肥を組み合わせた食味最優先のレシピを採用しています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
開園当初は関西の市場や量販店へ果実を販売していましたが、&lt;br /&gt;
数年前から観光農園にも力を入れています。&lt;br /&gt;
バリアフリーの快適な栽培環境と、良食味の果実が訪れる客を魅了しています。&lt;br /&gt;
目と舌の肥えた阪神間のお客さんのホットスポットとして発展するとともに、&lt;br /&gt;
農園設立当初、休耕田や雑草の目だった場所が整備されて賑やかさを取り戻しつつ、&lt;br /&gt;
地域の雇用確保の場としても大変役立ってきています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝&lt;br /&gt;
ご意見は下記にメールして下さい。&lt;br /&gt;
白鳥イチゴ研究所&lt;br /&gt;
hakucho_brix@yahoo.co.jp&lt;br /&gt;
あるいは、本文下のコメント欄（未登録の方もOK）や、&lt;br /&gt;
内緒コメント（Yahoo! JAPAN IDに登録の方のみ）&lt;br /&gt;
をご利用して下さい。&lt;br /&gt;
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/hakucho_brix/62515178.html</link>
			<pubDate>Thu, 02 Jun 2011 11:26:18 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>新白鳥1号とセル苗の組み合わせ（10）</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-95-b8/hakucho_brix/folder/1505850/22/62510422/img_0?1306819295&quot; width=&quot;500&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-95-b8/hakucho_brix/folder/1505850/22/62510422/img_1?1306819295&quot; width=&quot;367&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-95-b8/hakucho_brix/folder/1505850/22/62510422/img_2?1306819295&quot; width=&quot;424&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-95-b8/hakucho_brix/folder/1505850/22/62510422/img_3?1306819295&quot; width=&quot;499&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-95-b8/hakucho_brix/folder/1505850/22/62510422/img_4?1306819295&quot; width=&quot;333&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-95-b8/hakucho_brix/folder/1505850/22/62510422/img_5?1306819295&quot; width=&quot;333&quot;&gt;&lt;br /&gt;
これまでに筆者が真剣に関わってきた最新イチゴ栽培において、&lt;br /&gt;
どう考えても「これだけは確かだ」と断言できる生産方式についてまとめておきます。&lt;br /&gt;
今回は夏秋イチゴに関してです。ちなみに、次回は促成イチゴです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
夏の涼しい北海道を中心に定着している、&lt;br /&gt;
夏秋イチゴ栽培にはどのような栽培方式が最も適切か、&lt;br /&gt;
試験研究や生産現場でのこれまで長い取組みによって得られた結論は以下の通りです。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
使用品種は、夏秋期といえども促成栽培並みの果実品質と生産性を有する品種を使用すること。&lt;br /&gt;
促成栽培の端境期であっても、外観・食味・日持ち・大きさの見劣りする果実では、&lt;br /&gt;
人件費の高い我が国において、長期的に高付加価値は期待できません。&lt;br /&gt;
加えて、夏秋栽培で多発しやすいうどんこ病に強抵抗性を有する品種が望ましい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
作型は、春植の養液栽培が最も安定しているが、&lt;br /&gt;
果実品質が安定的に優れておれば、秋植の土耕栽培や半促成栽培も有望です。&lt;br /&gt;
この季節の出荷果実は、業務用の1段並べが中心ですが、&lt;br /&gt;
大果では一般のパック詰めにも使えます。&lt;br /&gt;
これらの条件を満たす実用品種として「新白鳥1号」をお薦めします。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
次に、生産苗は、無病の培養苗から養成したセル苗（プラグ苗）を使用すること。&lt;br /&gt;
これによって、ホコリダニ・疫病・根腐れ萎ちょう病・萎黄病など&lt;br /&gt;
難防除病害虫の圃場持込みを防止できます。&lt;br /&gt;
土壌消毒していない既存畑で増殖した冷蔵苗は大変危険です。&lt;br /&gt;
栽培圃場でのこれらの感染は生産苗からの持込みによるものが大部分です。&lt;br /&gt;
苗の性状や外見の良否で決して判別できるものではありません。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
根鉢の頑丈なセル苗をマルチ圃場へ直接挿しこんで定植するか、&lt;br /&gt;
小型ポリ鉢で1ヵ月間ほどさらに育苗して本圃へ定植します。&lt;br /&gt;
定植後2-3ヵ月目で開花・肥大・収穫できるまでに株が充実してきます。&lt;br /&gt;
適正に栽培管理すれば、盛夏の8月を含めて、5-11月にかけて連続収穫できます。&lt;br /&gt;
年次や季節で収量変動しますが、株当たり2パックほど見込めます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝&lt;br /&gt;
ご意見は下記にメールして下さい。&lt;br /&gt;
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＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/hakucho_brix/62510422.html</link>
			<pubDate>Tue, 31 May 2011 14:21:35 +0900</pubDate>
			<category>その他文化活動</category>
		</item>
		<item>
			<title>この時代（01）</title>
			<description>この時代 [ デフレの正体（藻谷浩介・角川書店）]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
1990年代から今日までの約20年間、&lt;br /&gt;
豊かさの実感を得ないまま、&lt;br /&gt;
進むべき方向を見失って、&lt;br /&gt;
正体の見えない不気味なものに振り回されてきたように思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
構造改革を大儀にして華々しく登場した自民党小泉内閣は、&lt;br /&gt;
結局、拝金主義と経済格差の拡大、弱者切捨てを進め、&lt;br /&gt;
日本のよき慣行まで破壊しただけのように思います。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
また、生活再建を旗印にして衆院選挙で大勝した民主党鳩山内閣は、&lt;br /&gt;
赤字国債の増発によって、膨大な借金を先送りするとともに、&lt;br /&gt;
政治主導という名目で、官僚バッシングに終始し、&lt;br /&gt;
彼らの能力や意欲まで萎縮させてしまいました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この失われた20年の底流にどのような本質的な変化があったのか、&lt;br /&gt;
このことを的確に知ることは、今後の日本に活路を見出し、&lt;br /&gt;
上記のような過ちを繰り返さないために重要です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
本書「デフレの正体」は、日本全体を覆う喪失感や内需不振が、&lt;br /&gt;
1990年後半から顕著になり始めた、&lt;br /&gt;
高齢人口（65歳以上）の急激な増加と、&lt;br /&gt;
現役就業世代（15～64歳）の減少が大きく支配していることを、&lt;br /&gt;
基本的な統計数字を基にして実証しています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
財力はあっても消費しない富裕な高齢者と、&lt;br /&gt;
絶対人数が少ないか、消費したくとも財力のない現役就業者、&lt;br /&gt;
これに伴う内需縮小が、失われた20年の第一原因であると断言しています。&lt;br /&gt;
これは、終戦直後の人口急増（団塊世代）とその後の少子化という、&lt;br /&gt;
日本特有の人口動態に根ざしており、今後もこの傾向は続くと述べています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
主な対策として、これまでの新技術開発に加えて、&lt;br /&gt;
日本独自の内需振興策が必要だとしています。&lt;br /&gt;
　 高齢富裕層から若者への所得移転&lt;br /&gt;
　 女性の就労促進と経営参加&lt;br /&gt;
　 外国人観光客と短期滞在客の受け入れ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
これまで主流であった、輸出競争力のある低価格・高品質商品（外貨獲得が中心）だけによらず、&lt;br /&gt;
デフレ時代に適応した内需振興のためには、&lt;br /&gt;
個性的で、値崩れしない高付加価値商品（ブランド商品）の開発の重要性を説いています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ちなみに、悪戦苦闘の現場実践とその深い反省から、&lt;br /&gt;
筆者が初めて提唱した、夏秋イチゴ「新白鳥1号」によるセル苗栽培システムは、&lt;br /&gt;
この考えに根ざしています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「なるほど、そうだったのか」と、&lt;br /&gt;
眼から鱗が落ちる書物内容でした。&lt;br /&gt;
課題のあるところには、必ず解決方法もあるものです。&lt;br /&gt;
決して諦めないで、考え続けること。改めて本書から教えられました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝&lt;br /&gt;
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			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/hakucho_brix/62462667.html</link>
			<pubDate>Thu, 12 May 2011 15:36:49 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>ホットスポット（01）</title>
			<description>&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-95-b8/hakucho_brix/folder/1511691/99/62442999/img_2?1304577558&quot; width=&quot;560&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-95-b8/hakucho_brix/folder/1511691/99/62442999/img_3?1304577558&quot; width=&quot;533&quot;&gt;&lt;br /&gt;
ホットスポット[ 二上山のサヌカイト ]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
大阪府と奈良県の県境に位置する二上山一帯は、&lt;br /&gt;
今から一万年以上前の旧石器時代から弥生式時代にかけて、&lt;br /&gt;
関西を中心に西日本で広く使われた石器類の原料となったサヌカイトの主産地として有名です。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
サヌカイトとは、火成岩の一種で、マグマから噴出した溶岩が急激に冷やされた際、&lt;br /&gt;
緻密なガラス質になった安山岩のことです。&lt;br /&gt;
このため、鉄ハンマーでその塊を打ち叩くと、鋭利な刃先のように薄く剥がれて割れます。&lt;br /&gt;
この特性を利用して、矢じりや石斧や石包丁などの生活用具が盛んに作製されました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二上山の北側に連なる春日山一帯の表層からサヌカイトの小破片がたまに見つかります。&lt;br /&gt;
また、現在、その斜面に広がるブドウ畑を囲む石垣の一部にサヌカイトが使われています。&lt;br /&gt;
しかしながら、現在では一箇所から良質なサヌカイトをまとめて収集することは困難です。&lt;br /&gt;
長い石器時代の間にほとんどが拾いつくされたためと言われています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そこで、何とかサヌカイトをまとめて収集できる場所がないかと、&lt;br /&gt;
二上山一帯の岩場や沢を数年かけて探索してきました。&lt;br /&gt;
写真で示したように、ある岩場にサヌカイトの露頭を見つけました。&lt;br /&gt;
そして、その周りには大小の原石が散乱していました。&lt;br /&gt;
採取場所を示すと、貴重な原石が乱獲されるおそれがあるので載せませんが、&lt;br /&gt;
石器加工や学校教材等でどうしても必要な方は下記までご連絡下さい。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝&lt;br /&gt;
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			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/hakucho_brix/62442999.html</link>
			<pubDate>Thu, 05 May 2011 15:39:18 +0900</pubDate>
			<category>その他文化活動</category>
		</item>
		<item>
			<title>電照とナメクジ（49）</title>
			<description>突然、その半分を口にして密かにいい思いをした山村が、前に緊張して語りだしたことを思い出し、&lt;br /&gt;
今度はにっこりとリラックスして、「姫様が、『心許せる善良な方に囲まれて、身分も外聞も気にせず、&lt;br /&gt;
心置きなく味わえるこの瞬間が最も幸せです』という言葉こそが、イチゴの全てだと思います」と&lt;br /&gt;
十五夜姫の言葉を繰り返しました。&lt;br /&gt;
「物心がついた頃から野山のイチゴに親しみ、それに因んで十五夜姫という名前まで冠せられた方。&lt;br /&gt;
その貴方が今、何気なく語った感想こそが、イチゴに魅せられた者としての結語だと思いました。&lt;br /&gt;
その言葉をお聞きして、改めて貴方が並々ならぬ方だと確信しました」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
誕生日用に特別に装飾されたデコレーションケーキのイチゴを残らず平らげてしまった十五夜姫は、&lt;br /&gt;
前に、山村が『イチゴには独自のイメージがある』と述べた点を心置きなく聞くつもりでいました。&lt;br /&gt;
栽培のテクニックやその問題点は専門書を読み返せばある程度理解できるし、もっと知りたければ、&lt;br /&gt;
誰もいない時間帯に散策がてら実際のイチゴハウスをこっそり覗き込めば肉付けできる。&lt;br /&gt;
しかし、その背景とか動機とかやらは、本質的な領域でそれに直接関与した人物の考え方や姿勢、&lt;br /&gt;
つまり内面性を理解しないと、分からないものである。イチゴハウスを隅々まで観察しても、&lt;br /&gt;
そこには赤いイチゴしかない。熟れた赤いイチゴは咽喉から手が出るほど欲しいが、&lt;br /&gt;
自分の知的欲求には全て応えてくれない。かといって、疑問点を自分の絶え間ない思考力で演繹しても、&lt;br /&gt;
本人の裏づけがなければ所詮絵に描いた餅の領域を出る訳ではない。評論家の域をでない。&lt;br /&gt;
それは十五夜姫にとって、座右の栽培書を『理解できても納得できない』ことでした。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
科学や技術は人の便宜に左右されない客観的なものに支配されているというが、&lt;br /&gt;
それはすでに出来上がってしまって、目の前で誰にでも分かりやすく説明できる段階での話であって、&lt;br /&gt;
まだ暗いトンネルの中で模索している状態の下では、その中心人物の明かりが頼りである。&lt;br /&gt;
今回、偶然にもその明かりを照らそうとした人物にイチゴハウスで会うことができました。&lt;br /&gt;
胃の腑を満たして喜々としている矢先、山村の方からその話題を切り出しました。&lt;br /&gt;
好きなワインや中将ビールにしたりっぱなしで、確かな意識の方はどうかも分からなかったのに、&lt;br /&gt;
ことを忘れていなかった山村にほのかな好意を覚えました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝&lt;br /&gt;
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＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/hakucho_brix/62423583.html</link>
			<pubDate>Thu, 28 Apr 2011 12:11:15 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>電照とナメクジ（48）</title>
			<description>十五夜姫は、ケーキの上に装飾された赤いイチゴを一つ摘むとそれを口の中に丸ごと入れました。&lt;br /&gt;
完熟の果実から滲み出る果汁の旨味とほのかな甘い香りをしみじみと味わっているようでしたが、&lt;br /&gt;
顔の細部がはっきりしないもので、口元の漠然とした動きから想像するしかありませんでした。&lt;br /&gt;
一つ味わい終わると、すぐに次の果実を一つ摘んで口に入れました。黙ったまま同じ動作を繰り返して、&lt;br /&gt;
残りの果実を全て平らげてしまいました。ケーキは果実の跡形と白いスポンジを残すだけになりました。&lt;br /&gt;
その間、周りの者はその食べっぷりのよさに釘付けにされて黙って見つめていました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
市松と山村は、気位の高い姫様だから、初めの一つだけゆっくり味得した後は、&lt;br /&gt;
残りはそのまま手付かずに置くだろうと思っていました。しかし実際は百八十度違っていました。&lt;br /&gt;
クリームやスポンジには全く無関心で、上のイチゴだけ美味しそうに平らげてしまいました。&lt;br /&gt;
合わせておよそ300グラムのイチゴがあっという間にケーキからなくなってしまいました。&lt;br /&gt;
姫様の意外な一面を知って、大層なイチゴ好きと感心するとともに、&lt;br /&gt;
周りの者を全く気にしない、その明け透けな行為に呆れるばかりでした。&lt;br /&gt;
「心許せる善良な方に囲まれて、身分も外聞も気にせず、心置きなく味わえるこの瞬間が最も幸せです」&lt;br /&gt;
と一言付け加えるとともに、周りの者一人一人に僅かに白い歯をのぞかせて肯きました。&lt;br /&gt;
その瞬間、姫様の誕生日を祝してか、方々の株陰から大きい歓声と楽音がハウスに響き渡りました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「必要ならあそこからイチゴをもう少し摘み取ってきましょうか」とイチゴ好きの十五夜姫に聞くと、&lt;br /&gt;
「ジューシーな果実ですから。もうこれ以上は。もしよければ横の二人にも上げていただけませんか。&lt;br /&gt;
こんな素晴らしい果実を私一人だけが味わっていては家来が可愛そう」と満足げに話すと、&lt;br /&gt;
市松は立ち上がってハウスサイドの方へよろよろとしながら歩いて行きました。&lt;br /&gt;
手頃な果実を両手一杯摘み取り、黄美団子の入っている大皿に盛りました。&lt;br /&gt;
「さー、今とりたてのイチゴです。味わって下さい」とカント君とコバマ君に勧めると、&lt;br /&gt;
十五夜姫の手前、イチゴに無関心を装っていた顔が急に色めきだしました。&lt;br /&gt;
盛ったイチゴの中から一つ摘み上げて、「この小穴の開いたのは姫様の悪戯の跡ですか」と尋ねました。&lt;br /&gt;
もじもじしながらそれらしく肯くと、その果実を果物ナイフで二つに割り、&lt;br /&gt;
「十五夜姫様の誕生日を祝して乾杯」といって、残りの半分を山村に手渡しました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝&lt;br /&gt;
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＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/hakucho_brix/62394267.html</link>
			<pubDate>Sun, 17 Apr 2011 09:59:04 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>電照とナメクジ（47）</title>
			<description>十五夜姫から誕生会の記念に頂いたターコイズを掌に転がせながらしばらく見入りました。&lt;br /&gt;
空色のありふれた12月誕生石であるが、それをターコイズと言い換えると何か異国情緒の趣がある。&lt;br /&gt;
和辻哲朗氏が「風土」の中で、むさ苦しい我が高温多湿の生活文化を、&lt;br /&gt;
モンスーン的と一見住み心地のよさそうな特別の横文字で表したのと同じである。&lt;br /&gt;
一見何の変哲もない事柄でも、それに特別の言葉と意味を与えて括弧書きにしてしまうと、&lt;br /&gt;
何か新しいもの・価値あるもの・興味引くもの・存在理由のあるものと思えてくる。&lt;br /&gt;
これがまた次の進化のための原動力になる。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「素敵なターコイズですね。宝石店に依頼してプラチナ製のネックレスに取り付けてもらいましょう。&lt;br /&gt;
妻の誕生日の記念に使おう」と市松が言うと、「残念ながら、愛妻といえどそれはできないのです。&lt;br /&gt;
姫様が差し上げたターコイズは、貰った方が一生肌身離さずに持って頂けねばなりません。&lt;br /&gt;
もしこれを誰かに見せびらかしたり、渡してしまったりすると、&lt;br /&gt;
水滴が陽光を浴びると直ぐに蒸発するように、たちどころに消え失せてしまいます。&lt;br /&gt;
冗談半分に貰ったことを誰かに口外してもダメです」とカント君が慌てたように注意しました。&lt;br /&gt;
「それじゃ、我々二人は心眼でしかこれを見続けることができないという訳だ」&lt;br /&gt;
何の変哲もないと思っていたターコイズが姫様の魂の権化であり、目に見えない絆である悟ると、&lt;br /&gt;
山村も市松も掌のターコイズをギューと握り締めながらお互いを見入りました。&lt;br /&gt;
恐ろしい魔力のモノを貰った恐怖心とともに、親愛の証しを頂いたことへの感謝心が表れていました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝&lt;br /&gt;
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白鳥イチゴ研究所&lt;br /&gt;
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			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/hakucho_brix/62387751.html</link>
			<pubDate>Thu, 14 Apr 2011 13:54:08 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>電照とナメクジ（46）</title>
			<description>山村と市松の真剣で専門的なやり取りをじっと聞いていた十五夜姫は、&lt;br /&gt;
中将スイートをさらに改善させようとしている彼らの気配りが嬉しくてたまりませんでした。&lt;br /&gt;
「12月にこんなに素晴らしいイチゴを誕生日にいただけるというのに、&lt;br /&gt;
私のために、ルビーのような新品種をさらに作って頂くとは全く言葉がでません」&lt;br /&gt;
「そうだ、明日香ルビーの名前でどうか。十五夜姫の羽織っておられる着物の柄全体は、&lt;br /&gt;
晴れ渡った青いの空の下、春の野に咲くレンゲ畑の映える明日香の風情とも思えてくる」&lt;br /&gt;
「いいですね、そのネーミング。まだまだ先の話ですが、今から胸の内にキープしておきます」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「明日香ルビーとは素敵な名前ですね、是非、お願いしますわ。その担保としてこれを差し上げます。&lt;br /&gt;
12月の誕生会に家来のものに記念品として差し上げているもので、特別なものではありません。&lt;br /&gt;
つまらぬ物ですが、どうかお受け取り下さい」といって胸元から紫色の巾着を取り出し、&lt;br /&gt;
中から青い球を二つ取り出しました。それは大粒の真珠くらいのターコイズでした。&lt;br /&gt;
ターコイズ自体は平凡で手頃な宝石だが、頂いた相手が相手だけに、&lt;br /&gt;
まして「担保に差し上げます」と本人の口からはっきり言ったからには、もう言い逃れはできないと、&lt;br /&gt;
市松の背筋に冷たい旋律が走りました。今日の日中に行っていた摘果試験などは惰性に過ぎない。&lt;br /&gt;
もっと自分を奮い立たせる熱いエネルギーが必要だ。&lt;br /&gt;
何時までもそんなありふれたことにかけがえのない時間と労力を使っていてはいけない。&lt;br /&gt;
誰も感動しない試験に暇を潰し、自分を誤魔化していてはいけないと言い聞かせました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかしながら、市松にはやり切れる自信はありました。師匠格の山村から「仕事と作業は違う。&lt;br /&gt;
この職場で本当に仕事をしてのは3割に過ぎない。給料は同じでもあとは肩書きだけの作業者だ」&lt;br /&gt;
辛らつな言葉で事あるごとに陶冶を受けていたからです。また、本人はその洗脳を信じていました。&lt;br /&gt;
「これこそ、その教訓を試すのに相応しいテーマ」と頭の中にしっかり叩き込みました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝&lt;br /&gt;
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			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/hakucho_brix/62378988.html</link>
			<pubDate>Sun, 10 Apr 2011 11:31:38 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>電照とナメクジ（45）</title>
			<description>「市松君、十五夜姫のためにもっと光沢のよい品種ができればいいね。&lt;br /&gt;
真の意味でローソクの炎のような新品種をね。誕生日祝いに最適とは思わないかい」&lt;br /&gt;
促成作型の基本形は自分の努力と発想でほぼ確立できたものの、&lt;br /&gt;
実の柔らかい宝交早生の限界を解決するためには、市松にもっと頑張ってもらうしかないと思いました。&lt;br /&gt;
「是非、やりましょう。赤いルビーのように強い輝きを放つ新品種をこのハウスで育成しましょう。&lt;br /&gt;
そして、1250本のローソクを髣髴させる新品種を中将スイートに使っていただきましょう。&lt;br /&gt;
できるはずがないと思えば何もできないが、先ず想わなければ新しいことはできない。&lt;br /&gt;
育種って、目標がはっきりできると意外とできるものですからね。山村さん、是非任せて下さい。&lt;br /&gt;
品種選定や交配から始めることになるので、育了までに相当な時間はかかりますが、&lt;br /&gt;
千年以上もの悠久の時を過ごされてきた姫様のことですから、我々とは時間の尺度が全然違います。&lt;br /&gt;
我々が気にするほど時間の長短は大した問題じゃないでしょう」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「それから、休眠の課題もたのむよ」と小さな声で遠慮がちに付け加えました。&lt;br /&gt;
電照技術は宝交早生の休眠特性を明かす過程で編み出した応用テクニックであるが、&lt;br /&gt;
だからといって、宝交早生のような休眠の長い品種が促成栽培に最も適していることの証明にならない。&lt;br /&gt;
特別なテクニックを導入すれば、さらに早進化できることを示しただけでことに過ぎない。&lt;br /&gt;
促成栽培の管理しやすさから判断すれば、むしろ休眠の短い品種の方が実用的に無理はない。&lt;br /&gt;
電照技術と宝交早生の関係は切っても切れぬ間柄ではあるが、&lt;br /&gt;
早だしを目的にとすれば、休眠の長い宝交早生の品種特性に自ずと限界と無理がある。&lt;br /&gt;
それは、野党の執拗な攻撃を逃れるために、言い訳がましい国会答弁を何時までも強いるようなものだ。&lt;br /&gt;
いずれボロが出ることを、曖昧にしてその時間で引き伸ばしているに過ぎない。&lt;br /&gt;
所詮、宝交早生で促成栽培するのは、実用的観点から「理解はできても納得できない」ことである。&lt;br /&gt;
そのことは当の本人が最も理解していたことであるが、技術が一人歩きすると抑えが効かなくなる。&lt;br /&gt;
雑誌もマスコミも産地も、さらに学会までがそれが最良の実用成果であるように勘違いしてしまう。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「一旦、本にそれらしく書いてしまうと変更は大変ですね。しかし、そのことは百も承知ですよ」と&lt;br /&gt;
余裕で応えました。&lt;br /&gt;
「それで十分だ。しかし、休眠の浅い品種になっても日長の短い冬季の補光手段として電照は必要。&lt;br /&gt;
仮に休眠がゼロの品種なら、気温の低い冬季にハウスで樹が伸長するので電照は不要になるが、&lt;br /&gt;
今度は日の長くなる春以降に樹が徒長して暴れることになる。&lt;br /&gt;
すると、同化栄養分を樹の増大に取られるので今度は食味の方にツケがくる。&lt;br /&gt;
果実品質の季節的な安定を考慮すると、少し休眠のある品種の方が向いているでしょう。&lt;br /&gt;
促成栽培が続く限り、電照技術はこれからも大事。そてに、姫様の誕生日の演出に欠かせないからね」&lt;br /&gt;
と付け加えました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
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			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/hakucho_brix/62350722.html</link>
			<pubDate>Sun, 27 Mar 2011 15:05:57 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>名作に親しむ（07）</title>
			<description>名作に親しむ [ 地底旅行（ベルヌ・岩波書店）]&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
幼少の時代はラジオドラマが盛んでした。&lt;br /&gt;
その中で最も記憶に残っているものの一つが、ベルヌ作の「地底旅行」でした。&lt;br /&gt;
シンプル音を組み合わせた地底からの不気味なメッセージに迫力を感じましたが、&lt;br /&gt;
今日まで原作を読まずにきました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
地質学者であるリーデンブロック教授は、&lt;br /&gt;
古い書物の中から同じ地質学者であるサクヌッセンム氏の残した小片を手に入れます。&lt;br /&gt;
それが彼の地底旅行の暗号であることを解読します。&lt;br /&gt;
早速、助手のアクセルと旅先案内人のハンスの二人を率いて、&lt;br /&gt;
地底への入口であるアイスランドのスネフェルス火山を目指します。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
火山の入口までは地元民であるハンスの先導で無難に辿り着きましたが、&lt;br /&gt;
地球内部まで繋がる、暗黒の地底トンネルは簡単な照明灯のみで全くの手探りです。&lt;br /&gt;
測量器のデータや教授の博識やハンスの手腕などによって何とか難関を突破していきます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
19世紀中頃までの地質学の知見を駆使しながら、&lt;br /&gt;
彼らが地底で出くわす目前の諸現象を教授が尤もらしく説明する場面には、&lt;br /&gt;
当時最新の科学情報を収集した作者に対して敬服と滑稽さを憶えました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
加えて、アイスランド上陸後からスネフェルス火山下の地底探検中まで、&lt;br /&gt;
白黒の無機質世界の描写がほとんどです。地底旅行だからと諦めながらも、&lt;br /&gt;
折角のアドベンチャーものだから、場面にもっと華がなくてはと陰気に感じました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
例えば、アイスランドの道中、暗く貧しい原住民の生活や厳しい岩場の風景が描かれています。&lt;br /&gt;
探検が初夏の6月ならば、欧州は新緑シーズンのはずです。&lt;br /&gt;
「道の土手に野イチゴが成っていて、休憩の一時に熟れた赤い果実を頬張った」と&lt;br /&gt;
言ったような一文があっても良さそうにと不満に思いました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、さすがは冒険ものの第一人者だけあります。&lt;br /&gt;
突然、地底に太古の海が現れます。&lt;br /&gt;
電気を帯びた光線によって海全体が照らし出され、&lt;br /&gt;
古代の植物やキノコが生い茂り、地上では滅び去った爬虫類や魚類が繁栄しています。&lt;br /&gt;
さらに、激しい嵐あり、巨大な間欠泉あり、原人の人骨ありで、&lt;br /&gt;
ありったけの見せ場を作ってくれます。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
やがて、太古の海に通じる火山道にサクヌッセンム氏の残した文字を発見してそこから脱出開始。&lt;br /&gt;
海辺の資材を集めて組んだ筏に乗り、火山噴火による上昇圧力によって、&lt;br /&gt;
北方のアイスランドから遠く離れたイタリアのエレナ火山近くの地上へ無地に帰還します。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
まさに、浦島太郎の竜宮城のストーリーのようです。違うのはエピローグ。&lt;br /&gt;
浦島太郎は玉手箱をあけて、残酷にも、衰えた、見知らぬ、白髪の老人になってしまったが、&lt;br /&gt;
彼らは大冒険の成功がもとで、欧州で超有名なヒーローになりました。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何事でも困難な道を開く人は、終わりはハッピーでなければ釣り合いが取れません。&lt;br /&gt;
浦島太郎の最期に向けられたような、目に見えない嫉妬や策略では話になりません。&lt;br /&gt;
失われた20年のドタバタ政治、これからどっちに変わるのでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
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			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/hakucho_brix/62341500.html</link>
			<pubDate>Tue, 22 Mar 2011 17:36:52 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		</channel>
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