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白州町の食制 主食(昭和52年)麦
昭和三〇年頃までは、米に麦を混ぜたバクメシ(麦飯)が主食であつた。米と麦との割合は各々違うが、米三対麦七、米五対麦五の割合が一番多い。なかには麦が一割程度という豊かな家もあつた。麦はそのままだと固いので、 一度煮てノリを取る。このようにした麦のことをエマシ麦という。エマシ麦は米といっしょにさらにといで炊いた。また、量を多くするために麦メシにカボチヤやサツマイモ・ダイコン・ダイコン葉などの野菜や、アフ・キビなどを入れた。これをカデメシという。 パクメシにダイコンを入れた御飯のことをデエコメシと呼び、よく作られた。さらに、麦だけの飯をサラバクといつた。
また、どんなに豊かな家でも使う米の量を節約し、残った米を売った。
弁当には、麦メシの上に、別に米をのせて炊き、米を持っていった。また、 一家の主人は麦メシでも麦の部分をはじいて米の部分を食べた。老人や子どもにも米の部分を食べさせた。
一般に、麦メシとトロロの組み合わせはおいしいものだといわれている。麦メシの中でも米八に対して麦二の割合が一番おいしかったという。
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