

私は時々悪夢をみます。
魘され、気が遠くなるような山地崩壊の場面が、
夢のあとも残ります。
その日は雨
私は心配で出かけた。
ある山へ
行き場の水が森林地帯を流れる。
やがて、そこには
信じられない光景が目にはいった。
赤松を大型機械で切りまくり
残った木や枝葉は付近の用水路に放り込む
詰まった根や枝葉の隙間から濁流。
やがてその機械で荒らした地に
桧が植えられた。
しばらくすると、クヌギやコナラそれに桐の木が
芽生え成長をはじめる。
植えられた桧の上の方には
植林さ数年経った桧が鹿に襲われ真っ赤
信じられない光景
鹿の餌を提供しているのだ
鹿は植林する人々を嘲笑う。
私たちの餌を植える人間
食い尽くしてやるぞ。
小河川にはごみと残木の山
私は信じられない
これが行政の成した仕事なんて
信じられない。
不必要な桧の植林をして
鹿に食され皮を剥がれ、やがて倒木
この地域の下には集落がある。
雨よやんでくれ。休んでくれ
これ以上降らないでおくれ
私はここで目覚めた
今見た夢が本当に夢であって欲しい
行政が自ら山地を荒廃・破壊するなんて
夢でよかった。夢で。夢・ゆめ・ユメ
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