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私はここの赤松が好きでたびたび訪れる。地域の要望で、史跡を観光地にして活性化したのか。周囲は大きな駐車場や受付などの建物、北杜市内では有数な観光施設といえる。ただし訪れる人は少なく、地域の経済効果も生まれていない。
北杜市の観光といっても、俗化したり、急造の施設が目立ち、風景や景観観光が主であり、範囲も広く経済効果を生むには厳しい。観光の基本姿勢がいまだに構築されていないので、市民でさえ、「北杜市の観光は」と尋ねられても、「水と緑」「駒ケ岳」「八ヶ岳」「ミズガキ山」「清里」などの答えしかできない。文化財も多数あるが、「笹尾の累」のような駐車場やトイレなどが完備している場所は少ない。
山梨県も文化財と観光対象物の区別がないままに、宣伝するので現地に行ってみれば当惑するような事があったり、トイレもなく付近のコンビニに飛び込むことになる。
この笹尾の累は戦国時代からの砦として重要視され遺跡調査もなされている歴史上も重要な場所である。
ここを観光地に生まれ変わらせるために、一部ではとんでもない工事がなされている。ここからは白州町やサントリー周辺が一望できる場所でもあり、それが下方との連絡場所にも好都合の場所となった。従って景観も優れていた。また敷地内の赤松は100~200年くらいの巨木であり、赤松の風情を十分堪能できる。敷地内には傾いた休息所もある。
しかしその先に数年後は悲惨の状況に想定される、高架木橋が数十メートルわたり設置してある。チョット見には、すばらしい木橋である。急峻な下方には釜の流れが見える。
昔はこんなものは存在した形跡はない。これは復元でなく新たな施設である。よく見ると使用木材は杉材の腐朽防止剤の塗布してあるが、もっても10年くらいである。これは将来大きな危険が産まれ、「通行禁止」の看板が立つことは必死である。
工事社には何の責任もない。発注者の責任である。あ安易な設計と安易な知識が為せる業である。大泉の金生遺跡・谷戸城・明野村の縄文遺跡の保存など最近の文化財と観光施設はどこかおかしい。
杉材は心材と表面材では異なるが、腐食は早く進む方である。従ってそれなりの工夫を意しないと、継ぎ手や重ね合わせから腐食が進む。この腐食が始まると止めることはできない。木橋の架かる場所は落ちたら生命の危険も十分考えられる所でもある。早急に完全なる防腐措置を講じることが懸命である。こうした工事の管轄行政には相当な知識が望まれる。これからの観光は安全が第一である。万が一の場合は市は窮地に立つこともある。
こうした観光施設建設には相当な知識の木材の総合認識が求められ、業者まかせの発注がこうした事態を産むことになる。
木材を屋外に使う場合は相当な注意が必要で、行政が薦めるもの中にも耐用年数や工法などの実験や経験が絶対不足している。データー不在のものが大半である。須玉町ミズガキ山周辺は「植樹祭」の関係工事で、至るところに木材が使用されている。しかしよく観察して見ると、すでに腐食が進み、形態変化が激しい。特に道路沿線の土留め工事に用いられた唐松間伐材の腐食や、木製ガードレールの手摺の部分など、後数年で機能を失うものも目立つ。
こうした工事用の木材には本来なら大量の防腐剤を完全浸透させる以外に方法はない。
特に木と接する土の部分が赤土だったり腐葉土であったりした場合は最悪で、腐食度も速い。いわゆる工事も防腐木材の知識不足と未熟が織り成す所業で、日本全国の山地ではどこでも見られる光景でもある。
従って笹尾の累の工事も同じで、企画・発注作業が未熟であったことは間違いない。今後の安全対策や、何人なら一度に渡れるかなどの基本項目の再点検も同時に望まれる。
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