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サンチリー水源の森内には、山小屋風の建物に最適な唐松や桧が数十棟分の木材が切り倒され横たわっている。現在は固体であるが、数年後には二酸化炭素の発生源になる。
いずれ持ち出されるのであろうが、すでに腐食が認められるものもある。
こうした事業にはこうした、木をタ用した工作物が多い。こうした設置木材は一応防腐処理はしてあるが、問題なのは「水源の森」である。こうした場所への配慮が少ない。しかも設置する地盤との間に隙間を設けないために、すでに腐食が進んでいる。またこうした木柵道は必要のない場所にも多く設置してある。上の雨乞岳への登山道を想定していると思われるが、ここは唐松の優良産地であり、腐りやすい杉材など用いる必然性はまったくない。ここは昔からの地域木材地域使用で十分である。こうした樹木を切り倒し無駄なことをするのも現在の林業である。この付近には外国産木材使用の丸太小屋(休息所)も設けられている。不思議な光景である。ここで伐った木材で十分間に合うのに、こうした不合理が現在の林政でもある。
この後今度は「企業の森」である。自然と共に歩む世界のサントリーのこと日本を代表する森をつくってくれることだろう。伐採した木材も地域で活用するチャンスもあるかも知れない。しかし作業地は保安林や防砂地域が多く、崩れやすい地帯であることは誰でも理解できる。
山や森林は事業のためにあるのではなく、山のために事業があることを私を含め関係者は配慮を求められる。
こうした事業は、継続されるようであるが、これも新水工場と共に地元への説明はいまだにない。サントリーとって必要なのは水であって、地域と共に生きるという気持ちはないのであろうか。
末尾の写真は杉の間伐材で建てた知人の別荘である。
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