サブやんの気まぐれ調査研究

日本の里山は崩壊します。守るのは私たちです。行政主導の時代は終わり新たな取り組みが求められています。

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艶説 生きものの記録」泉二三彦氏著 昭和31年刊
第二話 女房象の鼻を愛撫するの巻

 象のような前世紀的な動物が今日でも、地球上にのこのこ生きていることは楽しいことです。
 私は象が大好きで、象の出てくるターザン映画などは欠かさず見にいきます。最近は「巨象の道」という象の大群が出てくる映画があって大いに楽しませてくれました。
 象という動物はからだが馬鹿でかいくせに妙に可愛いく感じさせる動物です。この可愛さは、あのからだに似合わぬ小さな眼をもっているせいかも知れません。
象がもし、金だらいほどの眼をもっていても、それほど不自然ではないかも知れませんが、金だらいほどもある眼で、あたりをへいげいして歩きまわるはようでは、象は可愛さを失ってしまったにちがいありません。
 あの小さなショボショポした象の眼、ぞれも目尻がさがってほほえんでいるように見える象の眼はほんとうに愛くるしいものです。
 ラジオの「話の泉」という放迭は中々人気があるようです。私はこれ打一つ出題して見たいと恩.っています。どうせこんな出題はペケ払されるに決っていますから、この本の紙上で披露して鐘を鳴らさすことにしましよう。
 第−間「動物のずうたいが大きくなると、それにつれてその附属器官も大きくなると考えるのが常識ですが、鯨の一物は一体どの位の大きさでしょうか?」
 居ならぶ雑学樽士連はどうも答えができないようです。
 では私が代ってお答えしましよう.「鯨の一物は電信柱ほどあります」というようなエゲツない直接法は私は好みませんので、間接的にお話しましよう。
先年、房州のある海岸に大きな鯨が引せ上げられたことがありました。理科の教材にと思って、ある中学校の校長先生が生徒を引率して見学にいきました。
 はしごをかけて鯨の腹め上に乗って、やおら鯨についての講義をはじめようとなさった校長先生の姿が、突然見えななってしまいました。大騒ぎををして探したところ、なんと謹厳なる校長先生は不注意にも、この雌鯨の陰門の中に落ち込んでいたのです。この鯨はちょうど発情期だったのでしよう。その辺りがヌラヌヲ滑りこくなっていたので、つい足を滑らして穴の中に落ちこんだものら心いのです。さてこの鼓から、雄鯨の一物の大きさも大体見当がおつきになったことと思います。つまり「校長先生のからだぐらいある」としておきましよう。
 さて、第二の質問です。
 「象は鯨についで、大きな動物ですが、象の釣鐘はどの位の大きさでしようか。
 「フットボールのたまを二つ並べたぐらいだよ」
 と、渡辺紳一郎さん。
 「いや、いや、米俵を二つ並べた位だ!」
 と、博物学の大家徳川夢声さん。
 いやどうも、物知り博士といえども素人というものは困ったものです。象には釣鐘(睾丸)はぶら下がっておりません。
 睾丸が股間にぶら下るのは雄の哺乳動物の一般的特徴であって、哺乳動物の雄はみな大なり小なり釣鐘をぶら下げていますが、象だけは例外で腹中におさめていて釣鐘はぶら下っていません。ですから雄の象を後から見ても少しも目障りはないのです。「しかし、その代り、象では鼻がぶら下っているから帳消しだろう!」
と、サトサハチローさんがチヤチを入れましたが、結局、釣鐘ならぬ鐘が鳴りひぴきました。
釣鐘のはなしが出たので、ついでに少しばかりウンチクをかたむけてみましよう。
 「鳴らね鐘あり、ひねもすぶらりぶらりかな」
 という句があります。春の日ののどかな風景を達観する浪漫派はそれでよろしい。肉体文学とやらを愛好する野獣派は、生きている釣鐘を想い浮べてください。
 股間にぶら下っている男子の象教であり珍妙な器官である釣鐘は、人科文化史はじまって以来、日の目を見ずに取り扱われてきた不運の代物ですが、これが男子随一の急所であり、且つ子種をこしらえる源泉である以上、決して粗末にとりあつかったり、さげすまれたりする代物ではない筈です。
なるほど、釣鐘は不浄門払近く位置し、また性道に閑係はありますが、それだからといって、いっしょくたに不浄あつかいの汚名を甘受すべき理由はありません。
女性の肢体に特有のぶらぶらした乳房は、古来、芸術品として取りあつかわれ、愛撫されてきた果報者です。
釣鐘と乳房の両者は、本質的に品の上下貴賎はあるべきはずもないのです。釣鐘が、もし乳房のように胸間にぶら下って
いたら、その取りあつかわれ方も自ら違ってきていたことと思われます。
股間にぶら下りているこの釣鐘は、たしがに男性にとって不便なものです。われわれ人類は直立して歩行するので、これが揺れ動くと共に足がきが悪いのです。
生れつき常用しているので、さほどにも感じませんが、仮りに俄かに、こんなものを取付けられたらさぞかし不快だろうと思います。
洋服のズボンという奴は、どうしたものかこの釣鐘を無視してできているので、はなはだ具合が悪いものです。左側に入れてみたり、右側に入れてみたりしなくてはなりません。人によって右前、左前のくせが決っているともいいます。
レビユーの踊り子が太ももを思いきり高く上げて、小股が切れるばかりにはね廻るのをみると、男子たるもの、この邪魔物のない女体をつくづくうらやましく思うのです。
角力取りの如きは特別な技術を施して、ふんどしをむすぷ苦労を世の女性方は知っているのでしようか。プロレスの選手が如何にあそこを防衛するために苦労して身がまえるかをご存知でしょうか。男子の釣鐘は、しかしはじめからぶら下っているわけではありません。
母胎内で生長する間に、腹璧の上にこぶのようになってしかみついてできた若い一対の睾丸が、次第にはなれて遊び出し、陰袈内に落下してくるのです。
象などでは、睾丸がはじめにできた場所にいつまでもかじりついていて、生涯動かないので、釣鐘な形成しないわけなのです。俗に、「狸のキソタマ八畳敷」といわれますが、私がつぶさに狸公の釣鐘を測定してみたところでは、あれはとんでもない俗説で、狸の釣鐘は並製です。狸公のような野生動物では、大きな釣鐘は動作の邪魔になったり、また枯枝や棘などでひっかいて損傷をこうむり易いので、最小限の大きさにしかなっていません。
 これに反して、人間の保護の下にある家畜動物では一般に大きくなっています。豚や山羊などは釣鐘の大きさの点では両大関でしょう。動物の畢丸は、なにせ精力の根源ですから、これを食えはコーフンしてくるのは、また当然です。
日本にまだ帝国軍隊というものがあった時代、軍馬の睾丸はこれをみな抜きとって、去勢したものです。なぜ去勢したかというと、威風堂々たる将軍閣下の馬が行列の途中で一物をおったてて馬力ひきの雌馬を追っかけたり、いざ戦争というばあいに、敵の雌馬と仲良くキスしたりすると困るからだだったかも知れません。
 この去勢馬の睾丸は、強精剤として珍重されていたようです。畢丸一個を焼いて醤油でもつけて食えは、精力リンリン湧きいでて、その夜は女を抱かずにはいられなかったと当時のサムライどもは告白しています。
 オットセイの睾丸になると中々高価ですが、強精剤としてはすばらしい効力があるそうです。これを食えば一夜に十女を抱かん」という欲望を起させるそうです。
 オットセイの雄は、二百びきもの雌をしたがえていて、そのお柏手を一人でするわけですから、そのくらいの効力はあるのかも知れません。
 むかし、葉の始皇帝は後宮に三千人の美女を擁していたといいますが、オットセイの畢丸を食べて一夜に十女を抱いたとしても、一まわりするには三〇〇日、つまり約一年かかる計算になります。すべて世の中というものは、計算してみると不思議なことになるものです。家計簿などでも計算してみるといつも赤字ですが、とにかくなんとか暮らせるものです。

 さて、フェアンスの小はなしにある「象の卵」のおはなしをしましよう。マリウスという男があって、ある時、夜店をひやかしていたら、「象の卵」というものを売っていました。
 これは珍らしいと思って早速買い求めて帰りました。そして、「ひとつ、この卵を孵化してみよう」と、思いたち、その晩壌床のなかに持ちこんで、股の聞にはさんで−生懸命暖めていました。
 すると、妻君がいぷかしがって、
 「あんた、一体何してるの?」
 と、たずねました。マリウスは、
 「葵は今日、夜店で象の卵というものを買ウてきたので、今畔そうと思って暖めている最中だ」
 と、答えました。
 車君は、粛の卵とはきいたことがないが、一体どんなものだろうと、マリウスの股の閲に・
争さぐ町に手をつっこんで見ました。そして驚きの声をあげていいました0
′ 「†サウス! 大変! もう昇だけ腑っているわよ!」          /
アウ薮藍瀬お革です」


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