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昇仙峡、それは山梨県を代表する山水画に想いを馳せる名勝であり、現在でもそれは変わらない。しかし観光地に並ぶ土産品や商品は海外からのものが多く一抹の不安がある。もちろん土産品(私の親戚も経営している)や食堂などがここまで生き残ることの大変さはよく理解できる。しかしである現在昇仙峡を取り巻く環境はその基本的自然環境は悪化の一途をたどっている。その大きな要因は「マツノマダラカミキリムシ」の媒体する「マツノザイセンチュウ」とツル(蔓)ツタ(蔦)などによる枯れ死する赤松の増大と、その処理木材の散乱と量の拡大である。これは数年後致命的なものとなる。美的環境を失い薬剤は地中に沈む。またこうした放置場所には観光客などによるゴミが山積していて、増えるだけで誰も片付けない。山梨県の観光地でもっとも欠けているのが自ら清掃してお客を迎えるという基本的な姿勢の欠落である。山梨県もよく大型の観光宣伝を展開するが、肝心の基本的な取り組みがいつも等閑になり、どこもかしこもゴミが集積している。
さて昇仙峡といえば「昇仙峡=水晶」であって、一時期は輸出するまでの地場産業のトップであり、その技は今でも継承されているが、現在のものはその殆どが輸入物であり、昇仙峡の売店に並ぶ輸入貴石が何か寂しい。
事典では、
山梨の名産、水晶
水晶の歴史(「山梨百科事典」山梨日々新聞社編 1972年刊)
山梨県では約1000年前に発見され、塩山市竹森の玉諸(玉宮)神社の神体となっている。また縄文石器時代に作った石ぞくが東山梨郡下から出土されたのが原石加工の初めといわれる。江戸(1603−1867年)中期に産地の御岳に発祥した水晶工芸が、末期には甲府にも加工業者が現れ、製品は横浜開港とともに輸出された。明治(1868−1912年)となり、水晶採掘の自由が認められ、金峰山を中心に中期には採掘最盛期を迎え、製品も、輸出、行商、通信販売で需要が増大した。末期には原石の枯渇を召き、1918(大正7)年にブラジルから輸入した。その後も加工技術、機械の進歩により製品の種類も増加、質も向上し、昭和(1926年)初期には黄金時代を現出したが、太平洋戦争で装飾品の製造が禁止された。戦後復興し、戦前の盛況をとり戻した。1966(昭和41)年には研摩宝飾関係の工場敷は874で生産額は50億円を突破した。また1967〈昭和42)年の千金馬製品(水晶装身具、彫刻品、水晶発振子)の輸出額は10億円以上となり、おもな仕向け先はアメリカが全体の50%を越え、次いでヨーロッパ、カナダなどである(参照「山梨県水晶宝飾史」「山梨県統計年鑑」「山梨県工業現勢」
とあり、その産地は
水晶の産地(「技術と民族上」小学館)
山梨県産の水晶は、明治中期まで盛んに発掘された。水晶の産地は花崗岩地帯に多く、山梨県の最北部金峰山(2595m)を中心に広がり、倉沢鉱山(東山梨郡牧丘町)、乙女鉱山(同)、竹森鉱山(塩山市王宮)、黒乎向山・水晶峠(甲府市上黒平町)、八幡山(北巨摩郡須玉町増富)がおもな産地であった。八幡山からは、日本一の大水晶といわれる高さ97cm、重さ77、5kgのものが発掘されている。(山梨大学保存).
水晶鉱脈の発掘(「技術と民族上」小学館)
江戸時代には、水晶山が目前にあっても発掘はゆるされなかった。明治維新になり、政府が水晶作品を貿易晶として奨励し発掘を許可するようになってから、発掘熱が高まった。農民の多くは農閑期に雇われ、発掘人夫になった.ヤマシ(水晶発掘出願人)たちは、ツル(石英の連続する岩盤をいう)を追っていけばカマ(窯)にぷつかると、人夫らに教え、ツルハシを振るって試掘した。水晶と石英は同種の鉱物であるが、石英は陶器のような艶のある灰白色の不透明体であり、水晶のほうは透明体で、六角柱に結晶した先端は、とがった型をもち、内部に結晶軸をもつのが特徴である。不純物が混じると紫・黒・茶色になり、草入や泡入などもある。
カマとは、花崗岩層にできた細長い空洞のことで、大きな空洞は、奥行き5〜6mにもおよぶ。カマの壁には、びっしりと水晶群が生えそろい、カマの底には、壁から落ちた水晶もあり、まれには直径15cmの大水晶もあった。この水晶族(ぞく)をトッコと呼んだ。
山梨県産の水晶は明治40年(1907)ごろまで発掘されたが、乱掘の結果、原石が少なくなり、大正8年(1919)には、か
って捨てた水晶屑の中からめぼしいものを拾って使うという騒ぎさえおこった。
代表する切だった花崗岩が積み重ねられた山々は、水晶を立てたようにも見える。昇仙峡にはやはり水晶がよく似合う。
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ちわ〜 神戸の「ハムサンド」で〜す!?
ボクは「お笑い」ブログ やっていま〜す!?
おっと〜 「昇仙峡」って なんとなく聞いたような〜 もちろん行ったこともないが!? でも有名ですよね〜 それが しらなかった…
イロイロあるんですね〜 日本は ほんと? 知らなかった?
おっと〜 「昭和」ムード漂うブログ よろしく!!
2009/4/30(木) 午前 11:25