サブやんの気まぐれ調査研究

日本の里山は崩壊します。守るのは私たちです。行政主導の時代は終わり新たな取り組みが求められています。

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間違って信じていること
<リゾート開発で自然と触れあう場ができる>
御大資本と地上げ屋のための大規模リゾート
 (「別冊宝島 101地球環境・読本」 1989 山田國廣氏著(大阪大学工学部助手)
山田國廣氏
http://search.yahoo.co.jp/search?fr=slv3-ybb&p=%E5%B1%B1%E7%94%B0%E5%9B%BD%E5%9C%8B%E5%BB%A3&ei=UTF-8


 リゾート法に基づく地域指定の対象となるような計画は東京都を除く四十六道府県で考えられており、その開発面積を合計すると日本国土の二〇%にもなる。
 リゾート法による地域指定は、一九八八年に福島、三重、宮崎県が、同年十月には栃木、兵庫県が、そして十二月には群馬県が承認されたことによって、現在では計十三地域におよんでいる。さらに新しく、十三の承認待ちがある。
 ところで、リゾート法の承認を受けた地域では、現実に乱開発の恐れが表面化している。兵庫県にはゴルフ場がすでに百十一カ所もあって、これは全国一の数である。
そこで県は、新設ゴルフ場の凍結を打ち出した。ところが淡路島がリゾート法の承認を受け、凍結規制からこの地域だけが除外されるという例外規定が適用されたために、それまで二カ所しかなかった島内のゴルフ場に対して新しく九カ所もの申請ラッシュが起きてしまった。淡路島は本四架橋で観光ブームに沸いており、それでなくとも乱開発が始まっているのに、計画が全部認められてしまえば、緑の大部分がゴルフ場に占拠されてしまうことになる。
一九八九年七月入、九日、熊本県天草郡苓北町で第六回天草環境合議が開催され、私もこの合議に出席した。その前日の七日には、天草郡五和町でゴルフ場に反対する住民学習合が開催された。本渡市と五和町には西武グループによるリゾート開発が計画されており、それによると天草空港、ゴルフ場、ホテルなどが建設される予定であるという。
 学習会には何人かの地権者が出席して反対の意見を述べていた。そのうちの一人は、学習合の前日に自らの手で近所の農家に配布したという反対ビラの中で、「ゴルフを好まれる方にはお気の毒ではありますが、今の計画は進出協定を結んだ西武鉄道にも、町のためにもならないでしょう。金余りといわれるような日本経済も、中身は危険な綱渡りというのが実態です。その上、日々の私達の消費生活は、チリが積もれば山となる形で地球の環境に大きな影響を与え始めています。命あっての物種です。水源地、田畑、そして漁場に影響が出てからでは遅いのです」と書いている。
 その学習金での発言に、「相手が西武という大資本であるだけに、何をやってくるか不安だ」という意見があった。西武グ
ループは阿蘇、天草、日南で大規模リゾート開発に取り組み、九州の観光資本を支配しようとしている。天草の山にはみかんの木が青々としていたが、そのみかんが不況であるため、その足元につけこむかたちでゴルフ場を進出させようとしているのである。ここでも、大企業と地上げ屋が農業、漁業などの伝統的産業と素朴な島の人々の人情を踏みにじろうとしている。


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