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大規模林道
森林の天敵
スーパー林道と大規模林道(「ブナの放流」森は地球のお医者さん 宮下正次氏著 北斗出版 1995発行)
宮下正次氏yahoo検索
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大規模林道計画はスーパー林道の後を追うように1973年からはじまったスーパー林道は多くの反対運動の中で着工から25年後の1990年に完了している。推進する側からしてみればこの時点で仕事が終わってしまっては困るわけだ。そのため森林開発公団では、公団法施工令を改正して「大規模林業圏開発林道」事業を公団事業に加えた。これが「大規模林道」だ。
大規模林道は30路線、延長距離1242キロメートル、事業費として7432億が計上されている。事業費だけをとってみてもスーパー林道の七倍以上の計画である。その目的は、「低位利用の広葉樹林に分布する地帯を開発して、生産性の高いスギやヒノキに転換するとともに、森林レクリエーション地域のネットワークを整備して、地域開発を図る」というもの。
これまで多くの広葉樹林が伐採され仝山がカラマツやスギ山となっているところも少なくない。その人工林が放置され、手入れもできなくなっているとき、さらに人工林を増やそうとする目的が理解できない。残り少なくなったブナなどの天然林をこれ以上伐らないためにも、植え過ぎてしまった人工林をこれ以上増やさないためにも、そして地方自治体の財政を圧迫させないためにも大規模林道は中止すべきものと私は考える。森林開発という美名の元でつくられる林道が、林業となんら関係ない観光道路となっている実態からして、森林開発公団という組織は必要のない特殊法人の一つとして数えることができないだろうか。
以上のスーパー林道、大規模林道計画以外にも自然を壊す元凶になっているものがある。一1987年に成立したリゾート法は、中曽根内閣のときにつくられた悪法の一つである。またその時セットで出された「森林空間総合利用整備事業(ヒューマン・グリーン・プラン)について」という通達などによっても、それ以前に比べて森林の開発が容易になった。森林や山を破壊する土木事業は業者を潤すのみで国民にあまり良い結果をもたらさなかった。特にその事業に指定された自治体ではバブル経済崩壊の影響もあって多額の負債を負うことになった例もある。
明治時代に森林法が制定されて以来約100年、森林法は日本の森林を守るのに役立ってきた。いま日本の保安林の面積は800万ヘクタールを超え、これは全国の森林面積の約三分の一にあたる。ところがこの森林法がリゾトト開発のためなら保安林の解除手続きをしなくても開発ができるように骨抜きにされている。
国民は、本当にこれ以上国有林を破壊し、地域社会を破壊してまで、リゾートやレクリエーションを望んでいるのだろうか。
大規模林道
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写真と記事は関係ありません。
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