
甲斐駒ケ岳のふもとの県道脇にこの駒の松はある。個人の所有であり、記念物の立て札が虚しい。次から次へ消えてゆく名松。私たちは万全な対策を講じてきたわけではない。自然力に期待していた。平成19年度にもカンフル注射をして延命措置を講じてがその成果は見れない。地域の人は見向きもしない。地域の名松はもうすでに住民の心の中では消えていたのだ。枯れていたのだ。地域の名物や名勝を行政は取り上げ指定して観光の武器使用を繰り返してきた。保存も維持も地域から取り上げてしまったのだ。そうして立派な看板と由緒書が併設された。
そっとしといてくれ
わたしはいきたい
そんあ声が聞こえそうである。
私はまだあまり紹介されていない桜や名松を三本知っているが教えない。地域への還元が少なく荒らすだけの観光などにこうした樹木を犠牲にしたくない。そっとしといてやりたい。彼らは人のために生きているのではない。
小淵沢の八幹松・武川町の舞鶴の松・白州町の駒の松
安らかにお眠りください。
今度生まれるときは人知れず生まれて枯れていってください。自らの人生を堪能して、本当にご苦労様でした。
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