サブやんの気まぐれ調査研究

日本の里山は崩壊します。守るのは私たちです。行政主導の時代は終わり新たな取り組みが求められています。

林業事始

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森林美学と作業美学

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 最近の林業で最もかけているのは森林舞楽と農村美学である。これは農林水産省の農地林地の構造改善の名目の団地化が一因している。現在手の入ってる農地や田圃は、四画立地あり、かって作業の合間に安らぐ場所さえない。
 農家や林家が懸命に戦う作業と自然が美がマッチして、その地域風土に似合った景観を擁していた。
 農村や山村の景観形成は、それは森林美学・山村美学といってもよいような独特のもので現在の白川郷のような景観は、私たち山梨県にも数多くあった。
 家から畑や田圃にそしてその向うにあるある里山が生活基盤としてあった。そこに存在するものは生活や生産の場で、その形状維持こそが次代への贈り物でもあった。ところが四角田圃の無味は著しく田舎の景観を破棄した。

 いまだ農政や林政の及ばないところで残るくらいで、日本列島改造論は日本中に及んだ。林野庁にはこうした森林美学や山村美学などいう考えは持っていない。それは林芸ともいうべきもので、森林樹木の形成や生産体系それに遠くから眺めてもうとりするような景観形成がそこにあった。作業従事者も自らの林業へのこだわりがあり業があった。それはそれが財産であり誇りであり、競い合いであり、業者間の凌ぎあいでもあった。

 現在のように補助金行使のための施行おからはこうしたことは考えられない。金を出すほうもいただくほうもこうした日本列島を形成する美学を持たないのである。
 大型の機械を導入させ、森への優しさを必要としない作業を進める現在の林政や農政からは見えてこない。現在過去に作り出した景観を保ち復元したところに観光客が多いのは、そこに行けば自らや地の中に流れている祖先の自然景観に対して哀愁と愛着があるからに他ならない。しかし中には作りすぎたり、運営する人にそういう感覚のない場所は廃れている。

 林業や林政にたいする人は作業全般にわたる森林美学を学ぶべきであり、そのためにはあらたなことばかりかんがえるのではなく、明治以降の林政関係者の書物を読むこと振り返ることをしなければならない時期に来ている。歴史は繰り返すの言葉のように、その中に現在の林政関係者不勉強が読み取れる。

 最近では荒廃して荒廃せた里山森林が多くなり、その復活は並大抵のことではないのだ。特定の業者のための特定の紐付き補助金の垂れ流しはやめて、国民一人ひとりが復活再生に向けて立ち上がるべきである。

 ビジョンを持たない行政施策からは森林美学や作業芸術ながは決して生まれない。

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