サブやんの気まぐれ調査研究

日本の里山は崩壊します。守るのは私たちです。行政主導の時代は終わり新たな取り組みが求められています。

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 私は須玉が好きです。
 
 須玉町は「すだま」では「すたま」だそうです。しかし地域の人々も「すだま」といいます。
 この須玉こそ北杜市、山梨県を代表する。「山梨遺産」なのです。

 最近の観光客の傾向には二通りある。山梨県の山本勘助観光が終わり、今度は長期滞在型の観光が山梨県の取り組みだそうだ。
 どこに長期滞在するのか知らないが、世情を見るのに疎い山梨観光行政はまったく腰が落ち着かない。今年も山本勘助、来年も勘助、再来年も勘助でもよい。
 昨年はテレビ大河ドラマが大型観光ブームを煽り、NHKの一人勝ちである。だから今年は山梨県の底力を示すいい機会。売れ残った勘助商品の消化もしなくてならない。焼きなおして「篤姫○○」とはいかない。

 足元が崩れる自然観光山梨は、そちらの財産管理はできない修正があり、富士山周辺から全県荒れ放題である。富士山世界遺産など、どこの指しているのか解せない。どうせ世界遺産に登録されても、荒れた産地や色彩破壊された湖周辺など、それに値しない。

 長期間展望と施策が示せない山梨県観光は、常にとってつけたようなものが展開される。
 ガソリンの値上げ、物価高、どれをとっても、観光客の財布が開かない要因が積み重なる。こうした観光の中で勝ち抜く観光は至難の業に近い。本当に真剣に考えるのなら、そっくり民間に移行するか、今はやりの指定管理制度でも導入したほうがよい。

 今富士山の世界遺産登録など、その計画の後ろで蠢く人々の思惑であり、多くの県民にはそのような文化的心の余裕はない。
 湖の周囲に散乱するボート。荒れてる富士山森林。富士山周辺の森林荒廃。ケバケバしい町並みの色彩。どれをとっても富士山世界遺産には程遠い。
 結局はこれによって儲かるところは登録決定後の2・3年で明確になる。なるまでとなった後は、その遺産の価値が違う。
 貴重な文化遺産は商魂逞しいかたがたの商売商品遺産となり、その儲けさえ山梨県には落ちない。
そして人々は「何のために世界遺産だったのか」を知ることになる。


 前座が長くなったが、山梨県を代表する自然遺産は須玉町「みずがき山」である。
手にとるようなその岩石景観は圧巻である。
 私は週に一度は訪ね、昨年の勘助騒動以後、この岸壁に戻った「勘助不動」に会いに行く。ブームが去った以後の勘助不動は落ち着きと風格が増してきた。

 ほかにも金精岩、親子像、空に登る亀岩、みずがき地蔵、俺は男だ像(清水命名)など、たくさんある奇岩巨岩が眩い。

 しかし「金を落とさない観光客」は施設や管理者の頭を悩ます。赤字経営を余儀なくされる。指定管理などとはいっていられない。
 北杜市の史蹟財産は北杜市が守ることは基本中の基本であり、任せて置けばよいのでは衰退の一途を辿る観光地も増えてくる。

 金を落とさず糞尿と二酸化炭素の置き土産にする、観光が山梨の目指す「長期滞在型観光」なのか。
 
 「金を置いてけ〜〜〜〜〜〜〜」

 静かなみずがき山に、私のむなしい声がエコーを伴って、いつまでもこだましていた。


 



  


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