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<虫害木材と木酢液の活用>
詳細記事は別記
http://blogs.yahoo.co.jp/hakusyuuuddo/2017378.html
一般に言うと、マツノマダラカミキリムシに媒体されたマツノザイ線虫に侵されて枯れていく赤松(以下、虫害赤松)はの多くは未処理のまま山地で倒壊腐食のしていく運命にある。
私は十数年の虫害木材の活用を試みてきた。一昔前までは日本列島が建築構造材の大半を占めていた。その当時は赤松の虫害も現在のような線虫でなく、木の中を縦横無尽に食い尽くすものだった。成虫になると頭部が硬く製剤時には「チャリン」と音がするくらいであった。
現在は薬剤処理が主流であるが、その効果は全体の赤松材保護にはつながらず、気休め処理といっても過言ではない。
そして林野庁などは、薬剤処理のみ進め、肝心の資源の有効利用という視点はずれて現在に至っている。そして現在では虫害赤松はビニールで覆われ殺虫剤を閉じ込め無視を滅する。そしてその薬剤に侵された木材は薬剤を抱えたまま放置され、薬剤は地下浸透させるという考えられない処理を繰り返し、その地域は住民の水道源に位置する場所も多々ある。なぜ林野庁はこうした愚策を数十年繰り返しているのであろうか。理解に苦しむ。またこのことについては他の省庁も触れることはないが、現在その処理を担当している作業員の中には、薬剤炎症経験した方々も居る。
マツノザイ線虫に侵された細胞膜は破壊されているために、導管部分については木材価値はなくなるが、心材は浮遊の赤松となんら関係ない木質を維持している。現在赤松の需要も増えて、林野庁推進の「赤松皆伐採植林事業」で運び出され放置されている残材の中にもこうした虫害赤松が混入されていて、利用先に運び込まれている。限りなく拡大しているのが現状である。
皆伐採時には、正常の木も、虫害赤松でも。「使用できるかできない」かが基準であり、「虫害か正常」かは関係ない。
また残材の中でも、倒されて幹の部分は処理しても根の中に存在する「虫」は未処理のまま虫害を拡大していく要因ともなっている。
さてこの虫害赤松材をこれまでに。家の構造材(壁面)。プランター。木工作に活用を試みてみた。
そしてその防腐効果や腐食止め効果を当該の赤松の端材から「木酢液」を抽出して塗布(数度)することで解決した。
それが写真の工程である。最後から2枚目の写真は、この工程後十数年雨天に晒しておいたもので、風化はしても現存している。
この工程で大切なのは線虫に侵されて箇所に「木酢液」を注入する。この方法で普通なら入りにくい箇所も注入できた。この方法がベターとはいわないが、有効資源を薬剤処理放置するよりは増しである。おそらく虫害赤松も今世紀には解決できないのではないか。
このような日本列島を覆うような木材危機には、林野庁だけでなく、専門的なプロジェクトを省庁の壁を超えて対しないといけない。問題は林野庁の枠内では解決できない。
今日もまた殺虫剤が地下浸透している。いずれ林野庁の責任が問われることになる。
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