|
最近の報道について苦言・提言を続けているが、バイオ関係ほど誤った言い換えれば偏った報道には目に余るものがる。
特に消費食料油で日本一週などと、さもそれが最先端技術のように報道する。しかしわれら一般国民の知識ではその内容についてはあまり理解していない。
だからそれが正しいことのように行政も知識人も言にする。
あまりに専門的なことは私もにもわからないが、現在伐採時や切捨て間伐材の山野放置を見るにつけ、こうしたものでもエネルギーに変換できないかと考える。これも素人の考えで専門家の先生によればとても大変なことなのだ。
割り箸の問題だけ取り上げ、再利用とか再資源化の正当性を訴え持ち上げる。こうした偏った考えや報道の中で、同じ木材を資源としている物品についてはあまり触れない。
食用油の再利用などが最高のバイオやエコロジーではない。本当は使わないことで、そうしたことを訴えるのであれば、車に頼ることなく歩いてその大切さを訴えればいい。テレビ画面の車はエコカーでも、周囲の車はガソリンや軽油で動く。どこがエコなのかわからない。放送局の中には重機で地域を開発する人を自然の達人などとも報道する。地域とかけ離れ、多少人物評価がある人を持ち上げて、森林や農業それに環境問題を論じることも一考を要する。彼らこそ自然破壊をしている場合もある。
食用油は一度でなく限りなく食用に使えるようにすること方が大切なのではないか。そして究極で車でのエネルギー化を考えることはできないのか。また廃棄食用油の再利用にはほかに何かないのか、あるはずである。
現在は木材から燃料。竹から燃料など多くの取り組みが見られる。ぜひ大きなの視野で取り組みそれに報道をしていただきたい。
木材からペレットそれにストーブなども、何が最先端で国家挙げて取り組むのかも不思議である。行政も補助金があれば何でも手を挙げるが、将来の見通しの少ない中での取り組みはこれまでの失敗例をもって不安が広がる。
言葉のエコや再資源化には大きな裏側があることを懸命な人々はわかっている。
来年は本当の木材活用は何かをテーマに書いていきたい。
<参考資料>
木材の油化について
植物の体を構成するセルロースやリグニンは分解しにくい
(『環境問題はなぜうそがまかり通るのか2』武田邦彦氏著)
●武田先生関係のサイト
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%C9%F0%C5%C4%CB%AE%C9%A7&ei=euc-jp&fr=usf&x=25&y=11
木材の体は、大まかに言うと「セルロース」「ヘミセルロース」と「リグニン」という物質でつくられている。繊維素とも呼ばれるセルロースは多くの人になじみ深いもので、植物の体の多くはセルロースでできていると言ってもいい。
木質素とも呼ばれるリグニンは一般的にはなじみが薄いが植物の体には20%〜30%も含まれている。しかし、化学的な構造が複雑で、なかなか壊れにくく、現在でも「リグニンの活用研究」が行われている。
燃やすのなら可能だが、油のような別の形にして利用しようとすると厄介な物質だ。
また植物には、動物と同じようにタンパク質もあるが、実などにデンプンが多く含まれている。体はセルロース、リグニンでできていると覚えてもそれほど間違いではない。動物から見ると、植物のタンパク質やデンプンは栄養になるけれど、セルロースやリグニンは分解しにくいので栄養になりにくい。
肉食動物と違って草食動物は草や木を食べているので、セルロースを分解して栄養にしているのではないかと思っている人も多いが、ウシやウマのような草食動物でもセルロースを消化するのはなかなか大変で、できれば柔らかい草の方がよいし、また草木の中に含まれているタンパク質やデンプンをとる方が目的であることもある。
バイオ燃料を考える時も同じだ。植物をそのまま燃やしてしまえば全部、熱になるけれど、油にしたり、栄養にしたりするためには「分解」しなければならない。人間も動物もデンプンならすぐ利用できるが、セルロースやリグニンを利用しようとするとややこしいことになる。
そこで「研究」が必要となり、化学的に分解しようとしたらアルカリや触媒を使うことになる。生物的に分解するなら酵素や微生物が必要になってくる。たとえば、シロアリですら木を自分自身で消化することはできずに、体の中に小さな別の共生生物をギッシリ住まわせていて、その生物がセルロースを分解している。
つまり、シロアリは木のあるところに行って木をムシャムシャと食べ、それが体の中に入ってくると、今度はシロアリではない小さな生物が消化するという共同作業を行っている。
このような生物の共同作業は珍しくない。シロアリだけではなく、ほとんどの生物がそうで、たとえば私たち人間でも体の中のDNAの量を調べてみると、半分が人間のもの、半分は人間の体の中に住んでいる微生物のDNAが占めていると言われている。
自然や生物の仕組みは複雑で、その中には現代の人間の生活から見ると想像もできないものも多い。バイオ燃料を考える際にはそうした仕組みにも注意しなければならない。
武田先生の本の表紙だけ載せておいた。政府の白書に見えない話が満載で、数字に弱い私でも理解できる内容である。
環境や地球温暖化に関する本は、私はブックオオフで求める。最高の内容なのに、105円で売られている。この前は栃木足利では数十冊2000円で購入した。
あその中でも秀逸の内容が、
田中淳夫先生の「森を守るが森を殺す」だ。
●田中淳夫先生関連サイト
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%C5%C4%C3%E6%BD%DF%C9%D7&ei=euc-jp&fr=usf&x=31&y=10
|