
富士山森林文化は崩壊しています。世界遺産に成り得ない。自然環境整備が先決。
私はこれまで、さまざまな本や知人から、富士山の森林の崩壊と荒廃を聞いていた。
しかしなかなか見ることができなかった。私はおおよその山梨県の森林地帯を見ている。
もし富士山森林が想像以上に痛んでいたらどうしょうとか、世界遺産に勤しんでいる方々にどう伝えられるかの不安もあった。
しかし樹木や自然形態からいえば富士山は世界遺産どころか山梨遺産にもならないくらいの惨状を呈していた。
根から転ぶ
鹿に襲われる
虫が入る
雪で折られる
酸性雨の影響
無秩序の手入れ
自然荒廃
人工荒廃
など、創造を絶する惨状であった。世界遺産どころの話ではない。こうした富士山の恥部にあたる地域の修復には多額の国家予算を必要とする。
私は候補内の観光資源については言に及ばないが、世界遺産より、富士山森林修復を真剣に考えないといけない時期に来ている。いやもう遅すぎるかも知れない。
それに樹木崩壊や倒壊樹木の数は毎年天文学的数字で増えてゆく。やがて富士山は日本一の二酸化炭素の発生源にもなる。
世界遺産にでなれば、さらに大型観光バスが二酸化炭素を振りまきながら、行き交い、ガスの中に滞留して樹木をさらに枯らす。
モミ林の崩壊惨状など日本でも類を見ないのではないのか。毎日倒れていて、その数の上限は解らない。
スバルラインも1合目くいらいで全面通行止め状況である。
しかし富士山世界遺産登録の話し合いの中で、肝心の森林について誰も指摘しなかったのであろうか。それとも登録まで触れないでおくことにしたのであろうか。
世界遺産ともなれば富士山森林の評価と価値観から容易に作業できなくなる。
しかしこのまま放置すれば、富士吉田を始め多くの地に災害が発生することは間違いない。
世界遺産など富士山にはいらない。富士山の美化はごみ広いだけでは、地球にスコップをあてたくらいのもので、この森林崩壊を現状で食い止め再生の道を進むことが大切である。
現在の森林状況からは富士山は「世界遺産」ではなく「世界負産」である。
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