サブやんの気まぐれ調査研究

日本の里山は崩壊します。守るのは私たちです。行政主導の時代は終わり新たな取り組みが求められています。

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諏訪大社の土砂災害について

 この土砂災害は起こるべくして起こったといっても過言ではない。この大社の裏山には杉の大木があり、手入れが不足気味で、全体が大量の湿気と水に覆われている。神社の左側の上杉家ゆかりの史跡横の小河川も一部改修してあるが、少し上るとそこはダムの両側の樹木が倒れこみしかもいつでも側壁土砂は崩落流失する状態ある。しかも両岸の樹木は軟弱な傾斜地に立っているために多少のことで崩落倒壊して災害の起因となる。
 また山全体の湿気と表土の浅い部分を流れる地下水は水路も無く縦横無尽に山地に伏流している。昔はこうした地域には細部に水の道をつくり、山林の湿気や伏流水を調整していたが、地域から忘れられ手の入らない森林は、人々の知らない所で倒壊や枯れ死などを繰り返している。また水分過剰な森林樹木は、考えられないほど容易く根倒壊する。軽度の地震でも倒れることがある。
 諏訪大社の正面右にある小滝は改修されたもので、建造物の隙間の水路が境内の下部に一旦入り、階段横に出るもので、今回はここに土砂や岩石などが詰り被害が拡大した。この水路は狭いものであるが、傾斜角度が大きく、水流の速さは相当のものである。またさらに上部は未改修であり、今後の適切な対策が望まれる。
 ここから岡谷方面に行くと数多くの小河川が氾濫して大きな被害を出している。現在は地域の人々が離れた森林地帯の樹木は管理や一部改修工事も短絡的なものが多く、大計のない山地工事はこうした被害を拡大している。中央高速道路沿い付近の河川は一部改修してあるが、急傾斜地の河川改修のあり方は、もっと総合的な対策が求められる。上部では山地が崩壊しているなかで下部や住宅地だけの河川改修は、一部では災害拡大の要因ともなっている。
 諏訪大社は甲斐の武田家の活躍を支えた神社の代表でもある。また全国でも有数な奇祭「御柱祭」も間近に迫る。付近の家並みや小河川水路は旅情・風情もあり、その面でも大切な地域である。山地管理すべき農水省や林野庁の施策は災害拡大要因も多く含まれ、事業展開の残材や残土が多く山地に積み込まれている。ある面では放置されている。こうした場所は窪地や小河川に埋め込まれている場所もあり、災害拡大の大きな原因となる。国が国山地を破壊している現状を私たちは黙視していてはならない。

参考写真は下記サイトで
http://blogs.yahoo.co.jp/hakusyunetto2009/5443951.html
http://blogs.yahoo.co.jp/hakusyunetto2009/5464350.html

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