サブやんの気まぐれ調査研究

日本の里山は崩壊します。守るのは私たちです。行政主導の時代は終わり新たな取り組みが求められています。

里山森林の破壊と崩壊

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 「○○にカラマツが倒れているぞ、えらい剣幕だ(たいへんな状況だ)」仕事との手を止めて現場に直行した。そしてそこで目にしたものは、ここは観光客が多く通るところで、地元の人もよく利用する道から数メートルの場所だ。
これまで水の流れていなかったところに、急に水路ができた。この地域にすれば大量の水である。この水路出現で地表が掘られ、表面着床の唐松は根ごと倒れたもので、クリスタルライン沿いの唐松林によく見られる光景である。
 ここの唐松は大木で倒れたのが道路の反対方向でよかった。最近こうした水路の現出や変更それに土砂崩れなどで多くの唐松が倒れていく。そして放置される。これは補助金の対象にはならない。

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 私はこれまで木材廃棄につうじる切捨て間伐や除伐を論じてきた。最近の林地の造成・伐採・植林では、整地整備した反対側には、木材の各部位(不要木材・枝・葉)が廃棄されている場合をよく見かける。これと同じで、県有地内の造成や不要土地に土砂などを積み置くとたちまち、その周囲にゴミが散乱する。また田舎では土地の境界などは不要な農事資材や家屋解体材などが置かれる。しかしその延長には生活ゴミや家電製品などが捨てられる。上部の集落ではゴミは片付くが下部の集落から見上げるとゴミの天井ができる。また沢や小河川なども格好なゴミ捨て場となる。

私もできるだけ収集しているが、なにか馬鹿らしくなるときもある。
 「汚さないで」「ゴミはお持ち帰り下さい」の看板は設置しても住民サイドのや行政の美化運動の足は遅い。補助金でなくしては動けない体質なのかも知れない。「みんなで汚せば怖くない」
 サントリーや多くの飲料水メーカーがよく「自然水」とか「天然水」とないうがこれは何も無色透明でなんらの細菌も混入していないような錯覚に陥るが、けっしてそうではなくて、天然水には多くの微生物それに動物の糞などから混入する。大腸菌なども相当入っているのが当然である。地下水などはまったくその成分は不透明であり、多くの工業地帯の地下水などどんな成分なのであろうか。田舎ではかっては糞尿も生活雑排水も地下浸透であり、田舎と自然を区分けしない企業は天然水を神水のような文句で仮想的な宣伝を繰り返す。山梨の中で最も水企業が集まる白州町の水は確かに豊富では在るが、掘る場所によっては何が出てくるかわからない。
 
 また八ヶ岳の放牧に見られるように古来から開拓された地域では牧場の経営も多数あり、現在でも随所で見られる。こうした牧場の屎尿処理の多くは肥料となって畑に、そしてやがて人の口にも入る。こうした土地が田舎では当たり前の光景であり、いかにサントリーが天然水と唱えても田舎での水は汚れていて然りである。

 ゴミはただ単に捨てる捨てらせることが容易な公的道路や施設の周囲に集中することは何を意味しているであろうか。
 伐り捨て間伐は本年は大量出る。それは市況の不況と行政のノルマを果たす切ないばかりの事業展開がこれを後押しする。
 何のためには林政などはどうでもよい。仕事量が欲しいだけとノルマ達成が大切で、名目などはどうでもよく、温暖化防止などのことは誰も考えない。またそれは紙上机上の理論であり、何の効果がないことはその道の人なら誰でも理解している。来年になったら県内の間伐地域を調査して報告したい。
 本年は山梨県でも大量の間伐が行われる。その量の中でどれだけ活用搬出されるか知らないが、その放置残材はイコール二酸化炭素の放出源となる。防止のために実施する間伐、これについて山梨県や当該市町村はどのように勧化手いるのであろうか。一度数字を持って訪ねてみたい。これ以上の放置木材過多は、先の山地ゴミ捨て場の拡大につながることを現地を見て理解指導をして欲しい。一点汚点を残してはならない行政の最近の乱雑な事業展開にあえて言葉を添えた。
 連絡いただければ1週間くらいかけて山梨県内の現場を案内したい。

 <写真は山梨県内の手軽な観光地内>

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山梨県某市某町字某所

 まったく必要のない植林と無駄な間伐を重ねるより、こうした天然林を残しておけば観光面でも自然浴でも、その後の事業費などかからない森林行政ができたはずである。売れる見込みをもって植林した針葉樹は今花粉対策ではゴミ扱いである。

 東京都がオリンピック招致のために多大な緑の地域をつくるという。ほ〜この前は花粉対策で大量の杉林を伐採し、今度は地球温暖化防止策として大量間伐、緑と空気や二酸化炭素はそんなに地域限定で在るとはこれまで気がつかなかった。ただし緑が増えることは結構、市民参加で進めてもらいたい。

 今日、毎日新聞が森林荒廃の記事を取上げてくれた。

http://mainichi.jp/select/today/news/20090420k0000m040115000c.html

森林:高齢化で姿消す野鳥 林業停滞で荒れ放題
2009年4月20日 2時30分 更新:4月20日 8時56分


 日本の森林面積と若い森(人工林、天然林)の推移 国内の森林面積は1970年代から変わらないのに、鳥類の生息域が大幅に減少していることが、森林総合研究所の山浦悠一・特別研究員(森林保全生態学)らの調査で分かっった。
 林業の停滞で明るく若い森が減って、それを好む鳥が減ったのが原因とみられる。森林の変化が生態に影響を及ぼすことを示しており、森林対策の充実が急がれそうだ。今月の英専門誌に発表した。(以下略)


 誤解を招かないように全文を掲載させていただいた。そのほかは上記のサイトで見ていただきい。

 この記事や内容で不足しているのが、樹木が針葉樹か広葉樹かの区別がなく、また荒廃の原因を林業停滞だけに位置づけるのもおかしな話である。現在行政が進めている皆伐採桧植林地などは鳥どころか昆虫さえも一匹もいない。これは生息する表土を剥ぎとり植林するのからで、人為的なものである。いっきに森林が交替する(成木→苗木)に変化させることが鳥や昆虫にどれだけ影響を与えるか現場に行けば直ぐわかる。また皆伐採時に空を飛び交い家を奪われた鳥の多いことも現場従事者は理解しているはずである。
 また機械作業の大量使用も鳥や昆虫そっれに希少動物に与える影響も大きい。研究結果はそれなり評価したいが、日本の森林の深層究明には今一であり、今後のさらなる研究に期待したい。文面からは「だから間伐」の林野庁の意向もいくらか感じられる。地面に光が届くことがどの樹木に必要なのか、また間伐に鳥対策などまったくない林政展開こそが、現在の日本森林荒廃であり、林政の荒廃でもある。
 提言や研究はそれを真剣に取り入れることのできる政府機関が求められるが、数十年森林を放置したことの責任のほうが大きい。と私は考える。

 虫や鳥が生息するために、切捨て間伐が必要などとの理論もたまに見るが、それは話が飛躍しすぎる。鳥や小動物それに昆虫はそんなに大量の間伐放置林を求めていない。

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 私は写真の光景を見たときに、人間の力のなさと、鹿の繁殖力とその食料の問題が一瞬脳裏をかすめました。しかしよく考えれば、天然林を伐って針葉樹を植林して、その植林樹が鹿に襲われる。そしてその鹿は保護より食料の対象となり、レストランへ、観光商品になる。鹿が減れば商品もなくなる。確保のためには絶対量が必要であり、従って鹿の生息のためには針葉樹が餌になることも放置するのか。私には理解できない。
 
参考資料

 今,森林と食物量との関係をシカ,カモシカなどの草食獣を例にとって考えてみると,食物量は森林の遷移の過程で大きく変化する。ただし,この場合の食物量はあくまでも,草食動物が利用できる量として考えなければならない。すなわち,針葉樹の人工造林地を考えてみると,林地内の植物現存量は非常に多いが,林冠がうっ閉し,林床植物の乏しい林内では一定の高さしか届かない草食動物にとって食物は極めて乏しいということになる。これに対し,伐開後数年を経過した林地や若齢造林地は,全体としての植物現存量は壮齢林に比して少ないが,利用できる食物現存量は多いということになる。このことを如実に示しているのが,森林の各遷移段階におけるシカの利用頻度である。シカが良く利用する林地にはシカの糞が多い。図2(別掲)によると,シカの利用頻度が最も高いのは森林伐開後5−10年の間で,最も低いのが20年以臥極相林に至る過程である。
 次に,栄養の問題であるが,シカの場合,食物の中に含まれる蛋白質の割合が問題となる。食物中の蛋白質含有量が7%の場合は,辛うじて個体維持はできるが,繁殖に足る栄養はない。繁殖するためには少なくとも13%の蛋白質含有量が必要である。

 一般に,蛋白質の含有量は季節によって異なり,春先から初夏にかけての新芽の頃が最も高いことが知られている。したがって,蛋白含有量の少ない植物の生育地に住んでいるシカや,栄養価の低い季節には栄養価の高い地方への移動という手段で子孫の繁栄を図っている。

(野生動物保護の3要素 森林総合研究所 阿部學氏著「林業技術ハンドブック」監修林野庁 発行財団法人 全国林業改良普及協会編)

 この地域は道路の閉鎖が長引き訪れる人も行楽を阻止され戸惑っていたが、その閉鎖道路の周辺樹木の鹿の被害は凄まじい勢いで広がりこのままでは数年後に大量の倒木がはじまる。これは林野庁の切捨て間伐に類似するもので、鹿も?しかも無料である人件費なしである。これから発想を豊かにすれば、間伐必要地域に鹿を誘導すれば一年で必要量を間伐できる。しかも直ぐに倒れることはなく数年で倒れる。その間にその地域には自然発生する樹木新芽が育ち、その場所に相応しい林相・林様ができる。税金の無駄遣いも省けるし、林地も自然に戻る。
 ではその凄まじい鹿の食害の現場をお届けしましょう。あなたはこの写真から何を感じますが、行政林政のかたは現場に行って直ちに対策をしてください。一大観光地が一大荒廃地に変わる日は近い。


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