サブやんの気まぐれ調査研究

日本の里山は崩壊します。守るのは私たちです。行政主導の時代は終わり新たな取り組みが求められています。

里山森林の破壊と崩壊

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 最近というか数年前から鹿の樹木食材の調査をしているが、最近ではモミ・ヒノキ・アカマツ・ナラ・クヌギ・雑木エトセトラなど多種に及んでいる。いつか腹が避けた鹿の腹部の中に大量の樹木の皮や繊維が一抱えもあって驚いたことがある。消化されないこれらの樹木の皮繊維は永遠に鹿の内臓にあるのだろうか。これは鹿にとっても大きな問題であろう。栄養がなく致し方なく樹皮を食する鹿は単一植林した人間のなせる業の最も深刻な影響を受けているともいえる。
 閉ざされた山地の中を鹿が啼きながら蠢く。このような深刻な問題でも人は真剣に語る機会を失っている。

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その目的は人の安全安心の暮らしのためや獣害から野菜や森林を守るためにその防御柵などが多額な補助金を行使して実施される。またそうした類の危惧は保持業に乗って飛躍的に伸びる。現在でも林業にさまざまなそうした補助事業が展開する。しかし誰がその恩恵や利益を受けるかが問題であり、いつも事業を取り巻く官庁ご用達の業者が跋扈することになる。こうした類の業者は獣害が減少しては困る。どちらかといえばその範囲が拡大していくことのほうが望ましい。災害が大きければ大きいほどその復旧費用も膨大になり、関与する業者は息をつける。
 だから鹿や猪は絶滅して困る。猪肉・鹿肉も食べれなくなる。森林被害が角田すればそれに関する事業と企業が拡大する。したがって真剣に鹿の保護対策や生息状況などは机上調査のみとなる。
 絶対数が不確かな中で毎年撃ち殺す量を想定して固体と称して殺す。猪の檻も多く設置されている。
 鹿が樹木を襲い、猪が暴れ熊が闊歩する時期に、多くの林道が閉鎖され、かれらが人間世界と離れた別天地を形成して、半期経てば驚くような森作りをする。機械林業など吹っ飛んでしまうような剣幕の場所も有る。
 また補助金も特定の地域や特定の受け入れ者に流れる傾向もあり、補助金が年間予算として計上される場合もある。
 議員や審議会などの会員の中にはそれが目的で居る人も多く見られ、年末になると余剰補助金の清掃受け入れ者となる。
 こんなことで森や樹木環境が良くなるわけがなく、地域の人は獣害と戦い、行政・企業は奇妙な社会に同居することとなる。

 写真は林道閉鎖によって伸び伸び活動する猪の運動場、人家まで〜。

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 ひところ日本全国を襲った外材ブームと大量の丸太小屋(ログハウス)の襲来は終息した感もある。あのくらい木材を無駄遣いする工法もないが、当時は飛ぶ鳥を落とす勢いで、私たち地域の木材業者はその数と太さそれに使用勝手に驚きながら見ていた。しかし私も雑誌や同胞のために立ち上がり、日本木材のログハウス活用策を考えて先進地行脚を繰り返した。中には林業作業小屋を外材(米松)でつくった地域もある。
 そうした中で林政は日本木材の利用活用を建築需要が見込めない中で率先して林地や山地の道路側壁や崩落地の土留め中には河川ダムへの使用多用。しかしその使用にあたっての知識やとくに木材の「腐る」という本質的な問題などに触れずに、どこでも使用され、その時点ではある面では画期的なこととして取上げない中で、その後も簡単な考えで使用され続けてきた。その使用木材が寿命や設置条件が異なる中で基本的耐用年数や腐食に対する対応の甘さが現在深刻な現象ができてきている。これは今後膨大な予算を持って補修・改修しないとならない問題であり、実習と復習を持たない林政の欠点をも曝け出す結果となっている。
 その時々の思いつきのような施策の連続で、その事業の成果や予測力量の不足は最近特に目立ってきて、林野庁が動くたびに日本林政は歪められる結果を招いている。俣独自予算が少ない自治体ではこうした予算を好んで使い、その結果補修は自己財源、しかしそれがないから放置し、そして林道閉鎖の悪循環を辿ることもある。
 今回取上げた道路側壁木製土砂崩れ留めは設置後10年くらいか確認していないが、その状況は芳しくない。

 この設置場所は道路の日影部分で斜面を下る水もあり、設置条件は最悪の場所である。こうした環境では、
1)斜面と設置木材の隙間を設けるか、木材裏面の流水環境を整える。
2)空気の流通を良くする
3)取替えが可能な工法を用いる。
4)こうした箇所は石垣を用いる。

 で、最良な方策は木材は使用しないで古来からの石垣利用である。したがって今後は歴史を持たない安易な背策はしないことが懸命策といえる。

 末尾の写真は観光地で使えなくなった間伐材使用階段です。現在利用者は横の土斜面を利用しています。
 

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 先祖を祀る森は現在消滅破壊されている。私はこれまで幾度となくこうした問題を取上げてきた。それは伝承や歴史をいっきに失っていくことは、その地域のふるさと意識も失われていることに気がつくべきである。私は北杜市のある地域の「○○の森」などの現場に行けばブルドーザーで押し捲られて表土は歴史と伝承とともに削り取られていく。これは日本全国共通する問題であるが、そうした地域を改良する農水省や林野庁には意識が薄い。こうしたとくろからの指導員や講師は数字とマニアルどおりの話であり、考慮されない話はやはり破壊者の言である。
 特に里山森林には共同墓地や言うに言われぬ事象を抱えたまま埋葬された人たちの墓や石祠がある。言葉は悪いが非民扱いされた人々の墓など石ころひつでもちろん戒名などない。
 地域のことなど全く調べず、改変植林など環境の森や教育の森などの名前をつけることは恥ずかしい限りである。その伐り倒される赤松には数十年の歴史や地域の伝承が吸い込まれているのに、今日も無機物のように伐り倒され、後は粗大ゴミ扱いでは情けない。

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 最近樹木の倒木が目立つ。報道でも行政広報などでもあまり見ることがないので、多くの人は気がつかない。また山林所有者もどうせ金にならないと放置して置くことが多い。それどころか行政ではさらに切捨て間伐を拡大していく方針と聞く。私はその理論も理屈も正当性もわからない。間伐をすれば本当に良材になりしかも二酸化炭素の放出が緩和されるのであろうか。簡単な数字を転がし、さらにこうした事業に商取引が生まれるという。実際の数字はそんな簡単には算出できないもので、これまでも確かな資料は見えない。林野庁などは数字だけを示すが、それはその後に起きる残材の二酸化炭素の放出を一切計算に入れていない。また割り振られた都道府県も公然と伐り捨て間伐ができるので、その量はいっきに拡大する。
 写真のような倒木や大規模土砂崩れや災害時に発生した倒木の腐食やそれに多くの山林火災により排出される二酸化炭素など話題にもならない。
 禁じて次から次に繰り返す行政を誰が正すのであろうか。現在の林政は木材流通の悪化のより、事業量の増加はそれだけ山地への木材放棄が続く。林政に携わる方々も少しは現場を見て恒久的な対策するべきではないだろうか。日本には国土を森林を正しく把握し調査する国会議員などはいないのであろうか。

 あの大量の倒木(唐松・杉)は今どうなっているのであろうか。台風の影響もあるが、急斜面に植えた唐松が成長。自重が増して平面根では支えきれない。これが大きな土砂崩れなどの要因にもなってきている。平らな地域でも、水の管理が悪く地下が泥状化していて少しの衝撃でも倒れやすくなっている。木材ははどこでも何でも植林してよいわけではなく、育ったときのことが植えるときに理解していないととんでもないことが起きる。こうした写真はその一例であり、7月までに数度現地を訪れその後の経過を調査してまた報告したい。(調査場所は長野県と群馬県と一部埼玉県)

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