サブやんの気まぐれ調査研究

日本の里山は崩壊します。守るのは私たちです。行政主導の時代は終わり新たな取り組みが求められています。

白州を知る資料

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 名水の里白州を流れやがて太平洋へ流れ込む。山梨県の有数の大河である。
 釜無川(富士川)は行政上の呼称ではこの名前はない。しかし地域では釜無山・釜無川として親しまれている。上流に向かって左側が山梨県、右側が長野県。江戸時代の古い書物にはこの川を長野県に引き込み諏訪湖へとの計画もあった。それであるなら天竜川の源泉ともなっていたわけである。
 山梨県側では長野県と山梨県の境付近では、大規模の山砂利採取が行われ、道の駅の前に異様な風景を呈している。東京電力ではこの富士見地域に揚水発電所を計画したが、地元の反対で断念した。最近では「ダイオキシン発生」が予測される処理施設の建設が一部で話題になったが、その後の動静は知らない。「白州町にダイオキシンの灰が降る」などと報道されたこともある。
 この川の上流には昔は「釜無湖」があり、ボートも浮かび風情があった。その奥には大規模な製紙会社の木材集積場があり、日本でも最高峰の「トウヒ」などが算出され、その場所や架線の風景は圧巻であった。
 現在は釣堀や石産会社や鉱山会社が長野県の山を資源に開発している。
 この釜無川の源流は甲斐駒ケ岳鋸山あたりとされているが、昔は八ヶ岳から流れる立場川がそれであるとしている書も見える。
 この周辺の山地は急峻であり、崩落や土砂崩れの地域が目立ち、災害拡大も予想される。なおこの川には全国でも珍しくちゅ立木が林立して、台風ともなるとなぎ倒されて下流へ向かう。災害拡大が過去においても実証されいる。また付近の崖や小河川からのごみや倒れこんだ立木が散在していて不安をあおる。

 国界橋を渡り、白州町に入るとかっては「ミニグランドキャニオン」として勇名を馳せた、地下数十メートルから穿鑿河川が現れ、当時は観光客が殺到して地域も観光拠点として整備を考えたとき、子供が滑落負傷して千秋楽、埋め戻され観光客も報道も去った。
 しかし今でも活断層や一部面影を残している。たまに地質学者が訪れる。

 <釜無川上流yahoo地図>
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35%2F51%2F15.479&lon=138%2F13%2F27.511&layer=0&ac=20362&mode=aero&size=l&type=static&pointer=on&sc=3

 <ミニグランドキャニオン跡地yahoo地図>
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35%2F51%2F17.43&lon=138%2F17%2F23.111&layer=0&sc=3&mode=aero&size=l&pointer=on&p=%C7%F2%BD%A3%C4%AE%B9%F1%B3%A6&type=static&CE.x=631&CE.y=392

 <富士見道の駅「蔦の湯」付近yahoo地図>
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35%2F51%2F32.004&lon=138%2F16%2F29.616&layer=0&sc=3&mode=aero&size=l&pointer=on&p=%C7%F2%BD%A3%C4%AE%B9%F1%B3%A6&type=static&CE.x=627&CE.y=357

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 <日向山駐車場より上は危険がいっぱいです。>

 現在でも多くの人が落石の合間を行き交っています。
 このままでは閉鎖を
 継続するなら、徹底した安全対策を。
 旭滝上はさらに危険です。

なんだか知らないけれど、尾白川(おじらがわ)周辺や日向山が格好のスポットとして、訪れる人も多くなっている。

<白州みちくさ案内>
http://homepage2.nifty.com/whitesand/

 詳細については、「白秋みちくさ案内」を参照していただきたい。北杜市をはじめ数多あるサイトの中でこれほど親切で丁寧な案内書は全国的に見ても少ない。高い見識と本人が歩いて綴ったもので、尊敬に値する。

 さて久しぶりに、訪れて驚いた、狭い駐車場からあふれた車が狭い林道に並ぶ。昨年は大型観光バスがここまで乗り上げて、オイルタンクを破損して、周囲に油を振りまいていた。

 林道を登るにつけて、桧林の切捨て間伐が調所に現れる。
 通りがかりの人に「これは使うんですか」とたずねられ「---------」言葉はなかった。「このまま放置です」とは言えない。

 駐車場を過ぎて「車両通行止め」の大分古い看板とガードがある。
 車は行けなくても、徒歩の人は行くので、老体に鞭打ってあとを追いかけた。

 倒木も多く、道もどこここと石が散乱していた。通り道の石を片付けながらさらに進む。この林道は本来の林道であり、観光道路ではない。したがって唐松を立っていられないような場所に植林した場所が意外と多い。
 この唐松は直根がなく、平面的な根張りで、現在多く地で倒壊が進んでいる木である。昨年訪れた長野県の佐久地方や群馬県でも、稲が倒れているような現場をいくつか見た。また丸ごと土砂崩れの現場も多数確認した。

 なぜこんな自然崩落の進む地域に大量の唐松植林をしたのか、疑問に思いながら足を進めると、花崗岩の堆積郡から小石が落ちてくる。多くの崖淵の木々が必死に岩盤にしがみついているが、何せ下が花崗岩である。近いうちにさらに崩落が進む。中国の山間部の地震状況が脳裏を行き交う。

 さらに進むと、今度は道路全体が持ち上がっている。これは崩落した土砂が堆積したものであり、徐々に高くなったものだ。
 何か淋しくなってきた。やがて後ろから「白州きたりの清水さんではないですか」の声に振り向くと、平成元年から数年続けた、クラフト祭りの参加者であった。最近息子の部屋を片付けられていたら、名前があって、今度白州の別荘にもってきたそうで、参加した子供はもう30歳を超えたと話されていた。

 錦滝についた。水量は少ないが岸壁の紫の花(名前わからず)とマッチして、すばらしい景観である。ここまでは多くの人に見てもらいたい。

 ここで数分いると、通行止めの向こうに大きな石が散乱、通行止の標識。しかし人々は散乱した大石の隙間をどんどん奥に行く。。登山やハイキングなどにまったく興味のない私ではあるが、あとを追いかけた。

 どうしてあんなすがすがしい顔で、歩けるのか不思議でならない。私などは何度も足が竦んだ。
 もう帰ろうと思っていると、今度は道に腐食した大木が転がっていた。上部から滑落したものなのだ。
 上を見上げると、次の準備ができている崩落大木が見える。「怖い」

 やがて思わず目を見張るような光景が現れた。完全に道路が崩れ、現在も進行中である。こうしたザレバを先行者はこともなく、鹿の用に軽い足取りで超えていった。

 私も勇気を出して半分まで行った。そこで下方をみたら底なし崖が見え、吸い込まれるような気がして、軽い目眩さえ覚えた。足が竦む、震える。熊にあった時のように、呼吸をとめて後ずさりする。
 私のそうした動作を見ていた人もいて、微笑が心を刺した。その方は、私の死ぬような思いをよそに、渡って上部に姿を消した。この道は確か上に、浮動滝への折口があり、その上は完全なる通行止めであったような記憶がある。

 現在は、私のような高齢者がこうした場所に訪れる。この道は高齢者や初心者には向かない。錦滝から上は完全に封鎖して欲しい。

 下りながら、多く場所で多くの危険箇所を目にした。観光も大いに結構。でもこうしたがけ崩れや放置場面は、一考を要する。
 また植林事業も間伐事業も、平坦でも急傾斜でも地質や地盤に関係なく現在も進行している。特に山岳上部への桧・唐松植林事業は、現在はどう進んでいるのであろうか。
 
 こうして林道が閉鎖したり、崩落していけば、更なる植林木が倒壊して、災害を大きくする。山梨県の森林は、大きな見直しが求められている。

 植えることより「保林」「育林」に重点を移行していく時期でもある。
 林政とは県民の財産と生命を守る尊い事業でもある。将来危惧されるような愚かな行為は行為は、私を含め林業人は心すべきである。

 森林や樹木は「今」は無い。すべて長い歴史の一こまにに過ぎない。
 これから急斜面の唐松はどうなっているであろうか。

 鹿の被害も拡大、最近では大径木でも皮を剥がれ枯れていく樹木も多く、この林道周辺の桧にも被害が確認できる。大幹線林道沿いの下教石地域のように深刻な状況にならなければと祈るばかりである。山間地や急斜面には桧は植えないことが賢明である。

 
 


 

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