新!サブやんの気まぐれ調査研究

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「山梨県の恩賜林が来年で100周年」の記事を読んで

《日刊木材新聞 平成22年7月31日(土)》
《記事》
1907年に山梨県で発生した大水害を契機に明治天皇より御下賜された恩賜林が、来年3月11日で100年の節目を迎える。
現在、山梨県内では100周年に向け、県民に改めて恩賜林の果たした功績、意義を訴える周知活動に向けた準備が着々と進んでおり、今一度恩賜林に対しての積極的な参加を喚起したい意向だ。現在もなお県民のシンボルとして親しまれる恩賜林のこれまでの経緯と、今後予定される取り組みについて伝える。
《謝恩碑》
1917年(大正6年)に建立された恩賜林謝恩碑.甲府駅至近の甲府城址である舞鶴城公園内高台の本丸広場に位置しており、甲府市街が一望できる。

1907年(明治40年)8月21日から26日にかけて甲府盆地一帯から峡東地域を襲った記録的大雨は、土砂の流出や堤防決壊などを引き起こし、死傷者422人、流出家屋1万1943戸、浸水家屋1万5157戸を数える未曾有の大惨事となった。
背景には殖産興業政策による製糸工業の奨励に伴い熱源である木材需要が増大したこと、併せて家庭用燃料としての盗伐が多発していたことで山林荒廃進行の一因として挙げられている。
この惨状及び原因を知った明治天皇が1911年(明治44年)、当時の県内
御料地の大半であった14万移を復興のため山梨県へと御下賜(無償払い下げ)したことが起源となる。
以後、県土面積の3分の1である15万8000ヘクタールを占める県有林
へと引き継がれ、入会慣行をもつ県内160恩賜林組合(市町村6、財産区111、保護組合43)による盗伐監視、山火事防止、各々資力による分収林の素材販売などといった事業を行っている。
また、県民の手により今日まで適切な管理の下、治水や水資源のかん養、資源供給、さらにレクリエーション利用用や施設利用といった公共的機能を担う。 
県にとっても10年度見込みで9億4700万円に上る土地貸付料(1001件、7280ヘクタール)による貴重な財源として多大な役割を果たしている。
ちなみに第1回植樹祭の開催は山梨県。
こうした長きにわたる管理状態を踏まえ、03年には貸地を除く14万3000ヘクタールの県有林がFSC森林管理認証を取得。公有林としては初の認証で、国内一の認証面積をもつに至っており、昨年は県有林から出材された認証丸太を原料とするミニストップ活用に貢献するなど、環境意識の高まりを背景とする認証材供給にも弾みをつけた。
毎年3月に開催される記念式典をはじめ、県民の財産として多大な役割を果たす県有林だが、近年は県民にも認知度が薄れつつあるのが実情。
今年3月に県政モニター対象に実施されたアンケート調査では、県有林が御下賜されたものであることを知っていたのは回答者436人中、47・7%。戦前までは学校教育で「恩賜林記念日の歌」を歌唱していた経緯から70代の認知度は比較的高かったが、世代を下ることにその割合は減少し、20代に至ってはゼロという回答に。
《存在の周知を図り県民の意識向上へ》
そこで県では100周年を機に改めて県民の間にも恩賜林の功績と、代え難い財産を次代へ引き継ぐための理解を狙いとした周知活動を展開する運びとなった。
先行して恩賜林100周年のキャッチフレーズを募り、2月には応募総数410点のなかから「まもられてるからまもりたい」に決定。今年3月には県知
事を会長に、恩賜林御下賜100周年記念事業実行委員会も発足。
今年度をプレー100周年に据え、周知活動の中核を担うとともに、来年度に予定される100周年記念事業へ向けた準備が着々と進んでいる。
プレー100周年では、県産材フェアといった県内行事での出展(パネル展示、FSC商晶販売)をはじめとする「キャラバン」に乗り出すほか、上限を20万円とする「県民自主企画応援事業」も開始。各団体の森林保全に根ざした取り組みを支援する同事業をはじめとした各種取り組みに対し、年度予算で約1260万円を計上。
来年度は3月11日の100周年式典を皮切りとした各種催しも予定する。候補として記念大会の開催なども構想されているが、現段階では具体的な内容は未定。いずれも「次の100年」を見据えての事業となる予定で、FSC認証製晶の販売活性化を通じた木材流通も含め、今後の展開にも期待が集まっている。

 山梨県の恩賜林事業は災害増加の最大要因になる - 新!サブやんの気まぐれ調査研究 ...
《私見》
 こうした活字を見るたびに、森林現場の現状との格差の広がりは、決して戻れない山地惨状を呈している。山梨県の森林事情は現在最悪で、規制の無い県として毎日東海・近畿地方に大量の木材が運ばれ、それに伴い大量の伐採残材が残り、再生できない山地が大幅に増えている。
 また最近の森林事業は大型機械が主流であり、それにより山地崩壊や森林荒廃が進んでいることは現地を見れば一目瞭然である。これは事業者保護と事業面積拡大政策を採る山梨県の致命的な欠陥林政の現れである。
 恩賜林の現在は、天然林を伐り払い、必要も無い人工造林を繰り返してきた。特に木材需要もすくなく湿気に弱い唐松の大量植樹は今後の山梨県林政の致命的な側面を有している。またどこでも何でもヒノキ・スギの単一種の植林も問題ある。山梨県はこうした森林を国の愚作「認証林」として活路を見出そうとしているが、まったく無駄なことである。こうした制度は木材業者保護のためのもので、認証したからといって材質が良くなる分けではない。
 天然林と異なり、自然発生の赤松林を除き、スギ・カラマツ・ヒノキなどは、優良木材に仕立て高価で販売することが大きな目的である。しかし現在の植林施策は単に植林と一部保林を除けば、そうした目的はまったく見えない植林放置の森林が多い。山梨県は木材販売が捗捗しくない中で、こうした初歩的な入り口林業を繰り返している。八ヶ岳山麓の大量の唐松植林は現在でも繰り返され、鹿や土壌変化などで、まともに成育してものは少ない。
 完全に市場林業ではなく、紙上林業化している。言い換えればデスク林業であり、肝心な思想や理想などはまったく見えない。これは今後加速的に進み、やがて荒廃が進み大きな災害に見舞われることになる。
 山梨県は全国でも有数な草刈場であり、また多くの恩賜林などは事業の的となり、大量の切捨て間伐や無駄な道路や索道の設置放棄が目立ってきている。
 また大型皆伐採が不必要に繰り返されて、山梨県の荒廃は明治40年当時の森林より悪化が進んでいるのが現状である。特に山梨県の多くの人工林カラマツに対して参考になる文献資料があるので紹介したい。


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