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木材の耐用年数。これは縄文時代の青森三内丸山遺跡の栗材の多用建築物や登呂遺跡の農作業や田灌漑用材など、その樹種と使用目的が一致していた。また法隆寺に見られる建築用材などまさに日本の木材利用の画期的出来事もでもある。しかしそこから何千年も続いた木材使用について、林野庁など何も学んでいない。それどころかすっかり後退してしまった。それが山地災害防止用や柵や橋などへの安易な木材使用である。多くの水源地などへも平気で防腐処理木材使用もあるが、そのほかは単なる間伐材の表皮を剥いただけとか、から松など皮付きで使用した柵もある。こうしたことは事業指導仕様などまったくなかったことを裏付けている。
特に湿気の多い切り崩し林道側壁などへの使用は難しいことであるが、それも予算消化強引に施工した。その量は膨大なものと予測される。
木材は耐用年数があり、それを過ぎると多くの災害を拡大させ、危険も生じる。したがって当然こととして取替え作業が義務付けられている。
こうしたことが現在の行政林野庁には認識がない。したがって写真のような設置場所が放置されている。現在でも同様な工法が用いられているが、赤土に打ち込まれた木材など、以前に腐れが確認できる。
こうした木材業界は常に進歩している。現在では憂いのない木材が開発されているかどうか私は理解していないが、もしまだであれば木材利用拡大の面からも、研究開発が必要である。
これは林野庁も真剣に取り組まなければならない事項である。自らの不勉強を国家予算で修復する頻度は少なくなる。つまらない補正予算項目は滅却して、「振り返り予算」に振り替えて全国から情報を得れば、新たな事業など展開できる筈はない。
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