新!サブやんの気まぐれ調査研究

サブやんの気まぐれ調査研究の続編です

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江戸で語られた甲斐の民話32、甲州升   秉穂録(岡田挺之)
 
甲州にては、京ます三升をもて一升とす。金は一分判、二朱判、一朱判、しなか判、四種あり。其形圓なり。一分は銀十二、匁にあたる。今、諸国通用の金銀に比するに、銀一匁五分は、甲銀一匁にあたる。

江戸で語られた甲斐の民話31、一、武田番匠   秉穂録(岡田挺之)
 
通志に、今之庸俗以ク船輸善揄材。凡古屋壮麗ナル者、皆曰魯船造ルト。殊不知、船為何代之人と、此士にも、飛騨の工、武田番匠が建たるといふ事多し。似たる事なり。

江戸で語られた甲斐の民話30、甲斐之字義  南嶺遺稿(多田義俊)
 
かひがねといふは、山のするどく立て、諸山に勝れ目立たるみねをいふ。山のかひより見ゆる白雲などよむも、絶頂にあるしら雲なり。甲州はするどく高き山多き故、かひの国といへりとぞ。或人の仰られしにつきて、よくおもへば、俗語に甲斐甲斐敷といふ詞有。又かひなきといふ詞有。甲斐々々しきは、しかと其功の見えたるを、山の高く見えたるに准らへ、甲斐なきは功もなきといふ心なるべし。植松宗南といへるは、甲斐産れの人にて、此人の語に、甲斐の国は、諸国に勝れて木の實のよき国なりといふ。斐の字、このみとよます字なり。夫故、斐にかうたりといふ心にて、甲斐の国と號(なづく)。甲たるは第一たるの心なりとぞ。むかし斐(このみ)仲太といふものありし事、宇治拾遺に見えたりと覚し也。斐()たる君子ありと、詩経にあるも、其實有る君子也。論語に、斐然成レ一章(ひぜんとしてなすしょうを)をも、其實を備へて、しかと文章を成なりと心得べし。
 山のかひといふも、此心得にてよむべきか。
 
2007/8/15(水) 午前 6:03
... 夫故、斐にかうたりといふ心にて、甲斐の国と號(なづく)。甲たるは第一たるの心なりとぞ。むかし斐(このみ)仲太といふものありし事、宇治拾遺に見えたりと覚し也。斐(ひ)たる君子ありと、詩経にあるも、其實有る君子也。論語に、斐然成レ一章(ひぜんとし ...
2007/7/6(金) 午前 7:28
... 篤実の君子嘆称すべし。弱冠(二十才)より季吟の門に遊ん ... 素堂は甲斐の産なり。酒折の宮の神人真蹟を多く傳へ持り。その中に「松の奥」  「梅の奥」と號たる二冊の草紙は俳諧の教を書るもの也。云々。 《註》  この著の中には素堂関係の著が含まれている。 ...
江戸で語られた甲斐の民話28、富士山火山 川口湖  昆陽漫談(青木昆陽)
 
三代実録に云く、貞観六年七月、甲斐国言。駿河国富士大山忽有暴火。焼碎崗巒。草木焦熱。土鑠石流。埋ニ八代郡本栖并セ両水海。水熱如湯。魚鼈皆死。百姓居宅與海共埋。或有宅無人。其数難記。両海以亦有水海。火焔赴向河口海本栖セ海未二焼埋之前。地大震動。雷電暴雨。雲霧晦冥。山野難辨。然後有此災異焉ト。
 これにて見れば、富士山の焼くる時は、砂ありて人家を埋めきと見ゆ。さて今も川口村に湖水あり。古の河口海なるべし。元文元年(1736)敦書命を蒙りて、甲州を行り、古書を求むる時、勝山村より河口湖を舟にて、川口村へ渡る。一里ありと云ふ。此湖水水落なく、伏水にて一里ほど脇へ。水ふき出ずるなり。
2007/8/15(水) 午前 6:03
... 甲州を行り、古書を求むる時、勝山村より河口湖を舟にて、川口村へ渡る。一里ありと云ふ。此湖水水落なく、伏水にて一里ほど脇へ。水ふき出ずるなり。  29、石和   昆陽漫談(青木昆陽)  甲州の石和(いさわ)を倭名鈔に石禾(いさわ)と言ひ ...

江戸で語られた甲斐の民話27、甲州金   昆陽漫談(青木昆陽)
 
老人曰く、古き甲州金に竹流し金、六角極印小判あり。
 竹流し金長さ二十七八分、横八分ほど、厚さ中にて三分ほど、縁にて一分ほど、長きは幅狭く、短きは幅廣し。重さ四十目十両と云ひて通用す。形圖の如し。中の極印は極の字、上下の極印は見えがたし。
 鳥目金重さ一匁一分と云ひて通用す。極印なし形図の如し。  極 極
 極
  印 印
六角極印小判重さ四匁。形圖の如し。
上の六角打ちに桐あり。下の六角の内に菊あり。裏極印なし。
 甲州金、甲州略記に載すれども、其後此説を聞くゆへ、これらを記す。その三金いまだ見ず。
2009/5/14(木) 午後 5:44
... 国志は昆陽のあげた竹流し金、鳥目金六角極印の甲州金は、現物をみずにして本州の金とする、明確もなかるべしと突放し、「松木源十郎ノ出セル書ニ灰吹碁石金 ... 黄金は黄金、小判は小判と記されるべきで、駿河の大宮神馬奉納の記に「黄金壱分」と見えることを ...
2009/4/11(土) 午後 2:45
... 中の極印は極の字、上下の極印は見えがたし。  鳥目金重さ一匁一分と云ひて通用す。極印なし形図の如し。(略) 六角極印小判重さ四匁。形圖の如し。 上の六角打ちに桐あり。下の六角の内に菊あり。裏極印なし。  甲州金、甲州略記に載すれども ...
2007/8/15(水) 午前 6:03
... 中の極印は極の字、上下の極印は見えがたし。  鳥目金重さ一匁一分と云ひて通用す。極印なし形図の如し。  極 極  極   印 印 六角極印小判重さ四匁。形圖の如し。 上の六角打ちに桐あり。下の六角の内に菊あり。裏極印なし。 ...

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